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CursorPositionプロパティ(imTime)
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機 能 フォーカスを受け取ったときのカレットの位置(フィールド)を設定します。
書 式 imTime.CursorPosition[ = cursorpos ]
設 定 値 列挙型(imCursorPositionConst)
書 式 imTime.CursorPosition[ = cursorpos ]
設 定 値 列挙型(imCursorPositionConst)
0 | imCurPosDefault | 既定値(デフォルト) |
1 | imCurPosAMPM | Am/Pm |
2 | imCurPosHour | 時 |
3 | imCurPosMinute | 分 |
4 | imCurPosSecond | 秒 |
用 法 設計時:設定および参照
実行時:設定および参照
解 説 CursorPositionプロパティを使用すると、コントロールがフォーカスを受け取ったときにカレットを表示するフィールドを設定できます。さらにHighlightTextプロパティをあわせて使用すると、カレットの置かれたフィールドを選択するかどうかを設定できます。
以下に、CursorPositionとHighlightTextの値の組み合わせによる動作パターンを示します。
実行時:設定および参照
解 説 CursorPositionプロパティを使用すると、コントロールがフォーカスを受け取ったときにカレットを表示するフィールドを設定できます。さらにHighlightTextプロパティをあわせて使用すると、カレットの置かれたフィールドを選択するかどうかを設定できます。
以下に、CursorPositionとHighlightTextの値の組み合わせによる動作パターンを示します。
CursorPositionが「0-既定値」の場合
HighlightText | 動作 |
0-なし | カレットの位置はSelStartとSelLengthの値に従う |
1-フィールド | カレットが直前に位置していたフィールドが選択される。カレットがリテラル文字列上に位置している場合には、直後のフィールドが選択され、直後にフィールドがなければ直前のフィールドが選択される |
2-すべて選択 | コントロールの内容すべてが選択され、カレットはテキストの右端に位置付く |
CursorPositionが「1-Am/Pm」の場合
HighlightText | 動作 |
0-なし | カレットは[午前/午後]フィールドの最初の桁上に位置付く |
1-フィールド | [午前/午後]フィールドが選択され、カレットはその右端に位置付く |
2-すべて選択 | コントロールのすべての内容が選択され、カレットはその右端に位置付く |
CursorPositionが「2-時」の場合
HighlightText | 動作 |
0-なし | カレットは[時]フィールドの最初の桁上に位置付く |
1-フィールド | [時]フィールドが選択され、カレットはその右端に位置付く |
2-すべて選択 | コントロールのすべての内容が選択され、カレットはその右端に位置付く |
CursorPositionが「3-分」の場合
HighlightText | 動作 |
0-なし | カレットは[分]フィールドの最初の桁上に位置付く |
1-フィールド | [分]フィールドが選択され、カレットはその右端に位置付く |
2-すべて選択 | コントロールのすべての内容が選択され、カレットはその右端に位置付く |
CursorPositionが「4-秒」の場合
HighlightText | 動作 |
0-なし | カレットは[秒]フィールドの最初の桁上に位置付く |
1-フィールド | [秒]フィールドが選択され、カレットはその右端に位置付く |
2-すべて選択 | コントロールのすべての内容が選択され、カレットはその右端に位置付く |
Formatプロパティが長さ0の文字列に設定されている場合は、HighlightTextプロパティが「1-フィールド」に設定されていても、すべてのテキストが選択されます。
デフォルトでは、カレットは先頭フィールドの最初の文字上に置かれます。また、CursorPositionで示すフィールドが入力書式で省略されていた場合、カレットはデフォルトで最も左側にあるフィールドに位置付けられます。
注記 CursorPositionプロパティはコントロールがフォーカスを受け取る前に設定します。このため、GotFocusイベントで設定しても、正しく動作しません。
サンプル 次のサンプルコードは、入力書式に第2・第3の書式を設定した場合のCursorPostionプロパティとの関連を示しています。
Private Sub Form_Load()
'常に分の部分を選択状態にします。 'ただし、第2書式を使用でコントロールが表示されると、 '以下の設定は無効になります。 With imTime1 .Format = "hh:nn:ss;-" .CursorPosition = imCurPosMinute .HighlightText = imHighlightField End With
End Sub
関 連 CurrentField、HighlightText、Format、SelLength、SelStartの各プロパティ