パロロワは一つ一つのロワ企画そのものが息が長く、
日々状況や見解は変わっていくことからここでは2012年上半期現在の主観的な流れを基準として記述する。
(随時加筆修正・コメント求む)










黎明期 2000年-2002年

原作"バトル・ロワイアル"が発表されたのは1999年4月であるが、
インターネットや2chを含めて二次創作が有名になったのは2000年12月の映画版バトルロワイアル公開からである。
この時代のパロロワスレは全体的にオリバトとの境界が少なく、
2chの各板で原作設定や原作キャラの役割を○○キャラに入れ替えて展開を妄想するようなネタスレが大半であった。

ジャンプ作家ロワは上記のようなネタスレから始まり珍しく完結ロワしたの一つで、
ジャンプ作家を原作キャラに置き換えたいわゆるオリバトやキャラバトに近い典型的なロワである。
バトロワinモナーも原作をなぞったオリバト系だが、
SSではなくAA作品による物語進行により最初期に完結したという意味で非常に希少な作品。
系譜としては断絶しているが、やる夫ロワ等に代表されるAAキャラやAA作品を利用したパロロワとしては初めてのものである。

黎明期のパロロワ企画を確立させたロワとして重要なのが三大ロワ(ハカロワ、YGBR、どれロワ)である。
この三大ロワの台頭により大東亜共和国設定や原作キャラの役割に捕らわれず、
2chでのリレー小説として成立するバトルロワイヤルとしてのパロロワのテンプレートが作られたとも言える。

YGBRは原作キャラの役割を入れ替えたキャラバトに近いネタスレとしてスタートしながらも、
テンプレ改変を脱却して徐々にオリジナル展開に進んでいった。
また、現在のパロロワでは珍しい実在人物系オンリーのロワであり、
実在人物系では後のソニー歌手ロワや芸人ロワ等に繋がっていくが、
パロロワの歴史としてはフォロワーの少ないマイナー寄りの系譜にあたる。

どれみロワは三大ロワで唯一大東亜共和国設定を引き継ぎ、こちらもオリバトやキャラバトを意識した部分が見られる。
初期に完結した単一作品ロワとしては最も有名で、後にネギまロワ等の単一作品ロワ等に影響を与えてゆく。
どれみロワは2ch派生の外部板での進行に加え、コテハン同士の合議によって早い段階で優勝エンドが事前に決定し、
決まった路線に従って物語を進めたという点でも珍しいロワ。
初期の作品に当たる三大ロワで唯一の優勝エンドである点もまた重要であり、
外部板進行と馴れ合いという意味では結果的にしたらば避難後の時代を先取りしていたとも言えた。

三大ロワの中でも後の影響が最も大きいのはハカロワで、
以下のような要素はハカロワを始祖に後のパロロワに多く採用されるようになる。

・原作バトル・ロワイヤル(42人)より遥かに人数の多い100人超での殺し合い
・同じクラスや組織でなく多数の作品からキャラクターを集めたクロスオーバー
・超人キャラと一般人キャラがある程度平等に戦えるようにするための能力制限等

現在のロワ企画で当たり前のように採用されているルールが決まったのもハカロワの影響が大きい。
アニメキャラ・バトルロワイヤル(アニロワ1st)登場まではハカロワルールがほぼのパロロワ共通テンプレのようにもなっていた。

当時のSSの大半は1話が1レス~数レスで収まるケースが多く、長文よりは単発ネタやリレーのテンポ重視の話が多かった。
この頃のロワスレは参加者も多いが、
原作の桐山無双に習い複数人が死体役で登場しても許される等序盤の死者の多さも中々派手であった。

なお黎明期である2001年の企画でありながら葱ロワは未だに企画として継続しており、事実上の再長寿ロワである。

発展期 2003-2005年

この頃になっても2chの横断企画としてのロワスレの勢いは衰えず、各地でロワスレが増え続けた。
この頃生まれたロワスレは以前のような原作設定を利用した妄想ネタスレではなく
三大ロワのようなパロロワリレーSSを作ろうという企画が大半になった。

バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所(交流所)がラウンジ板に生まれたのは2005年6月であり、
この時代から交流所が2chパロロワスレの全体統括としての役割を果たしていくようになる。
その後交流所はID表示歓迎・非歓迎で荒れてラウンジとクラウンでバラバラにスレが立つようになっていた。
パロロワwikiに収録されている項目や用語、見解等は大体この時代から後のものが殆どを占める。

話題的には交流所と同時期に生まれたジャンプキャラバトルロワイヤル(ジャンプロワ1st)が話題をほぼ独占していた。
1スレまるまるジャンプ1stの話題で埋まることも少なくなく、あまりの独占度合いから某ロワの話はやめろとか、
書き手ロワの原型とも言えるジャンプ書き手ロワがスピンオフで生まれるほど。

ロワスレ的にはこの辺りから長文化、ハイクオリティ化が徐々に目立つようになってくる。
ズガンが忌憚されるようになったのもこの頃で、1話死亡や人気・重要フラグ持ちキャラクターの死で多々荒れるようになる。
死体役登場などが散見されるのはこの時代までで、今後は限られた参加者からの死体役はほぼ見ないようになる。

この時代に完結した有名ロワはネギまロワとFFDQロワ1stぐらいで、
完結ロワの度合いで言えば既に冬の時代の兆候は見え始めていた。

ネギまロワは単一作品・単一作者による非リレー形式のロワという点で珍しく、後の非リレーロワ型ロワイヤルの先駆けとも言える。
作品の雰囲気としてはオリバトキャラバト寄りであり、
交流所においてメインで取り扱う三大ロワの系譜からは外れており話題になることは少なかった。

衰退期 2006年


ジャンプこと某1st最大の事件アルジャーノン、
そして同時期に活発化した荒らしの勉強男により交流所を巻き込んでロワスレが荒れに荒れた。
チートキャラが悪い、書き手が悪い、読み手様が指図するのが悪いなど
読み手書き手名無しコテを問わずスレ住人がバトロワを始めるほど酷い有様だった。
ジャンプ1stは荒れつつもかなりのスピードで進行して完結するかと思われていたが、徐々に勢いを落として停滞するようになる。
能力バトルと一般人の折り合いがつかないのが悪いとしてジャンプ2ndが分裂するが、そちらも同じように停滞してしまう。

そんなわけで交流所成立後のロワスレの中心であったジャンプが衰退し、
それ以外にもスパロボロワ、ラノロワ、アケロワ、葉鍵2ndといった有力ロワが軒並み停滞し、
2006年上半期は元気なロワがない冬の時代と言われた。
そんな中生まれたテイルズロワは堅調に進行しており、割と真面目に救世主として持て囃されていた。

一時期ロワスレの衰退は交流所の干渉や存在が悪いとの交流所悪玉論が生まれるほど荒れていた。
なお、この頃に交流所はラウンジを完全に離れてクラウンに移動するようになる。
アニロワの登場までロワスレでは過去ロワの古今東西をしつつ、読み手様叩きやジャンプロワ失敗要因の分析と反省
あるいはロワスレの悪質荒らしと化した勉強男を叩くと言った話題がループしており、末期の様相をしていた。

テイルズロワの勢いが落ちてきていよいよ末期かと思いかけた2006年末期にアニロワが登場する。
久々の大型企画ということもあり、停滞の打破として大いに注目されるようになる。

黄金期1(アニロワ1stの時代) 2007年


2007年のロワスレはほぼアニロワ1stが話題を独占するようになる。
アニロワ1stでは過去の教訓(特にジャンプ1st)を元に、ハカロワ時代の100人超から80人の身の丈にあった参加者数を採用。
善意の管理者に更新の負担を強いるようなまとめサイトではなく、皆で更新可能なまとめwikiを採用するようになる。
ラノロワで好評であったキャラクター別追跡表が採用される、期限付きのキャラ予約システムを採用する。
感想スレの荒れ防止や読み手様暴走抑止のために新たに毒吐きスレが採用されるようになった。
アニロワはキャプテン関連や幾つかのSSにより何度か荒れるも勢いは止まらず、
半年程で完結する大成功企画として認知されるようになる。

久々の成功ロワであるアニロワのテンプレートを利用したロリショタロワ、ギャルゲロワ等も順調に進行していた。
ロリショタロワは葉鍵板やアニメ板等に代表される
2chの板が取り扱うメーカーや作品等から離れた趣味性癖単位括りでのロワの走りで、
後の動物ロワやロボロワ等に繋がっていく。

アニロワの成功を受けてか、
その後は雑誌や特定作品単位ではなく漫画やギャルゲやロリショタといった緩い括りでの参加者招集が流行るようになった。

ギャルゲロワも勢い良く進み、アニロワから遅れること半年とはいえ1年でのスピード完結を果たす。
スクランロワはアニロワ1stと同日に完結し、アニロワ1stの影に隠れながらも1年以内に完結の大成功企画だった。
ジョジョロワやライダーロワに代表される単一シリーズのクロスオーバー系ロワもこの時期生まれ、
両者共に快調に進んで一年で完結する等、大成功企画のバーゲンセールであった。

参加者数は前述の反省から減少に転じ、
アニロワの成功を元に50~80程度の参加者選抜が好まれるようになったのもこの時代からである。
長文化もますます進行し、前編・後編など分割話で書き手が別々でリレーが行われるのが普通だったジャンプ1stの風習から
一人の書き手が話の山場全てを書き切るのが普通になるようになった。
同時に2chの規制バイバイさるさんの影響から、書き手の投下中はレスしないから支援レスを挟むのが普通になる。

アケロワから生まれたロワラジオツアーやロワ語りに古今東西クロスオーバー等、
各ロワ企画の横断や紹介によりロワスレの交流も進むようになる。

ズガンに関しては完全にネタとしても認知されつつ嫌われており、1行即死どころか1話死亡ですら荒れるようになった。
ズガンの定義が描写ほぼ無しの即死から1話死亡まで拡大されるようになる。

勉強男が大人しくなり、ロワスレ第二の荒らしキャプテンが活性化したのもこの時期。
交流所はキャプテンが乱立したロワスレの監視、埋めやリサイクル等で利用されるようになる。
キャプテンが乱立したロワの中ではカオスロワと漫画ロワが大化けしたという意味で有名。

2007年後期からハカロワ3rd最悪、
ロワスレ最悪の第三の荒らしギャグの人(G)がハカロワ3rdだけでなく交流所を粘着荒らしするようになる。
この粘着荒らしのせいで交流所はクラウンからこのしたらばの毒吐き別館に移転するようになった。
したらばのアク禁により行き場を失ったGは形式的に2chに残った交流所スレを荒らしつつ、アニロワ2ndのスレを荒らすようになる。

黄金期2(アニロワ2nd・漫画ロワ・ニコロワ1stの時代) 2008-2009年


大成功に終わったアニロワ1stを引き継ぐ形で生まれたアニロワ2nd、
キャプテンの乱立スレがまさかの番狂わせで大化けした漫画ロワ
そしてダークホースとして成り上がったニコロワがアニロワ1st・ギャルゲ1st完結後の交流所の話題の中心になる。
ギャルゲ2ndやロリショタも上記3つに負けず劣らず話題に登る人気作だったが、
2009年までに完結せずに停滞しているのでカテゴリから外れ気味。
書き手ロワ2ndに登場している書き手は大体黄金期の頃に登場したロワ書き手が大半で、
こちらも内輪ネタながら異例のスピード完結をしている。

やりたい放題だったカオスロワも5期の完結により、
やっぱりやりたい放題のカオスながらもクオリティアップや物語重視の方向転換したのもこの時代から。

足掛け3年でスパロボロワも完結、衰退期には終了寸前まで追い込まれながらも見事な大復活を遂げて大団円を迎えた。
同じく4年越しでアケロワも完結、
テイルズロワやハカロワ3rdも本編完結など衰退期の余波を吹き飛ばすような完結ラッシュが続いていた。

また、ハカロワ3rdもこの時期にメインルートが完結し、ハカロワ2ndの失敗を吹き飛ばした感がある。
こちらは2ndの反省を取り入れNGありの全話直接リレーSSではなく、
NG無しの明確な分規制をシステムとして取り入れた初めてのロワとして知られている。
分岐システムはその後多ジャンルロワやマルチジャンルロワ等に採用され、
NGありの直接リレーSSとは異なるシステムとして確立するようになる。

この時期、2chにおける実質的なロワスレ総合板としての創作発表板2008年8月に誕生する。
サブカル板やクラウン等を彷徨って流浪の民と化していたロリショタロワはついに安住の地を見つけることとなる。
創発板誕生とともに生まれたkskロワも勢いがあり話題に登ることも多く、
安価などVIPの文化が多数ロワスレに持ち込まれるようになる。

同時にロワスレは板違いだから創発に行けという形で、
2ch各地を横断するネタスレとしての側面は事実上の終焉を迎えることになる。
2ch各板での交流こそ廃れるも、
この時期に生まれたパロロワクロスネタスレ等によりしたらばでのロワスレ間交流は相変わらず活発であった。

第二次衰退期 2010-2012年


2009年からアニロワ3rdやニコロワ2nd等が開始し、2010年頃はこれらにksk等の新興ロワが話題の中心となる。
2chで大規模規制が頻発し、書き手がロワスレにSSを投下できず代理投下を頼む、
勢いのあるロワスレにGが粘着する、
2chの人口が減りつつあることからロワ本スレが2chではなくしたらばに立つことが少なくない時代になった。

またアニロワ1stからの風習となっていた毒吐きスレの悪影響が叫ばれ、毒吐きを持たないロワスレも増え始める。
今までのようなリレーではなく個人サイトによるパロロワや
個人のロワ企画などリレーに依存しない非リレーロワ等のスレも散見されるようになった。
ここ最近は全体的に勢いが少なく、2012年現在新規の大型企画が少なく交流所では雑談メインの進行で進んでいる。

一応2011年にジョジョロワ2ndやなのはクロスロワ、永遠の終盤と言われたDQロワがついに完結する等ペースは悪くないものの、
話題の中心となるアニロワ3rd、ニコロワ2ndが停滞、2009年からの企画で完結作が無いことや話題作が少ないことから
交流所でも再びロワスレの停滞や衰退が語られるようになる。

2010年頃にはキャプテンもすっかり大人しくなって(飽きて?)消滅扱いに近くなっているが、
Gは現在も未だにロワスレを荒らし続けているようだ。





私的見解によるパロロワの系統・派生図


昔←─────────────────────────────────────────────────────→今

                ┌────個人サイトによるオリバト・キャラバト系
                │
                  │
原作――キャラバトオリバト―┼YGBR──ソニー歌手ロワ・芸人ロワ等の実在人物系
                │
                 │
                │       ┌─────────────────┬─ネギまロワ
                │      /                   ├─非リレーロワ系
                ├どれみロワ┴─┬──スクランロワ ───────┼─単一作品系ロワ
                │         │                    ├─ジョジョ等単一クロスオーバー系
                ├ハカロワ───┴─ジャンプロワ┬─アニロワ ──┼─主流系(アニロワフォロワー)
                │                 │          ├─ロリショタロワ等性癖系
                │                  └ハカロワ3rd──┼─○ロワ等の分岐リレー制ロワ
                │                         ├─カオスロワ
                │                         │
                │                         │
                └バトロワinモナー ……………………………………─┴──やる夫(系)ロワ



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