大さんわ
ブーンは思った。
これもまた夢ではないか、と。
しかし、そうでないことはすぐにわかった。
確かに目の前に存在するモンスター
震える体
頬を伝う汗
空気の感触
森の匂い
一つ一つが夢でないことを証明していた。
( ゜ω゜)「あ……ああ…」
ズン、ズン。
モンスターは大きな足音を立てながらゆっくりとブーンにちかずく。
川 ゚ -゚) 「おい! なにぼーっとしてる! 戦えないなら逃げろ!」
足が動かない、逃げられない。
いや、混乱でブーンは逃げるなんてことも忘れていた。
モンスターとの距離は3メートルほどになった。
ブーンはただ目の前にいるモンスターを凝視することしか出来なかった。
モンスターとの距離が1メートルまで来た所でモンスターは止まった。
そして持っていた薄汚れた大剣を構えた。
ブーンは完全に放心していた。
川;゚ -゚) 「く、仕方が無い」
そういうと女は着ている黒い服のポケットから一枚の紙、いや符を取り出した。
そしてぶつぶつと呪文のようなものを唱え始めた。
川 ゚ -゚) 「………ライトニング!」
呪文を言い終えるとモンスターの頭上に魔法陣のようなものが現れた。
現れたと同時に魔法陣からバリッと音を立て電撃のようなものが放たれた。
見事モンスターに命中する。モンスターが少し怯む。
しかしモンスターは何事も無かったかのように剣を構え直した。
川;゚ -゚) 「やはりこの程度じゃ効かないか…! おい君、逃げろ!なにやってる」
ブーンの耳には届かなかった。
そしてモンスターはブーンの頭めがけて剣を突き刺した。
川;゚ -゚) 「君!」
剣はガッと音を立てブーンの頭ではなく後ろにあった木に刺さった。
ブーンはちょうどいいタイミングで腰を抜かした為、助かったのだ。
( ゜ω゜)「ぬるぽ…」
やはりブーンまだ放心している。
モンスターは剣を抜くと、今度は剣を振り下ろす姿勢にはいった。
ブーンを真っ二つにする気だろう。
(;゜ω゜)「はーはー」
ブーンは息を荒くしながら、ただただ振り下ろされようとしている剣を見つめていた。
川 ゚ -゚) 「おい、聞こえてないのか! 逃げろと言っているんだ! こいつは動きは早くないからお前でも逃げられるはずだ」
声は届かない。
もうさっきの電撃も間に合わないと思った女はまたポケットを探った。
川;゚ -゚) 「これは使いたくなかったが…ええい、仕方が無い!」
女はポケットから今度は黒い紐のような物を取り出すと
それをモンスターとブーンの間に投げつけた。
同時にモンスターも剣を振り下ろした。
川;゚ -゚) 「…闇の導火線!」
剣がちょうどブーンの体に触れようとしたところで紐が怪しく光りだした。
その光は見事にモンスターの剣をはじき返した。
川 ゚ -゚) 「よし!」
剣が弾かれたことでモンスターは少し怯んだ。
その隙に女は放心しているブーンを拾いすばやくその場を後にした。
タタタタタタッ
川 ゚ -゚) 「おい! しっかりしろ! 君!」
女はブーンを担ぎながら走っていた。
走っている間も必死にブーンに話かけていたが、ブーンは口を開かなかった。
段々いらいらしてきた女は軽くブーンの頬をパンと引っ叩く。
(;^ω^)「ムヒッ!」
ブーンは我に帰った。
川 ゚ -゚) 「目が覚めたかまったく。」
(;^ω^)「…あの怪物は! あれ…? 俺はなんでrtyぐh」
ブーンはまた混乱している。
女ももうそれには慣れていた。
川 ゚ -゚) 「ちょっと黙ってろ。今その怪物から逃げてる所だ」
( ^ω^)「!」
ブーンは安心した、と同時に一つの疑問が生まれた。
(;^ω^)「に、逃げたって…僕は何してたんですか?」
川 ゚ -゚) 「ぼーっとしてたよ、何回よんでも返事しないし。それを私が拾い上げてきた」
(;^ω^)「ん…」
ブーンは顔を赤くした。
ありがとう、といおうと思ったがなんて返されるのか不安になったのでやめた。
川 ゚ -゚) 「まったく! 貴重なアクセも使ってしまったし。その剣は飾りか!」
(;^ω^)「け、剣?ってなんのこと」
気になる言葉もいくつか出てきたが、一番に注目すべきは"剣"だった。
女は怒鳴り口調で答える。
川 ゚ -゚) 「その腰に下げてる剣だよ! なんだまだ混乱してるのか!?」
( ^ω^)「剣…!」
ブーンはとりあえず己の腰を見た。
そこにはあった、確かに剣のような物が。
(;^ω^)「これは…! なんだおこれ! いつから付いてたんだお」
耳元で騒がれた女はまた怒鳴った。
川;゚ -゚) 「いったいなんなんだお前は!こっちもわけがわからん!」
川;゚ -゚) 「いや…、そういえばお前記憶喪失だったっけ。怒鳴ってすまなかった」
ブーンは聞いていなかった。
聞こえていなかったわけではない。
別のことを考えていた。
君に一本の剣を授けよう
あの奇妙なスレに書いてあった言葉だった。
(;^ω^)(この剣まさか…あの文章の)
川 ゚ -゚) 「おい、聞いているのか。すまなかっ…」
( ^ω^)「すいません、ちょっと止まってもらえますか」
川 ゚ -゚) 「何を言っている! 死ぬ気か! もう少し走ったら安全な所に付くから安心しろ。
あの怪物は一度見た相手を死ぬまで追い続けるからな、私が始末してくる」
( ^ω^)「お願いします、止まってください」
ブーンは冷静だった。
さっきとの変わりようにすこし圧倒された女は思わず足を止めた。
そしてブーンを降ろした。
ブーンは腰に下げてる剣を無表情で引き抜いた。
川;゚ -゚)「一体何を考えている。おまえは…」
女がそう言い掛けた瞬間、剣が輝いた。
川;゚ -゚)「なっ!?」
ブーンは輝く剣をもちながら無表情で立ち尽くしていた。
よくみるとその輝きはブーンの足の方へ集中していった。
川;゚ -゚)(これは…神風!? いや、双龍聖剣でもなければ疾風の刀でもないし…一体」
そしてブーンは自信に満ち溢れた表情で言った。
(^ω^)
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⊂ ) ノ\つ 「ちょっくらモンスター倒してくるお」
(_⌒ヽ
ヽ ヘ }
ε≡Ξ ノノ `J
最終更新:2008年02月02日 19:31