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( ^ω^)ブーンがFHの世界に引きずり込まれたようです

ここはどこか。


真っ暗な部屋でパソコンが数台、不気味に光っていた。
その光は一人の男だけをずっと照らしていた。

「毎日毎日同じことの繰り返し…つまらない」

男はため息まじりでつぶやいた。

「…いいこと思いついた」

また一人でつぶやくと男はゆっくりと何かを打ちはじめた。





ここは日本。季節は春の半ばごろ。

春といえば、大抵の人が青い空に桜が舞っている光景を思い浮かべるだろうが
今日は灰色の空に雨が舞っている。

そんな中、薄暗い部屋で一人の男がパソコンに向かっていた。

( ^ω^)「毎日毎日同じことの繰り返し…つまらんお」

彼のなまえはブーン(17)不登校ということを除けば普通の高校生だ。

特徴を一つ挙げるなら足が速い。

( ^ω^)「それにしても、うーん。今日は絶好の不登校日和だお。お、このスレ…」

普通の学生なら学校へいっている時間だが
不登校ということだけあって昼間っからVIPでエロそうなスレをあさっていた。

( ^ω^)「ふひひwwzipでくれっと」

リズムに乗りながらキーボードを打つブーン。
そしてうpされるごとに愛用のYシャツを整え、鑑賞。

そんなことを何回か繰り返していると、あるスレに出会った。


6: 暇人ちょっとこい (1)


( ^ω^)「まーたクソスレかお。華麗にスルーでおk」

( ^ω^)「いや…今日の俺は機嫌がいいし2ゲットくらいはしてやるかおww」

スレタイをクリックするブーン。

( ^ω^)「うんうん、うーん?」

さっさと2ゲットして閉じようと思っていたブーンだったが、珍妙な文章に目を奪われた。


ようこそ、君は選ばれた

URLをクリックすれば夢の国

魔法使いもいれば忍者もいる

君に一本の剣を授けよう

( ^ω^)「なんという文章…このURLはまちがいなくブラクラかグロ」

( ^ω^)「でもなんだろう…なぜかすごい気になるお。いつもならこんな基地外文章スルーなのに」

なぜか異常に文章が気になったブーンはゆっくりとURLにカーソルを合わせた。

10秒ほど沈黙したあとにブーンは口を開いた。

(;^ω^)「いやいやクールになれブーン。ブラクラならまだしもグロ画像に当たったりなんかしたらせっかく育てた息子がうんたらかんたら」

(^ω^)「ニャンお!」

(;^ω^)「ひぎぃ!!!!111!!!1!!」

カチ

(;^ω^)「なんだマイキャッツかお…びっくりさせやがって、ん? んん!?」

視界の端で画面の異変にきづく。するとものすごい勢いでブーンは画面に顔を近づけた。

さっきまでみていたスレの面影は微塵も無く、なにかが回っていた…いや渦巻いていた。

(;^ω^)「ちょwwこれなにwww猫てめぇwwwウイルスかwwwwウィルスだおwww」

混乱したブーンは、パソコンの知識があまりないためか謎の渦巻きをとりあえずウィルス扱いした。

(^ω^)「ニャウお」

(;^ω^)「にゃうお、じゃねーお! どうしお、どうしおってあれ?」

突然画面が光を放ちブーンをすごい力で吸い込もうとした。

(;^ω^)「ちょwwwやばいやばいやばい。右手がもうwやばいww」

驚くことに、ブーンの右手は水の中にでも入るかのようにすんなりと画面に吸い込まれていた。
残った左手で必死にそばにあった鉄アレイにしがみつく。

(;^ω^)「こwwれwwはww夢wwwかwwやばいwwwもうww腕wwちぎれるwww」

ブーンはよこで呑気に眺めているマイキャッツに気が付く。

(;^ω^)「早く助けるお猫! 助けた暁にはキャットフード大盛…」

(^ω^)「ニャウおっお!」

ブーンのマイキャッツはかわいい声で泣くと
鉄アレイに必死にしがみつくブーンの手に目を向け、ゆっくり近づいた。

(^ω^)「にゃお」

ガブッ

(;^ω^)「!!!!!!!!」

何を命令されてるのかわからなかった猫はとりあえずご主人の手を噛んだ。
痛みに耐え切れず鉄アレイから手を放すと、諦めたように体を光にまかせた。

そして頭から豪快に渦の中へ突っ込んだ。

(^ω^)「にゃおんお」



渦の中は不思議な空間だった。
なにかが光っていたり、闇が渦巻いていたり、変な音がしたり。

普通の日常なら決して見ることの出来ない光景。
しかしブーンにはそんな物を見ている暇は無かった。
なぜならブーンは落ちていたからだ。

(;^ω^)「ちょwwwwこれwwこの感覚ww落ちてる! ぜったいこれおちてるるおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお」

奇声を発しながら10秒ほど落ち続ける。

するとブーンの目に赤い壁のような物が映った。

(;^ω^)「壁! たすかっ…らねーよwwww死ぬ! 死ぬ!こんなことなら一発抜いておけb…」

そう言いかけたところでブーンの意識は消えた。



         ●[登録]ブーンが無所属国に入国しました。


「来た…」

暗い部屋で、男が一人微笑んだ


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最終更新:2008年02月02日 19:29
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