ダイゴわ
ブーンは宙に浮いていた。
2m50cmほどか。
そして今、木に激突しようとしている。
完璧に計算外だった。
いや油断していたのだ。
そして酔っていたのかもしれない
手に入れた"力"に。
最後の一撃を決めようとしたときに
突如相手の手に現れた未知の"力"
なにかがあることは分かっていた。
なにかないはずがない。
それでも止まらなかった。
自分が上だと確信していた。
やはり酔っていたのだ。
大抵漫画とかでも新しい力を手に入れ
調子に乗ってるやつは死亡フラグであぼーん
ブーンはそう思ってなるべく慎重に事を運んできたつもりだった。
甘かった。
未知の"力"と"怪物"との出会いによる興奮。
それと同時に来る恐怖感。
この二つを前にして慎重に事を運ぶなど無理だったのだ。
ブーンは体から力を抜く。
( ^ω^)(おぉ―…いますっごいかっこ悪いな漏れ)
他から見れば
放心してるところを女に助けてもらったあげく
変な力に酔いしれ勢いよく向かっていったがあっけなく殺された馬鹿なガキ。
( ^ω^)(普通に抜いて、普通に食べて(性的なry)普通にくらして死にたかったけど。それすらも高望みだったのかお)
( ^ω^)(おぉ父さん母さん今まで育ててくれてありがとおっお…そして…)
あの女の顔が浮かんだ。
なぜか体に力が入る。
( ^ω^)(…! やっぱりもうちょっと頑張ってみようかな)
(;^ω^)(でももう体の左側があぼーん…)
さっきの攻撃で左腕付近を思いっきり、
ぶっ飛ぶほどブーン殴られたので、痛みこそきてないが左はもう動かない。
( ^ω^)(でも…)
足と右腕は動く。
剣も、左腕もないが、たしかに足と右腕は動く。
怪物をみると、安心したのかブーンの剣を放し、手はもう光っていなかった。
( ^ω^)(チャンス?いや…)
しかし足と右手だけで倒せるだろうか。
やはり自信がなくなってきたブーン。
まもなく木に激突する。
(;^ω^)(やめた…そういうのは後から考える…)
(;^ω^)「お!!!11!!!」
激突するところで、ブーンは足を回し見事に木に着地する。
衝撃で膝が曲がる。
そしてその曲がった膝をバネにして
(;^ω^)「飛ぶううううううううんんんn!!!1!」
剣の力はないが、ブーンはもともと足腰が強かった。
首なし騎士も相変わらずどこで反応したのかその声に気付き
さっき吹っ飛ばしたブーンの方を向く。
しかし向いたときにはもう遅かった。
騎士の胸に衝撃が走る。
ブーンは騎士の胸に見事とび蹴りを食らわせた。
その衝撃で騎士は後ろに倒れる。
そしてブーンは着地する。
色んな痛みで少しよろける。
(;^ω^)「…! よ…し!」
倒せるとまでは思っていなかったので少し驚くブーン。
誤算だったが、嬉しい誤算だ。
(;^ω^)「この期は…のがさ…ない!」
ブーンはよろよろと自分の剣を拾い、騎士に近寄る。
騎士はまだ起きない。
そして全ての力を振り絞り
(;^ω^)「おおおおおおぉぉぉっぉおおおおお!」
騎士の腹に剣を刺し込む。
深く、深く刺し込む。
血は出ない。怪物だからかなのか。
ブーンは刺した剣を握ったままその場に倒れむ。
これで死ななかったら今度こそ諦めよう。
そう思った。
(;^ω^)(――――…)
ブーンの顔は汗でぐしゃぐしゃだったが、とてもさわやかだった。
川;゚ -゚)「いたぞ! 倒れてる」
( ^д^)「ほうほうそれはよかったな」
川;゚ -゚)「デュラハンは…いない!? まさかこいつが倒したのか」
( ^д^)「まぁ、言ってもデュラハンよ? 普通に倒したんじゃね」
川#゚ -゚) 「おまえは黙ってろ!」
(;^д^)「ちょwwww俺連れてきたのお前wwwwっうぇwww」
川 ゚ -゚)「忘れた。とにかくこいつをロザリアまで運ぶ。おんぶしてやれ」
( ^д^)「ほうほう、こいつをおんぶした俺を梅しそちゃんがおんぶしてくれるわけだな?」
しねぇぇぇぇえええ _ _ .' , ..
_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ;^д)
川 -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |正直スマンかった
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
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ブーンは目を覚ます。
地面が揺れ、動いてる?いや自分が進んでいるのか。
(;^ω^)「こ…こは…、モンスターは!」
(;^д^)「うっせ! 耳元で叫ぶな1」
(;^ω^)「あうあう」
見知らぬ男におんぶされていた。
立派な剣、立派な鎧。どっからどうみても剣士ですといわんばかりの格好。
それが誰なのか気になったが、体中を走る痛みのせいで聞く気になれなかった。
ただ礼だけは言おうと思った。
(;^ω^)「あの…ありがとうございます」
( ^д^)「うp」
( ^ω^)「…!」
第一印象は最悪だな、ブーンは思った。
川 ゚ -゚)「またばかなことを…目が覚めたな」
女もいた。
ブーンは安心した。
(;^ω^)「あの…モンスターは?」
ブーンは恐る恐る尋ねてみた。
すると女は笑顔で答えた。
川 ゚ -゚) 「倒したみたいだよ。どうやら君が」
( ^ω^)「!」
(;^д^)「デュラハンくらい倒せないでどうする」
川#゚ -゚)「だ、まってろ!」
ブーンは大きなため息をついて安心した。
もしさっきの戦いでモンスターに止めをさせず、
やられそうになったところをこの二人に助けてもらう。
何てことになっていたらあまりに惨めだったからだ
川 ゚ -゚)「それとあんまり喋らない方がいいぞ。街までもう少しだからもう少しガンガレ」
(;^ω^)「はい」
川 ゚ -゚)「喋るな」
(;^ω^)(はい)
( ^д^)「ところで梅しそ。おまえ森に何しに来たんだ?そんな軽装備で」
川 ゚ -゚) 「ちょっと薬草を取りに、な。でっていうお前は?」
( ^ω^)(女の人の方が梅しそで…野郎はでっていうwwww)
ブーンはようやく二人の名前を知ることが出来た。
(;^д^)「そりゃまぁ狩りでしょうよ。てか薬草が取れるのは平野か沼地だぞwww」
梅しそは顔を赤らめた。
川*゚ -゚)「そ、そうだったけ/////」
(*^д^)「……」
(*^ω^)「……」
⊃
ブーンは不覚にも萌えた
最終更新:2008年02月02日 19:35