10月24日(金)

10月24日(金) 記録:城市

佐藤研ミーティング @ space annex

1.影響を受けたアーティストのプレゼンテーション
 第一回 「ダイアン・アーバス」 随君プレゼン
 ■ソンダクの著書を通して、アーバスの写真性について概観。
  • ユダヤ系で裕福な家庭に育った、内気なアーバスが、奇形の人(freaks)を撮り続け得たこと
 →同情心ではなく、世界の一つの指標であった。また、初めからそのように撮っていたのではなく、初期はfamily albumとして撮りためていたポートレートから、‘untitled’としてのちに抜粋されていった。
  • 「Nudist」のシリーズなど
 ■アーバス、のちに自殺
 →ある限界を超えたところで好奇心の損傷。自己の不成立。

 □なぜアーバスが随君にとっての臨界点であったか。
 →‘社会から除外された人々’‘マイノリティ’に対する視点
 ここで、今夏のG8サミットでのデモ行進や警察との対立様子の写真が披露。
 →接近して撮った写真の数々。当事者自身が、その出来事自体をシュールに受け止めている様子が伝わる写真。

2.アトラス展について
(下平さん)
『モノ』から『皮膜』となるために、実際に展示を試行しながら検討へ
ピロティーなどの広いスペースでの展示を計画中

3.スペースアネックスでの展示について(佐藤先生からのコメントを中心に)
 □せっかくの展覧会であるので、もっとやりこむ必要性がある。新人であるならば尚のこと、キレイすぎる空間をもっとはみ出すくらいの勢いのある展示が必要。また、作家本人を知らない人が見たら、どう思うかという意見も。背景や動機が見えていてもいいのでは。 

B1F→二人の展示をもっと綿密にできる可能性があったはず。
(小澤さん)
 どういう空間で見せるかによって、もっと迫力がでる。今後に期待がもてる。
1F→通りからの見え方でもっとレイアウトを変えられたのでは?(通行人を引きつける見せ方に)
(具くん)
 ストーリーと写真の絡め方。too sweetであるので、この新たな展開をどう見せるのか今後また。
(桐生さん)
 箸置きを作る桐生さん。レイヤーをいくつか設け、そこに映す案もあった。各人の背景をどう見せるかという問題。音声、ブック、などなど。


4.次回以降ミーティング予定

10月30日(木) 伯耆田くんクロージングパーティー&テスト&具君プレゼン
11月7日(金) ミーティング+城市プレゼン
11月14日(金) ミーティング+一平くんプレゼン
最終更新:2008年10月26日 19:45
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