Domane Carneros Winery(2011年12月訪問)
ワインを何種類も飲むような食事会の際には、まず乾杯のグラスはスパークリングで、というのがセオリーだろう(たぶん)。だから、ナパでのワイナリー巡りも、まずはスパークリングワインを造っているワイナリーから始めたい、という思いがあった。
そういうわけで、本当は最初に来たかったのが、スパークリングの作り手であるこのDomane Carneros。結局、実際に最初に訪問するワイナリーは、ピクニックの可否(子供のぶんまで食べ物の持ち込みができるかどうか)が決め手となって
Clos Du Valにしてしまったが、Domane Carnerosもナパ訪問の初日には間に合わせることができた。
3種類のテイスティングのうち、一番高い30ドルのやつを頼んだ(ただ、メニューでは30ドルとなっていたが、どういうわけか会計時には25ドルの請求だった)。
2007 Ultra Brut
2005 Le Reve Blanc De Blancs
2006 Le Reve Rose
2007 The Famous Gate Pinot Noir
スパークリング3種と、ピノ1種。
"Brut"とか"Sec"、あるいは"Doux"等というスパークリングワインの名前でよく見かける呼称は、添加されたシロップの分量で決まるものらしい。Brutは辛口。だからUltra Brutは超辛口ということになる。スッキリサッパリしていて、嫌味が無くて、爽やかで美味しかった。ピノは、ツンと刺激的で、スパイシーな濃い感じだった。開くともっと変わるかも。
ここは、テイスティングがスタンディング・バー形式ではなく、全員着席。メニューを出してくれて、オーダーを聞きに来てくれる。小皿いっぱいのアーモンドを出してくれるが(無料)、別途チーズ等のつまみも頼める(有料)。お酒を飲めない同行者のために、ワイン葡萄で造った炭酸飲料をフルートグラスで飲ませてくれる(有料)のも嬉しい。考えてみると、テイスティングルームというより、明るく上品なワインバーという感じだ。
子供に本を持ってきてくれたり、落書き用の紙とペンを持ってきてくれたりと、ホスピタリティーも実に素晴らしかった。本当にレストランみたいだったので、支払う料金にもチップを含めておいた。
ここは真四角に聳える城のような建物が写真映えするので、やはり妻にも好印象…のはずだったのだが、我々が帰るころにはすっかり日も落ちて、暗くて写真がうまく撮れなかった。このページの冒頭の看板の写真など、かなり寂しい感じになってしまっているが、実際にはもっと素敵な場所だった。
最終更新:2013年05月06日 09:44