TGL-01 Harukas
TGL-01 ハルカスは、HRI(人型兵器研究所)開発した第1世代OA。
TG-01aの簡易量産型で、以降のオリゴ軍の主力兵器の代表格である。
Harukas |
分類 |
第1世代OA |
型式番号 |
TGL-01 |
全高 |
17.5m |
重量 |
32.3t~ |
開発元 |
人型兵器研究所(HRI) |
製造元 |
オリゴ軍兵器開発工廠 |
運用組織 |
オリゴ軍 |
主なパイロット |
ジョンジー・ノア 等 |
運用開始年 |
Y.C.2015年 |
生産機数 |
240機 |
機体の作成者 |
japanda(原案),ScrtatchIAAA(設定) |
概要
型式番号TGL-01。 オリゴ人型兵器研究所(HRI)が開発した人類史上発とされる搭乗型人型兵器、オリゴアーマーの量産機である。
仮想国世界において既に実用化された常温核融合炉「NEKリアクター」を持つ巨大な人型を模した兵器であり、マニュピレーターに射撃、格闘武装を携行し、歩行、跳躍することで不整地を踏破、極限まで高められた機動性を以てあらゆる陸上兵器を駆逐する存在として生み出された。
2015年のTG-01aと同時に量産計画に基づいて200機程度建造され、量産機として全軍に広く配備されることとなる。
開発経緯
「TG計画(Humanoid Tactical weapons development plan and General weaponization plan(人型戦術兵器開発計画及び一般兵器化計画))」に基づき人型兵器研究所(Humanoid weapon Research Institute)で開発されたTG-01の簡易量産機
必要以上に能力が与えられていたTG-01は量産型として運用するには少々過剰だった。
本機はそんなTG-01のスペックを適正に戻し量産を前提とした設計変更を行ったものである。パワーや推力関係はTG-01に比して低くなったものの、航続距離や稼働時間に余裕がある。
配備されてから5年後、オリゴにおける内戦「グラノーラ戦役」にて遂に大規模な実戦投入が行われ、以後オリゴの主要兵器に必ずその影を見ることとなる。
特徴
人間に意図的に似せられたウオックと違い、ハルカスは兵器的な性能を優先した設計を採っている。
その鍋蓋状の頭部と丸い目はどこか愛嬌を感じさせ、OAが当たり前の存在となっていくと徐々にキャラクターのようなものとして扱われるようになる。
またその基本設計は非常に優秀であったからか、以降様々なバリエーションや後継機が開発されている。
配備と運用
本機はオリゴ軍OA配備の中心としてオリゴ全軍に満遍なく配備されることとなる。TG計画の要目にあった概ねあらゆる環境での活動可能な能力はTG-01から継承され、同時期の他機種に比べて驚くほど高い汎用性を持つ。
バリエーションや派生型
仕様
諸元
- 乗員:1名
- 全高:17.5m
- 最軽重量:32.3t~
- 動力:NEKリアクター(イージス方式)
- エンジン:ODJ-EN022
- 推進器:マークスマンズ・エアー社製
BUSH-062 熱核ロケットモーター×2(背部)
BUSH-069 熱核ロケットモーター×2(脚部)
- 補助推進器:APM2003B ヒフスモーター×複数
性能
- 巡航速度:38km/h
- 最高速度:110km/h
- 最高速度(スラスター込み):130.2km/h
- 航続距離:690km
- 実用跳躍高(スラスター込み):60m
装備
- 武装
- ODG-008 60mmバルカン×2(頭部内蔵)
- ODG-013 100mmショートマシンガン(標準装備)
┗ODS-015 対装甲ベヨネット
┗センサーユニット
┗拡張バレル
┗拡張ストック
- ODS-008 対人型兵器用刀剣(標準装備)
- ODD-006 ラージシールド(標準装備)
- ODS-023(S) ホットダガー
- ODS-026 ホットショーテル
- ODG-010 120mmガトリング砲
- ODS-023 ホットブレード
- ODD-004 ラージシールド
- ODG-014 105mmライフル
┗センサーユニット
- ODS-005 対装甲ナイフ
- ODG-028X ビッグメガバズーカ400mmロケット砲
- ODG-024 380mmロケットバズ
- NKF-X308 NEKO-GUN 150mmレールライフル
- ODD-005 スモールシールド
- MSSM-03 4連装ミサイル発射システム
- アビオニクス
- ODE-020 OA用複合センサーユニット
- NRS/04 アクティブマルチレーダー
- 戦術情報処理装置 TDDS.0112
主要武装解説
頭部に搭載される近接防空火器。OAはその巨大さから被発見性が高く、またその形状ゆえにステルス性が全くと言っていいほど皆無のために、対ミサイル、対航空兵器用の汎用火器として設置された。
口径は60mmとやたらと大口径のため建造物を余裕で貫徹し、陸上車両相手でも戦闘攻撃機以上の火力を容赦なく浴びせかける事が可能。
しかし弾頭は通常弾頭であり、これではGVCに有効打は与えづらく、対OAでは牽制射や目眩ましに留まる事になる。
オリゴ軍兵器開発工廠(後のオリゴ兵器開発課)にて製造された実弾射撃兵装。
本機の主兵装で、後端に巨大バナナマガジンを備えており、上から給弾する形態を取る。
100mmの弾丸を次々に打ち出すことにができる。だが100mmの砲弾はOAを損傷させる最低ラインの威力しか無いため、近距離戦闘で用いる事が想定されていた。
またこの装備は拡張装備で運用用途を変更することができる。
右記のように様々なオプションが用意されており、これらによって射程距離や初速、精密射撃用センサーなどの追加も可能。
継戦能力を優先しウオックのホットブレードのような発熱機能はないがNEKリアクターによる大出力によって高い装甲突破能力を持つ。しかし、グラノーラ戦役以前はOAクラスの強固な装甲を持つ目標はSUN次元(当時)でも有数であり、不要論が出ていたが。OA同士の戦闘がグラノーラ戦役で勃発、近接武器の重要性も同様にあることが証明され、以後様々な研究が続けられた。
機体の広範囲を覆い隠せる大型のシールド。
グルヴォナイトカーバイド製で巨大ながら高い硬度と剛性を持っており、対HEAT性能に極めて優れる。一見一枚板のように見えるものの、その構造は概ねOAと同じように中空トラスやGVC以外の素材も用いた複合装甲である。
そのサイズから後年裏面をウエポンプラットフォーム化する改装が行われていった。
登場作品
- OAV 機動戦士ウオック (第一章「彼の地のグラノーラ戦役」)
関連項目
最終更新:2024年12月07日 16:37