ワイナリー訪問その101
Santa Barbara > Fiddlehead(フィドルヘッド)


Fiddlehead Cellars(2012年4月訪問)

 Lompoc Wine Ghettoを訪れていたこの日、Taste of Sta. Rita Hillsの次はPiedrasassiのテイスティングルームを訪問しようとしたのだが、そちらはあまりの混雑にとりあえず断念し、先にこちらへ入店することにした。とはいえ、Fiddlehead Cellars PINOT NOIR "Lollapalooza" Fiddlestix Sta. Rita Hills 2006を飲んだ縁もあって、ここFiddlehead Cellarsはもともと訪問してみたいテイスティングルームの1つだった。


 Wine Ghettoにあるテイスティングルームは、基本的にどこもこじんまりした造りだ。ここも例外ではなく、カウンターが1つあるのみ。だが、質問にもちゃんと答えられるスタッフが丁寧に対応してくれた。

 テイスティングは$10で、試飲したのは以下。

Happy Canyon Sauvignon Blanc Santa Ynez Valley 2009 ($25)
 しっかりした色。オーキーだがすっきりした酸もある香り。味も酸がさわやかですっきり。ツバのわく余韻。

Pink Fiddle Dry Rose of Pinot Noir 2011 ($22)
 かわいらしいピンク。チーズっぽい香り。スーッとする酸のある香りも。瑞々しくさわやか。

Seven Twenty Eight Pinot Noir Fiddlestix Vineyard Sta. Rita Hills 2008 ($42)
 ややくすんだ明るい赤紫。ゴージャスな香り。渋みと苦みがしっかりしていて、果実の旨味も厚く、アフターが強く長い。

Lollapalooza Pinot Noir Fiddlestix Vineyard Sta. Rita Hills 2007 ($75)
 ダークな赤紫。甘くハービィな香り。まだタンニンがしっかりした印象だが、舌触りはなめらかで、甘みを帯びたエレガンスを感じる。同じワインの2006年ヴィンテージを家で飲んだときの感想と照らし合わせて考えてみるに、やはりもうちょっと寝かせてから飲むべきワインっぽい。なお、"Lollapalooza"というのは"The Best Of The Best"というような意味なのだそうだ。

 テイスティングしている最中に客がどしどし押し寄せて、瞬く間に部屋はいっぱいになってしまった。自分が入店したときに空いていたのは、本当にタイミングが良かったんだなー。

 なお、ここのスタッフは「ピノが好きならFlying Goatに行ってみるべきよ」とおススメしてくれた。そのため、次にそこを訪問することにした。

 最後に、写真を撮らせてもらってよいかと尋ねたら、そこに居合わせたお客さんが「なあに?わたしの写真が撮りたいって?いいわよ!」とポーズを決めてくれた。決してこちらから頼んだわけではない。




ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.fiddleheadcellars.com/

最終更新:2013年05月19日 23:49