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( ^ω^)がFHの世界に飛び込むようです 魔王編 第一話

───険しい、道を進んでいた。いや、もうそれは道ですらないのかもしれない。
あたりは一面の荒野。晴天の中降り注ぐ太陽と吹きすさぶ砂嵐以外には何一つ見当たらない。
未踏の地を踏みしめていく作業。それは、真理を追い求める研究者に似ていた。

この世界にはまだまだ未知のものがある。
今、青年───、VIPが解き明かそうと目指している場所など最たるもの。
誰も立ち入ったことのない、ゼロエリアだ。
元来この世界においての地図は区画で分けられている。
緯線にあたる縦線が7つ、経線にあたる横線も7つ。
その線で囲まれたエリアを3-1、5-3、などという感じで表す。
その区画は大きなもので、一つの都市がすっぽり入るほどだ。
が、この区画の中で一つだけ人が立ち入らないエリアがある。
座標0-0の場所、ゼロエリア。
曰く、そこには望むものがあると。
曰く、そこには地獄の苦しみがあると。
曰く───、そこには、無があると。
そして、ここには古来から伝わる魔術が未だ根付いている。無間地獄や、幻術にはまったり、という噂が最近あったほどだ。

(;`・ω・´)「フゥ・・・空気が、薄いな。喉も乾いた・・・意識せぬ間に高いところに来たのか?」

思えばずっと上り坂だったかもしれない。山を登ってたのに気付かなかったのか・・・?
VIPは担いだバックパックから水の入った水筒を取り出す。
だが。

(`・ω・´)「水、なくなってたか・・・」

水筒からは二、三滴しか水は出てこなかった。

(;`・ω・´)「や・・ば。かなり道歩いたから水なしで引き返せる気がしないぞ。」

どうすれば、とVIPは呟く。そうしてる間にも真上から降り注ぐ太陽の熱はVIPの体力を奪っていっている。
救いを求めて周りを見回す。
と。

(`・ω・´)「あれ・・・水かァ・・・?」

遠くのほうで、光が反射して、何やらキラキラと光っている。

(`・ω・´)「近付く・・・以外の選択肢ねーよな・・・」

VIPはバックパックを担ぎなおし、歩き出した。

………それの発見が大罪になるとも知らずに。



( ^ω^)がFHの世界に飛び込むようです 魔王編

第一話 From Underground



それは近付くたびに確信に変わっていった。
歴史的発見。
キラキラと輝くものは事実河川だった。
その河川は、滝のように・・・地下、に流れ込んでいる。
誰かが地面をえぐりとったように大きな穴がそこにはあいていた。
まるでブラックホール。引きずり込まれるように川が流れ込んでいる。
見渡す限りの荒野に一つ、大きな暗闇が口を開けて横たわっていた。

(;`・ω・´)「こ・・・れは・・・」

この発見にVIPの鼓動は速くなりつつあった。
だがVIP自身は、まるで誰も解けなかった数式が解けた数学者のように、目の前の事実がにわかには信じられない。
穴を覗き込んでみるが、そんなに深くない。だが、まだこの穴には川の方向にさらに奥がある。
地上からの滝は穴に流れ込んで穴の奥に流れ込んでいっている。奥に行けることは明白だ。
VIPは穴の周りを歩いてみた。見た限りではこの穴はなかなかの大きさだ。
ざっとはしからはしまで100mくらいの円だろうか。川が流れ込んで来ている方向に伸びているだ円形だ。
歩いて、川と自分が穴を挟んで向かい合える点まで来てみた。
そこには、使われるのを忘れられたように穴へ続く階段がたたずんでいた。
土を削って作った、人工的な階段。
間違いない。確定的だ。

(;`・ω・´)「ここには───人間が、いた」

そう。そうじゃないとこの階段の説明ができない。
そしてこの階段の意味。それは───、ここに来る、用事が周辺住民にあったこと。
それとも、ここが住居だったか。

(;`・ω・´)「奥に水が流れ込んでいるなら、住居があった可能性はあるな・・・」

そう独り言を言いながら階段を下る。
そのまま、VIPは穴の奥へと足を踏み入れていった。





上から落ちて来る水滴の音と水の流れる音だけを聞きながらVIPは歩いていた。そしてこの穴のナゾについて考えていた。
一つ目に、こんなところに川があるはずがない。
冷静に考えればやっぱりそうだ。ここは植物も何もない荒野だ。
乾燥帯であり、ほとんど雨も降ることもない。川があることは少なくとも自然ではありえない。
では何故川があるのか?それは誰かがここから地上にポンプか何かで川を人為的に作ってるとしか思えない。
おそらくもうすぐ大きな湖かなにかがこの地下にひらけるんじゃないだろうか。そうでもないと説明がつかない。
もしなければ本当にこれは大発見だろう。タネは十中八九魔法の類になるだろうし、新しい魔法の系統が出て来るかもしれない。
しかし、どちらにしろ何の為に地上に水を流すのか?
・・・・正直、皆目見当もつかない。
そう考えていると本当に湖を見つけた。
暗がりの洞窟のなか。絶えず動く水が落ち着く場所。怪しげに光る水の鏡。
自らの仮説が正しければ───、ここにポンプか魔術式かどちらかがあって、地上に水をくみあげているはずだ。
仕方なしに魔力を使ってライトニングで周りを照らすことにした。魔力は尽きかけなので長くは使えないが。

(`・ω・´)「ライトニング系でも下級のもの使うか・・・」

軽く周りを照らす。
と。

(;`・ω・´)「これ・・・は・・。」

不思議な紋様。ルーンとも文字ともとれないような見たこともない文字列。おそらくだが神を表したような像。
そして、くすんでいてもなお分かる、壁一面の金色。
ドクン。
間違いない───。世紀に残る発見───。
ドクン。ドクン。
もっと───、万全の状態でここに来たい。真に迫ろうとするなら───。
ドクン。ドクン。ドクン。
もう一度、出直すべきだ。
高鳴る鼓動を抑えて、VIPは来た道を引き返しだした。
・・また来ると誓いながら。




(=゜ω゜)「ロードローラーだッ!!」

( ^ω^)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

(=゜ω゜)「もう間に合わないぞッ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!WWWWREEYYYYYYYY!!!!!溺死しろ!!」

( ^ω^)「一秒だk
(中略されました。続きはジョジョ三部を見てください)



(=゜ω゜)「うはwwww温泉おもすれwww」

(;^ω^)「あんな風呂で大暴れして良かったのかお・・・」

ブーンとアーチャーは浴衣になって出て来た。


(=゜ω゜)「なぁブーン、別にこの店のお土産を全部買っても構わんのだろう?」

(;^ω^)「ダメに決まってるお!つーかテンションタカスクリニックwwwwwうぇっwwwwwww」

ここは何故か温泉旅館。
理由は、先の天下一での賞品である。

(=゜ω゜)「よしブーン、卓球しようぜ!」

アーチャーの腕にはすでに卓球のラケットが。

( ^ω^)「おまwww投影禁止wwww」

(=゜ω゜)「ついて────来れるか」

(#^ω^)「てめぇのほうこそついてこいお!」

ブーンとアーチャーは浴衣で旅館の卓球場へと歩いていった。




( ^ω^)「みwなwぎwっwてwきwたwwwwうはwww」

(=゜ω゜)「高級旅館はやっぱ・・・いろいろと違うなwwwwフヒヒwww」

旅館から出てきつつそう言うアーチャーとブーン。

(=゜ω゜)「さて、一発やったし・・・飲み直さね?」

( ^ω^)「おっおっおっwwwいいおwwww」

ブーン達は夜の街に溶け込んでいった。




酒場に入るブーンとアーチャー。だが、入った瞬間そこに漂う異状なふいんき(なぜか変k)に威圧される。
酒場の全員──いや、一人は黙々と酒を飲んでいる──の目は自分達を見ている。
その中に見知った顔もいた。
VIPに、みかんだ。
酒を飲んでいるの人物は───自分が見間違うわけない人だ。
偶然にも、その人の横の席が三つ空いていたので、ブーン達は座らせてもらうことにした。

( ^ω^)「こんばんはですお名無しさん。何か・・・あったんですかお?」

酒場のピリピリした空気の中で普段通りに酒をたしなむ名無しはブーン達に別段驚くこともなく答えた。

(´・ω・`)「なにかVIPが騒いでてね・・・うさん臭い話なんだが」

そういえばVIPだけ、カウンターではないテーブル席の横で立ち上がっている。

(=゜ω゜)「VIP、聞かせろ」

(`・ω・´)「ああ、いいぜ。」

それからVIPは、先日妙な遺跡らしきものをゼロエリアあたりに発見したこと、探索は一人ではキツいので来てくれないか、ということを話した。

(=゜ω゜)「ほぉー・・・確かに、うさん臭ぇな・・・」

( ^ω^)「見つかった財宝でもくれれば行ってやらんこともないお!」

(=゜ω゜)「いや、やめておこう、ブーン。」

アーチャーが制止をかける。

(;^ω^)「へ?なんでだお?」

(=゜ω゜)「ここいら周辺はよくそんな遺跡とか財宝まがいのものがよくあるんだ。財宝の洞窟とか、修行者の塔とか、死者の宮殿とか、神秘の湖とか。
湖は発見したやつが上流に行ったら滝があって、その滝に住み着いていた飛竜と闘えた、という熱いお話があるがな・・・どれもちゃんとした財宝の発見例がまるでない。
今回も多分そんなものだ。しかもゼロエリア。遠すぎてしんどいわ」

(´・ω・`)「同意だね。まぁ物好きをあたることだ。」

(;^ω^)「なるほどお・・・やめておくお・・・」

VIPはそれを聞いて思案顔になったのち、わかった、と言ってブーン達のもとを離れた。
そしてみかんの席へ行く。
VIPはそこで5分ほど話をして、握手をして、そのまま酒場を去った。
ジェスチャーだけ見れば商談成立だ。

(´・ω・`)「魔王・・・か」

名無しが一人呟く。

( ^ω^)「魔王?何それ?食えるの?」

(=゜ω゜)「俺も知らんな。なんだそれは?」

(´・ω・`)「零の刻より魔王地の底より蘇る。時を逆行する流れは破壊され、魔王に皇帝がひれ伏す時、世界の破滅が訪れるだろう・・・
という昔話があるんだ。
まぁだいたい2000年も前の話だったはず。そんなわけないよな・・・」

(=゜ω゜)「よく分からんな・・・そんなことよりさぁ、この前・・・」

とりとめのない会話が始まる。
ブーン達の話は深夜にまで及んだ。






そして五日後。
晴天の下に、五人の冒険者が集まった。

(`・ω・´)「さぁ、準備はいいか?水おk?食料おk?」

リーダー、VIP。

( ´∀`)「大丈夫ですよ。」

みかん。

ミ,,゜Д゜彡「(建国の資金集めも大変だぜ・・・)」

夢ムラ。

( ゜Д゜)「まったく・・・」

TODOROKI。

(^o^)「お宝の予感・・・!」

忘れかけられだがヒカリ。

五人は歩み出した。
血塗られた惨劇が起こるとも知らずに。






魔王編 一話 完

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最終更新:2008年02月29日 13:30
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