書記:髄
11月7日(金)
1、ナナさんによるプレゼン
21世紀に置けるスイス人建築家の台頭とヨーゼフボイスの存在
建築ルートからボイスの影響を探る
コルビジェ
モダニズムを創った建築家。
五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立地) すべて可視化出来る、つまり測量できるモノで構成されている
herzog&de meuron
スイス人建築家
シグナルボックス
銅線が巻かれており、表層に対しての新たなアプローチがされている。
建築物は建築物だ。本のように読むことはできない。美術館に並ぶ絵のようにクレジットやサブタイトルやラベルもない。その意味では、建築家はまったく表現者ではない。わたしたちのつくる建築物の力は、それが訪れる者に与える直接的で直感的なインパクトにある——ジャック・ヘルツォーク
この発言からドライな態度で建築に挑んでいることが分かる
さらに、トーマスルフに写真を頼む事で、制作者の視点ではなく第三者の突き放した位置から記録をしていった。
Goetz gallry
光と気象(霧)などの外界の影響に敏感に反応する事で建物が変化する。(トーマスルフ撮影)
Peter Zumthor
参照資料
瞑想を好み、暗闇、物資から受ける影響を大切にしている建築家
bregenz
外側を中と独立して構成している。
一つ一つの素材のあり方が明快である。
瞑想空間を自費で作った。
木で型枠を作り円錐状にし最後に木を焼いた為、コンクリートに焼け跡がある。
この二組の建築家のルーツは、ボイスである。
ヨーゼフボイス
彫刻的要素、脂肪とフェルトを用いた作品
1944年5月16日、クリミア半島上空でソ連軍に撃墜され、遊牧民のタタール人(クリミア・タタール人)に助けられ、体温が下がらないように脂肪を塗られてフェルトにくるまれたという話を様々に語っており、この体験が個人的な転回点になったとしてタタール人や脂肪にまつわる作品を多く制作している。
パフォーマンスアート、
彫刻、
インスタレーション
ドローイング
bett
kreuzigung
fettbattei
グランドピアノ均質浸透
フェルトスーツ
bockanmpffur die
ilikeamerica(パフォーマンス)
汝の傷を見せろ
ナム・ジュン・パイク等フルクサスと活動している
純粋芸術では、無く社会的応用芸術
脂肪とフェルト
人間が生きる術を尊重して、一つのエネルギー体系として表現している。
場に立って風景と同化する感覚、距離感がスイス人建築家と似ている。
1986年 芸大で講演を行う
その時、西武美術館で展覧会を行っていた、その為「なぜ、西武から金をもらったのか?」という点に学生が食いついた。
政治活動(緑の党)の結党に関わっていた。
「人は誰しもが、芸術家なのである。」と言う発言が曲解して伝わっている。
本来の意味は、芸術家が彫刻を創るように、社会を造る事が出来る。つまり社会に対して政治的参加が出来るということだった。
質問:
素材と空間の捉え方から、ヨーゼフとの接点を探ったが、社会的要素からの接点を探す事は、出来ないだろうか?
素材の持つ記憶を生かすのが、この時代には無い概念だった。
ヨーゼフは個人的芸術では無く、社会的意味を持つ作品を作っていた。
クリストとボイスの相違点
クリストは多くの人の協力を得て制作するものの、その資金源はドローイングを売った金である。その為、自分の思い通り自分の彫刻の実現をしていると言える。
ボイスはそうでは無い、芸術の概念そのものを換えている。
「スイスボックス」(シンプルな建築)
単純な形を崩さないというのが共通している。
木などの伝統的な素材を尊敬しつつも新たな使い方をする。
アルプスに囲まれている為、自然、地球との共存が根底にある。
2、クリストのドキュメンタリー映像を鑑賞