間開けてすまん 魔王編一気に書ききる 10話くらい想定してるが多分超えると思う
魔王編 第三話 闇
街を歩きながら、口から吐き出される紫煙は何年ぶりかのものだった。
あのゼロエリアからの厳しい旅路を終え、安息の地に着き、何故か最初に欲したものはさして好きでもなかった、煙草だった。
誰でも一度はカッコつけて吸う煙草。VIPとて例外ではない。だが、体のためにもならず、さして美味いわけでもない煙草を吸い続ける気にはならなかった。
それがどうして今日は。自然に煙草を欲したのか。自分でもわからない。
むせかえるほどの毒。それが今日はこんなにも体に馴染む。
(`・ω・´)「・・・なんか・・・ずいぶんと久しぶりな気分だ・・・」
煙草がそうさせるのか。VIPは懐かしさに似た感傷を抱いていた。
だが懐かしい、と想わせる確信までには至らない。それには原因がない。故に、この感情は理解不能だ。
(`・ω・´)「こういう日はさっさと寝るに限る・・・」
もはや目前となった宿屋に近寄りつつ、VIPはそう一人ごちた。
VIPくらいの実力者ともなると宿屋はほぼ顔パスだ。
宿屋三階のもっとも高級な部屋を貸してもらい、そこに荷物を持っていくように指図する。
それが夜6時のこと。黄昏に染まる街を横目に見て空腹であることに気付く。
(`・ω・´)「飯だな・・・」
酒場で簡単な食事をとった後宿に戻り自分の部屋に入る。
広いリビングの横の和室に荷物がまとめて置いてあった。
布切れで刃を隠された剣と。何の変哲もないバッグ。VIPは剣を手に取り、布切れを解いてその刃を露わにさせる。
刃は煌めき、鮮やかな赤を発する。
刀身は赤黒い。それは凶悪な色で、まるでこの世の闇をかき集めたような際限のない色だった。
よく見ると刃には白い文字で彫刻がなされてあった。
(`・ω・´)「Empelar・・・皇帝、か?」
白い文字は柄にも彫られてある。それをVIPは声に出して読んでみた。
(`・ω・´)「腕は灰に、足は霧に、体は土に、頭は閃光となってめっ・・・きゃ・・・滅却か。滅却した。
だが魂こそ不滅なり。これにて魂の呪縛解き放たれし。我飼いしものは、その身を我に授け・・るべ・・・・・・」
あれ・・・なんだろう・・・もう少しで読み終わるのに。
ひどすぎる眠気。まるでタマシイごと眠らされそう。それは決して比喩ではない。
とても、深い眠りに堕ちそうだった。そしてそれは仮定から結果に成る。
VIPは、この瞬間から永遠と覚めることのない眠りに堕ちる。
それから数日とたたず。鬼が世界を蹂躙することとなる。
とある宿の一室。ブーンは耐えていた。そう、男にとってかなり重要なあれにである。
( ^ω^)「もう・・・我慢ならんお・・・」
オ ナ 禁 3 0 日 目 。これまでにない偉業の達成である。
もう・・・ゴールしても・・・いいよね?とばかりにブーンのあれはいきり立っている。
ブーンはゆっくりとズボンとパンツを下げ、その生殖器をさらけ出す。そして、儀式を始める。
(;^ω^)「うわあああああん!ルイズ、ルイズ、ルイズぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
スーハースーハー!クンカクンk」
ヴンッ ミ;゜∀从「おーい、ブーン、ってうおわっ!」
(;^ω^)「ちょええええwwwwwテレポーテーションしてくんなwwwwwこれは違うんだおwwwww」
从 ゜∀从「なぁんだ溜まってるならおねーさんに言えば良かったのにwwwww」
(;^ω^)「なん・・・だt(ry
~ご想像にお任せします~
( ^ω^)「ふぅ・・・で、今日来たのはなんの用ですかお」
从 ゜∀从「ふぅ・・・今日来たのはまぁ巷で話題になっている魔王ってやつだな。」
魔王。最近噂されている怪物だ。
北方からの旅人、と言われているが実際のところはわからない。
この男一人によって。シンフォニアという大都市が壊滅したらしい。
( ^ω^)「シンフォニアといえば、確かうちの兵も守護してたはずですお!」
从 ゜∀从「ああ・・・ヒカリとユキヲがいたが・・・帰ってきていない。」
帰ってきていない。その言葉が意味することは簡単だ。
从 ゜∀从「ま、詳しいことは今から会議を開く。セレスの酒場に日が沈むまでに来い!」
( ^ω^)「ちょwwwwwテレポーテーションで連れてってくださいおwww
ここと酒場はテレポーテーションできるように魔方陣をつけたんじゃないんっすかwwwww」
从 ゜∀从「足腰鍛えやがれwwwwwじゃあな!」
( ^ω^)「ちょまwwwww」
引き留めるもむなしく、ヴィックスはあっという間に消えてしまう。
( ^ω^)「セントポーラからセレスか・・・四時間はかかるお・・・」
溜め息を吐きつつ、剣を担ぎ、ブーンは部屋を出た。
*(‘‘)*「あ、ブーン君やっほー」
( ^ω^)「こんちはですお巫女様。そして幻想郷の同士共もな!」
(=゜ω゜)「待て待て、今日は幻想郷だけじゃないぞ!魔王をほっとけない奴らが集まってる!」
( ・∀・)「ブーンおっひさー」
川 ゜ -゜)「・・・」
(´・ω・`)「やぁ」
('A`)「あー・・・目いてー・・・」
(*゜ー゜)「っちーす、なのー」
( ゜∀゜)「よっ、久しぶりだな若造!」
( ゜Д゜)「あー、可愛くて強い女いないかなー」
从 ゜∀从「・・・とまぁ、久しぶりなので今一度キャラを振り返ってくれ。なにはともあれおいす」
( ^ω^)「なるほどだお!」
酒場が満杯になるほどの人。この人たちが、一人残らず強者なのは言うまでもない。
*(‘‘)*「まぁこれで多分全員揃ったわよね?」
全員が無言で答える。そしてその無言を巫女は是ととったらしく、頷き、指を顔の前で組み話を始める。
*(‘‘)*「まず魔王は今シンフォニアに留まっている。これは間違いないわ。」
( ・∀・)「どっからの情報?」
*(‘‘)*「情報というよりかは観察による推測ね。まぁ推測の域を出ないけど。完璧だわ」
( ゜Д゜)「そこまで言う根拠をご教授願えるか?」
*(‘‘)*「うん。感知の結界を使い魔などに公使させて各地にばらまいたの。
そしたら一際デカい魔力をバカみたいに放出しているやつがシンフォニアにいたわ。
そいつ、恐ろしいことにドンドン魔力がデカくなっていってる。
ほとんどの強者がここにいるにも関わらず今もシンフォニアにそいつはいるわ。まぁ十中八九こいつで間違いないわ」
(´・ω・`)「そいつオリムじゃね?」
('A`)「いや・・・オリムならロザリアにいるだろ・・・昨日も会ったぜ。なんかキモイ装備してた」
*(‘‘)*「まぁ、仮にオリムだったとしても壊滅したシンフォニアにいるだけで魔王=オリムになると思う。
とりあえずここからシンフォニアなんてそう遠くないから誰か三人くらいで見に行ってほしいのよね。」
( ゜Д゜)「・・・俺が行く。魔王とやらと手合わせしてみたい。」
( ・∀・)「よーし、俺も行くわ」
从 ゜∀从「じゃあ俺もー。援護射撃は任せろw」
*(;‘‘)*「ちょっと待って、誰も戦えなんて言ってないわ!様子を見てきてほしいんだけど・・・」
川 ゜ -゜)「この戦闘狂どもに言うだけ無駄だと思うぞ?」
(=゜ω゜)「巫女っちドドンマイwwwwwまぁこいつら三人いれば勝てるだろ」
( ^ω^)「さすがに魔王とやらも攻撃のスペシャリストと魔法のスペシャリストに最強の弓使いが相手では勝てんおwwwww」
*(;‘‘)*「そう言われればそうね。まぁこの三人なら・・・」
巫女の思惑はむなしく反故となる。突然酒場のドアが開き、全員の目がそこに注がれる。
从;'ー'从「すまん巫女様!遅れました!」
*(‘‘)*「そういえばあなたを忘れてたわwwwいらっしゃいのうぇ、さっさと適当な所に座ってね」
のうぇ、と呼ばれた女性はドアに一番近い席に座った。
( ^ω^)「誰ですかお?」
と隣にいる名無しに聞いてみる。
(´・ω・`)「のうぇだよ。この中では君に次ぐ新参かな・・・」
( ^ω^)「へぇ・・・」
のうぇという女性はなんだかおっとりとしたイメージを感じさせる顔つきをしていた。
のうぇは見ているブーンに気づくと、軽く微笑みかけ、会釈をした。やっべ、可愛いかもしれない。
ブーンは密かにそう思った。
会議はだいたいこのような内容で終わった。
轟、とりにく、ヴィックスの三人は魔王討伐のためにシンフォニアへ。
他のメンバーはここで待機。
( ^ω^)「みなさん頑張ってくださいお!」
从 ゜∀从「ん、任せとけ!この二人と一緒なら負けるきしねぇしwwww」
( ・∀・)「まぁ魔王の首を持って帰ってきてやるさ」
( ゜Д゜)「・・・行くぞ。シンフォニアから奴がいつ移動するかわからんからな。早めに行こう」
从 ゜∀从「ん、了解。じゃあな、ブーン!」
三人はそう言うと、夜の闇に飛び込んでいってしまった。
三人が駆けていった方向には夜の闇が永遠に続いているように見えた。
それはなんだかブーンを不安にさせた。
三人がまるで闇に飲みこまれた気がして。
夜の闇を覗き込むと、ある言葉を思い出した。
一寸先は闇。
( ^ω^)「まさか・・・そんなことあるわけないお!」
そうブーンは一人自らを鼓舞する。
魔王編 第三話 完
最終更新:2008年05月18日 14:32