Clos Du Val(2011年12月訪問)
自分にとって初めてとなる
ナパ旅行で、最初に訪れたのがここClos Du Val。理由の1つは、我々のナパ到着が昼ごろで、このワイナリーが素敵なピクニックエリアを持っているとの情報を得ていたからである。
もう1つの理由は、以前訪れた
Ridgeと同様、このワイナリーも
パリ・テイスティング事件絡みのワイナリーだったから。ここの1972年のカベルネは、1976年のパリ・テイスティング事件の際には10銘柄中8位と奮わなかったものの、10年後のリベンジ企画の際に1位となっている。
ここでは、要予約のツアー等も含め、色々な選択肢があったが、私は予約無しで頼めるテイスティングの中で一番高い”Reserve Reds Tasting” ($25)を頼んだ。
2007 Reserve Pinot Noir Carneros
2006 Cabernet Sauvignon Stags Leap District
2007 Cabernet Sauvignon Stags Leap District
2000 Reserve Cabernet Sauvignon Napa Valley
1997 Cabernet Sauvignon Bernard Porter Signature
後から考えてみると、2006年と2007年のCabernet Sauvignon Stags Leap Districtを垂直飲み(同じ銘柄の別ヴィンテージを並べて試飲すること)できたのが良かった。2006年は土っぽいスモーキーな風味が感じられたが、2007年はもっとフルーティな感じで、自分としては2007年の方が好きだった。2000年のReserveは10年寝ただけあって開いていたが、2006年のSLDに似た感じのスモーキーさがあった。
1997年のやつは、澱の粉が舞っていた…まあいいけど。1つ前のやつに比べるとスモーキーさは無かった。
この内容で25ドルというのが高いのか安いのかよくわからないが、カベルネ好きの私としては楽しい内容だった。
12月とはいえ天気の良い午後で、ピクニックエリアは暖かかった。テイスティングルームは客でごった返しており、バーカウンターは人でぎっちりだったが、いちおう樽でできたテーブルは空いていた。ピクニックエリアで試飲してもよいかと訊いたらOKとのこと。こちらはテーブルに余裕があったので、気兼ねなく過ごせた。
葡萄ももう実を付けていないので子どもが目の前の葡萄畑に歩いて行ってもそこまで気にならないし、ピクニックテーブルで持参のサンドイッチを食べながらテイスティングをするのは気分が良かった。
赤い蔦の絡まった建物も風情があり、写真を撮るのが大好きな妻も楽しんでくれたようだった。
最終更新:2013年05月06日 09:44