Seghesio Family Vineyards(2012年3月訪問)
ここは高速道路を下りて割とすぐにある。さらに言えば、宿泊していたホテルのすぐそばにあって、大変便利だった。
倉庫系のSiduriから一転して、Seghesioではモダンな建物とゆったりとした庭に迎えられる。
テイスティングルームもゆったりと広く、ガラス越しに樽を積んだ部屋が覗けた。
テイスティング料は10ドルで、飲んだワインは以下。
2009 Old Vine Carignane ($28)
2009 Block 8 Zinfandel ($28)
2009 Old Vine Zinfandel ($38)
2004 San Lorenzo Zinfandel ($60)
2008 "Ornaggio" ($60)
2009 Marian’s Reserve 2009 ($42) ←オマケ
2008 Il Cinghiale Petite Sirah ($38)
ここでのテイスティングで一番考えさせられたのは、葡萄の樹齢とワインの値段について。Zinfandel3種が、それぞれ全く違う樹齢のものだったからだ。"Block 8"は比較的若い樹らしいのだが、"Old Vine"になると65歳の、"San Lorenzo"になると100歳の樹らしい。で、値段もそれに応じて(?)上がっているわけだ。
で、その分うまくなっているのかという点なのだが、それがなんとも言えないような気がした。
もちろん、個性は異なる。Block 8よりOld Vineの方が、香りのエレガンスが洗練されている気がしたし、味はやや酸味が少なくなって落ち着いた柔らかな味になっている気がした。ただ、それが樹齢による違いなのかどうかはわからない。また、仮に樹齢による違いだったとしても、$28と$38という値段の違いを正当化できる程にOld Vineの方がうまいのかというとなんとも言えない。
また、San Lorenzoは香りが甘く開いており、味はジューシーで、それでいて渋みもしっかりしていて、やはりうまいと感じたが、そもそもヴィンテージが他の2つとは全然違うので、これは比較対象としてどうなのかという気がする。
結局自分としては、一番安いBlock 8が、最もコストパフォーマンスが高くて良いと思った。
最終更新:2013年05月11日 16:43