ワイナリー訪問その13
Santa Barbara > Carina Cellars(カリナ セラーズ)


Carina Cellars(2011年11月訪問)
 この日はTensleyのテイスティングルームを訪問しようとLos Olivosを訪れていた。ロバート・パーカーから軒並み高得点(最高99点)を授かったというTensleyのシラーの味をみてみたかったのである。

 目的のTensleyのテイスティングルームを発見し、意気揚々と入店。すぐに、大勢の客が群がっているカウンターが目に飛び込んでくる。その端っこに自分も加わってテイスティングを頼むと、どうもTensleyではないワインが出てくる。あれ?

 …というわけでテイスティングすることになったのが、ここCarina Cellarsのワイン。後から調べてみたところ、Tensleyのオーナー兼ワインメーカーのJoey Tensley氏は、Carina Cellarsのワインメーカーも務めているようで、Carina CellarsとTensleyはテイスティングルームを共用していたのである。

↓なお、建物外観はこんな感じ。左側の窓にはCarina Cellarsのロゴ、右側の窓にTensleyのロゴが。

 改めて室内を眺め渡してみると、部屋の反対側に、客が1人もいないカウンターがあって、そこにも何本かワインが置いてある。なんとこちらがTensleyだった。

 Tensleyのワインをテイスティングする目的で来たとはいえ、既に始めてしまったテイスティングを途中で切り上げるような野暮なマネはできない。Tensleyの前に酔っぱらってしまわないように、飲み残しをしっかりスピットバケツに捨てつつCarina Cellarsのワインを飲み進むことにした。

 テイスティング料は確か10ドル。飲んだのは以下。

VIOGNIER Central Coast 2010
"Clairvoyant" 2008 ($28)
PETITE SYRAH Thompson Vineyard 2005
SYRAH "7 percent" 2007 ($36)
"Iconoclast" 2006

 …うまい。勘違いで始めたテイスティングだったが、実に悪くなかった。各ワインの個性が際立っていて良い。特にプティシラーはドロリと濃い香りが魅惑的。Tensley前ということであまり飲まないように自制するのが実にもどかしかった。難を言えば、対応してくれたお姉さんがちょっと素っ気なかった。

 なお、Carina Cellarsはパソロブレスにも進出しており、そちらにもテイスティングルームを持っているようだ。


ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.carinacellars.com/

最終更新:2014年05月16日 01:35