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右代宮 金蔵(きんぞう)

右代宮家(うしろみやけ)の老当主。
余命わずかと宣告されながらも、意気軒昴。
莫大な財産を築いたが、相続について何も明かしておらず、息子兄弟たちをやきもきさせている。

西洋かぶれにして、大のオカルトマニア。書斎は怪しげな魔術書で溢れかえっている。

いつの間にか書斎から姿を消していた。
金蔵は書斎に、寝床からトイレ、風呂までを持つため、表に出ることは極めて稀である。

しかし、誰にも断らず気まぐれに散歩に出ることはたまにあり、家人たちを大騒ぎさせたことは何度かある。
平時ならば、腹が減れば帰ってくるだろうとなるところなのだが…。

額にアイスピック状の凶器が突き立てられた状態で、焼却炉で焼かれていた。

老いた魔術師の願いは届かずに散る。
元よりわかっていた分の悪い賭けの、これはひとつの顛末。
最終更新:2009年12月13日 09:19