ワイナリー訪問その94
Santa Barbara > Foxen(フォクセン)


Foxen Winery & Vineyard(2012年4月訪問)

 この日はFoxen Canyon Road沿いに車を走らせ、ワイナリーを巡った。まずはこの道の名を冠したFoxenを訪問。

 少々ややこしい話だが、Foxenの経営しているワイナリーには、この記事で紹介する"Foxen"と、それから"foxen 7200"(こちらは頭文字を小文字にするのが正しいようだ)とがある。いずれも経営者は同じで、Foxen Canyon Road沿いのわりと近くに位置している。そして、Foxenの方はブルゴーニュ系の品種とローヌ系の品種に特化し、foxen 7200の方はボルドー系の品種とイタリア系の品種に特化しているらしい。

 今回、Foxenの次にfoxen 7200も訪問したが、まあまずはFoxenの方から。


 Foxenのテイスティングルームは、新しくてしっかりした建物。中も広々としている。


 テイスティングは$10で以下の内容だった。

2010 Chenin Blanc Ernesto Wickenden Vineyard ($22)
 50%オーク樽、50%ステンレススチール。パイナップル系の爽やかな香り。味は厚く旨味が強く、酸味もしっかりしていてバター感もある。アフターが長い。

2010 Chardonnay “Steel Cut” Bien Nacido Vineyard ($32)
 100%ステンレススチールなのだが、色はわりとしっかりしていた。スッキリしているが厚みのある香り。味は酸がキレイで、透明感のある瑞々しさ。仄かな甘味と果実味のアフター。

2010 Pinot Noir Santa Maria Valley ($34)
 80%がBien Nacido Vineyardで、20%がRiver Bench Vineyardなのだそうな。少しオーク樽も使っているとのこと。実にハービィな香り。酸味や甘味はいい具合だったが、ちょっと苦味がバランスを崩しているように感じた。

2010 Pinot Noir John Sebastiano Vineyard ($46)
 色が濃い。香りはやはりハービィ。味は意外と甘くまろやか。とはいえややバランスに欠け、アフターに苦味も感じられた。まだ若過ぎなのか。

2009 Pinot Noir Bien Nacido Vineyard, Block 8 ($56)
 ピノの中ではこれが一番美味しかった。ハーブの刺激と甘さが一体となったスタイリッシュな香り。クールな甘味とチャーミングな酸味。アフターには酸味と旨味が感じられ、長い。

 なお、外にはピクニックテーブルも置いてあったりした。


 そんなFoxenを後にして、次に向かうはfoxen 7200。


↑Foxenの入口。ここは7600番地。
foxen 7200は7200番地にある。



ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.foxenvineyard.com/

最終更新:2013年05月19日 23:46