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クレイステネスの改革
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クレイステネスの改革
紀元前508年にクレイステネスがおこなった民主主義的改革。アテナイ?の民会は部族をもとにおこなわれていたが、彼は従来血縁的・人脈的関係に基づいていた部族制度を解体し、代わって地縁的な部族制度を創設した。すなわちアテナイの全領域を都市部・内陸部・海岸部に分け、さらにそれぞれを10の区域に分けた。その上でくじ引きによってそれぞれの地域から一つずつ、合わせて三つずつを組み合わせ部族とし、全部で10の部族に分けた。一つの区域はさらに細かく行政区域に分けられ、その人口比率に応じて議員を選出する比例代表?方式を施行した。さらに部族から一人ずつ最高の軍事指揮権を持った将軍(ストラテゴス?)を選出させ、国政の最高責任者とした。これにより貴族や僭主などによる寡頭政治が抑制された。
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