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( ^ω^)ブーンがFHの世界に引きずり込まれたようです 20

第二十話


朝、目が覚めると目の前にはいつもの天井。
そして外からはいつもの声。

ξ*゚⊿゚)ξ「ほら、ブーン! 今日は学校行くわよ」

(;^ω^)「きょ、今日はニート達の日曜日だお」

ξ*゚⊿゚)ξ「クラナド燃やすわよ…」

(;^ω^)「アッー! それは僕の人生…」

いつものように不登校の僕を学校へ連れ出そうとする少女。
学校指定の制服に身を包み、長い金髪のツインテールを風に靡かせる、
彼女の名はツン。僕の幼馴染だ。

彼女は幼馴染ということで昔から僕に何かと世話を焼いてくる。
時にはお節介に感じたり、時には助けられることもある。
それは高校生になった今でも変わらない。

そんな彼女のことは嫌いではない。
といっても別に恋愛感情を抱いているわけでもない。
言ってみれば”家族”と言う感覚に近いのかもしれない。

(;^ω^)「アッアッアッーー!! わ、わかったお! 今そっち行くから」

他人の人生を燃やそうとは。なんて女だ。
仕方なく速攻できがえと朝食を済まし、家を出る。

(;^ω^)「すいません! 遅れますたぁぁああ!!」

川 ゚ -゚)「うむ、遅いぞ。 まぁいい、では特訓開始だ!」

( ^ω^)「ふぅ…」

彼女は梅しそ。
僕がこっちに来たときに初めてであった人物。

いや、ちょっとまて?おかしいだろう――

( ^ω^)「ハッ!」

夢…か。
奇妙なだけど、暖かい夢だった。
夢から現実に戻される時ってのは凄く萎える。
なんというか自分がとても惨めに思えてくるのだ。

って、そんなことより――

(;^ω^)「さみいいいいいいい!!!!」

辺りは一面の雪景色。
獣のような音と共に吹雪が吹き荒れ、おまけに夜なので真っ暗で辺りがよく見えない。

ここはどこだ?なぜ僕はこんな雪原に居る?
いや、答えは明確だ。あの砂時計に引きずり込まれたのだろう。
こういう類の出来事には慣れたのか、何とか冷静さは保っている。
とにかくここに居てはだめだ。
どこか、どこかに光はないのか?
僕は積もりに積もった雪を足で押しのけ、一歩一歩足を勧める。

(;^ω^)「あれは…!」

歩き出して少し経ったころ、ようやく光が見えてきた。
光の正体はわからないが、僕はその光を目的地に決定する。

光の近くまで来ると、ようやくその正体がわかった。
小屋だ。木造の小さな小屋がひとつ建っていた。
僕は小屋の扉へとつづく階段をヨロヨロと上り
ノックもせずに扉を開けた。


((^▽^))「コンニチハ、ブーン君」

( ^ω^)「!」

扉を開けると、知ってる顔が僕を待ち構えていた。
僕は驚きと同時にとっさに剣を引き抜く。
それは、僕がこいつを”敵”として認識しているからだ。

((^▽^))「まぁそう殺気立たないで」

有為がそう言うと、僕の体を紙、恐らく札のようなものが包み、縛る。
身動きは一切出来ない。持っていた剣もガシャンと音を立て床に落ちた。

((^▽^))「僕は君に危害を加えるつもりは無い。ただ、君に話があるだけ」

(;^ω^)「話って…なにお」

((^▽^))「そうだねぇ、まずは僕の紹介。僕の名前は有為。で、ここ”暗闇の雪原”の”管理”」

( ^ω^)「有為…管理…暗闇…?」

((^▽^))「何度か君の夢にお邪魔させてもらったね。ああ、管理っていうのはまぁ、神とでも思ってもらえばいいよ」

( ^ω^)「そうだお! 僕の夢に何度も出てきて! 何のつもりだお!?」

((^▽^))「今は言えない」

( ^ω^)「ちょ…」


その後も話はしばらく続いた。

僕は他人の話を長時間聞くのは得意な方ではない。
そんなわけで要所要所抜けているところもあるが重要な所は覚えている…と思う。
少なくとも、自分が知りたかったことの80%くらい聞けたのでおk。
残り20%を埋める部分は、”言えない”そうだ。

分かったことまとめ。
ここは日本ともFHとも違う世界”暗闇の雪原。
FHと、”闇の砂時計”、というアイテムで繋がっているらしい。
アイテムを作ったのは有為だが、僕をこの世界に引きずり込んだのは有為ではないらしい。

ちなみにここは不思議なことに、名前の通り一日中夜…というより闇に包まれてるんだとか。
で、あの仮面のおっさん、有為はここの管理、神様でおk。この世界にたった一人で住んでいるらしい。
仕事は特になし。毎日パソコン、主にニコニコかエロゲに勤しんでいるオナニート。
そんなオナニートがどうして僕の夢の中に遊びに来ていたのかは言えない。
が、どうやら”ある人”に頼まれたらしい。

ここからは結構重要。
その”ある人”がどうやら僕をFHに引きずり込んだ張本人なのだ。
”ある人”の名前は勿論秘密。で引きずり込んだ理由も秘密。

有為は言った。

((^▽^))「その”ある人”は君に3つの”力”を授けた」

3つの力。

1つ目は多分、いや確実に”謎の剣”の事だろう。

だがどうしても2つ目と3つ目がわからない。
僕は有為に尋ねてみた。
すると有為は言った。

((^▽^))「二つ目は”FT”と言う、人の成長力を急激に高める力だ。
君、こっちに来てから自分でも不思議なくらい成長しているだろう? FTのおかげだよ」

なるほど、と僕は思った。
やはり此方に来てからのぼくの成長は普通ではなかった。
そういえば異常にスタミナも付いてきているし、なにかと上達も早い。
しかし、そうなるとますますその”ある人”の目的が見えてこない。
無理やりぼくをこっちに引きずり込んで、力を与えて、育成ゲームのつもりだろうか。

( ^ω^)「さて、ところでFHに帰るにはどうすればいいんだお?」

そうだ、僕はこんな所でダラダラしている時間はない。
こうしている間にも、皆がそれぞれの目的に向かって歩んでる。

って、あれ。
じゃあ、僕は今何に向かっているんだ?

ショタ国を守る事?違うだろう。

ぬこ姫ksk達と共に論破を潰す事?これも違う。

( ^ω^)「だとしたら…」

((^▽^))「ああ、もう帰るのかい? 言っておくけど、FHとここは次元が違うからこっちに何時間居てもあっちには何の影響もないよ。
君、ブーン君。こっち来るときに周りに人いた?」

( ^ω^)「え、ああ。居たお」

((^▽^))「その人たちからも君がどこかに行ったとは認識されない。こっちでの出来事は、FHでは一瞬だからね。」

(;^ω^)「精神と時の部屋…みたいな?」

((^▽^))「ちょっと違う。こっちに何億年居ようが、FHではそれが一瞬なんだ。
って言ってもこっちに居ることができるのは”3週間のみ”だけど。それでも帰りたいならいつでも言ってくれ」

なるほど、そうと分かれば選択肢は一つだ。

( ^ω^)「…もう少しここにいたいお」

僕が今とった行動は”逃げ”だろう。

でも僕が今走っている逃げ道は、許された逃げ道。神が配慮してくれたモノ。
そんな道だったら、思いっきり突っ走ってもいいですよね?













それから20日後。

((^▽^))「そろそろ君は帰ったほうが良いな」

(;^ω^)「えっ…」

有為とはすっかり意気投合し、毎日この人の小屋でお世話になっていた。
勿論、だらだらと三週間過ごしていたわけではない。
有為の指導の下、ちゃんと特訓もしていた。

訓練の際は、”飛龍の滝”という場所に移動する事になる。
有為曰く、ここは修行にうってつけの場所だとか。
実際にその事については本当で、僕は前とは比べ物にならないほど成長した。
どういう点でうってつけなのかというと、まずそこにはドッペルゲンガーというモノが居る。
この生物は不思議な生き物で、名前の通り自分とまったく同じ姿、能力を持っていて、
もちろん自分が強くなればドッペルゲンガーも強くなる。
これと戦う事によって、自分の弱点、短所を確認できとても良い訓練になるのだ。
さらにここは地形が厳しく、さまざまな状況での模擬訓練もできる。

さて、力は手に入れた。
しかし僕はこの力を何に使えばいいんだろう?

今更ショタ国に戻ろうなんてことは出来ないだろうし、
ぬこ姫たちも必要とはしてくれなさそうだ。

修行の合間にそんな事ばかり考えていたが、結局答えが出ぬまま現在に至る。

((^▽^))「もうすぐ3週間経ってしまう。時間を一分でも過ぎると君は一生この世界から出られなくなってしまうんだ」

(;^ω^)「やっぱり精神と時の部屋だお」

((^▽^))「まぁそんなわけだから、今日中に戻ろうか、いいね?」

( ^ω^)「おkだお」

((^▽^))「僕はFHに通じるゲートを調整してくるちょっとここで待っていてくれ」

有為は小屋を出て行った。

さて暇だ。
有為くるまで何をしていようか。
と、丁度いい具合にパソコンが起動している。

( ^ω^)「うはwwwアリスたんは僕の妹wwww東方厨でサーセンwwwちょwwwみょんも妹だおwwそういじけるなおwww」

ああ、やはり2次の世界は落ち着く。
本能が求めるのか?もしかしたら人は2次元から来たのではないだろうか?
そんな事を考えながらエロ画像収集に勤しんでいると、お気に入りに”FH”というサイトを発見した。

( ^ω^)「これは…」

思わず手を止めた。
そして無意識にそれをクリックすると、一枚の画像が現れた。
その画像は意味不明だ、白い背景に風、と星、の文字が散り散りに置いてある。
よくみれば、星の大群が風を圧倒しているようにも見え…あっ――

(;^ω^)「まさか、FHの…情勢!?」

確か論破王国の国属性は星、でショタコン国の属性は風。
ショタの領土は7つだったはず、それが三つに減っている。
いや…偶然だろう。そんな事って…。
ああ、でもだめだ。もうこの画像がFHの情勢にしか見えない。
論破王国が、ショタコン国を追い込んでいる様にしか――。

その刹那、ぼくの脳裏に梅しその苦しむ顔が浮かんだ。

( ;ω;)「梅しそ…さん」

そうだ、自分を思い出せ。

僕は何を思ってショタコン国に入ったんだ?

梅しそのためだ。
こういってはなんだが、少なくても僕は国に加担するという気持ちよりも
梅しそに恩返しがしたい、という気持ちのほうが遥かに大きかった筈だ。

もう迷うな。

僕は、梅しそに恩返しをするんだ。
解雇なんて関係ない、個人で勝手にやってやる。

それで、許しを蒙ろうなんて思っちゃいない。
梅しその、幸せそうな顔を見届けたら、僕は消えよう。
それからひっそりと、日本へ帰る方法でも探せば良い。

( ^ω^)「ごめんだお…」

僕は一人でそう呟くと、拳をギュッと握った。



それから十分後、有為が戻ってきて、僕は雪原をとおり違う小屋へ連れて行かれた。
小屋の中には、これまた大きな砂時計があった。

((^▽^))「さて、君とはこれでお別れだね。寂しくなるよ」

( ^ω^)「僕もだお。最初はこの犯罪者予備軍が…!って思ってたけど、今までありがとうだお」

((^▽^))「うん…、さようなら」

( ^ω^)「最後に言うけど、やっぱり”ある人”の事とかは話せないのかお?」

((^▽^))「うん…すまない。だが直に分かるさ」

( ^ω^)「わかったお」

砂時計が段々と輝き始めてきた。
そろそろ時が来るのだろう。
僕がそれを悟り砂時計に近づいた時、有為に呼び止められた。

((^▽^))「君の事は…、好きだ。だからがんばれよ」

意外だった。
けど嬉しかった。
僕は左手をスッと上げ、それに答えると、体が光に包まれた。










ピカァッ!!

(,,゚Д゚)「うおッ!! なんだぁ!?」

(´・ω・`)「ビックリしたなぁ、なんだったんだろうね」

( ^ω^)「……ふぅ」

(´・ω・`)「おや、どうしたブーン君…っておや? なんだかいい眼をしてるねぇ」

( ^ω^)「そうですかお?」



さて、行動開始だ。







なんかもう過疎すぎてユートピアああぁっぁあああ


展開早めて一気に書く。
一応完結はさせる二ダ。

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最終更新:2008年04月29日 04:12
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