中国連州より
合宿から日々は熱にうなされるがごとしと、
M1プロジェクトに没頭して2ヶ月が過ぎた。その間のことは、
M1プロジェクトに詳しい。
12月6日からartpathが始まったが、私は別のプロジェクト(連州国際写真フェスティバル)で中国に来ている。バスカメラが天気に恵まれたかどうかが気掛かりだったがどうだろう。
さて、余りにもの情報不足で中国の奥地まで美術をやりにくることに不安を感じていたが、ママよと来て良かった、と思うのはいつもの事。実際に20キロものウエイトオーバーで両手に3メーターのボイド管と12センチ×150センチのプリント束を抱え、成田から5時間のフライトでついた広州。そこからさらに6時間ものローカル道路バスの旅。100キロで夜道をぶっ飛ばし、おんぼろ自転車やらトラックやらをかき分けながら走る道は恐怖でもあった。おまけに中国語しか通じない世界に恐怖を感じていたが、幸いながら(ホントに助けられている)広州からジャーナリスト志望の利発で英語の流ちょうな女子大学生Mayが私にずっと付き添っていてくれる。これは主催者の配慮だが、分かっていればあんなに心配せずに済んだのに。連州についてみれば、予想にたがわず、山沿いの小さな地方都市。こんなところでホントに展覧会があるのか不安になる。しかし一夜明けて会場をみてみれば、スゴイ。本気なことが分かる。苦労しながら、展覧会にこぎつければ、オープニングのスケールに度肝を抜かれる。さすが中国恐るべし。
このバスで夜道の一般道といっても日本のそれではなく中国の田舎道を6時間ひた走った。
公式オープニング。市民総出で楽しんでいる。驚いた。
会場は三つに別れているが、主会場であり私が出品しているグレーン工場跡の会場オープニング。丸い倉でそれぞれが個展を行っている。ヨーロッパからも沢山のゲストが来ているが日本人は私だけ。
最終更新:2007年12月10日 01:21