8月11日(火)


北海道から3週間ぶりに帰れば、我がPowerMac G5は眠りから目を覚まさない!長引く湿気の所為だろうか?電源部がおかしいようだ。しかし、たかだか5年の使用で正規の修理は無理とのこと。個人の修理屋さんに発注する。いつも抱えて使っているPowerBook G4も今年交換した160GBのHDの負荷が大きいのか、何時も何時もフリーズしている。えいままよ、とMacBookPro13inchに交換した。やっぱり新しいマシンは良いですね。バッテリーが7時間持つ。3時間の長めの映画をみてもまだバッテリーは残っている。本当に素晴らしいですねえ!! 

7月20日に大洗からフェリーに乗って、北海道に出発。その日までの激烈なスケジュールを考えれば、乗船した途端に大風呂につかり気分は全くの湯治。それから一週間は例年の北海道教育大学の写真基礎集中講義。その後の一週間は日本のブナ林の北限である黒松内町に一週間のキャンプ。そして滞在の〆は東川町にて、写真フェスタ。日本全体の異常気象から全く持ってぐずついた天気が続いた。しかし、それでも何となくいつもより外にいる機会が多いので、鏡に映る顔は、黒さを増していく。

今回は芸大からボランティアでデザイン科院1の五味さん。そして先端4年の安藤さんが参加してくれた。また例年のように写真センターの村上さんもボランティアの指導スタッフとして参加してくれている。私は、柄にも無く開会式での審査会代表としての総評や受賞作家フォーラムの司会などと引き受けて仕事をする。最後の東川での3日間は、全く持って朝から夜中までの濃密な日々である。日中の仕事が終わっても、夜は夜で浅葉克巳氏や山崎博氏、岡部昌生氏などと、東川から旭川に移動してからの“放課後”と称した連夜の飲み会である。ものすごく疲れているのだけど、毎日楽しいから眠くならない。

北海道教育大のピンホールの授業の初日である7月22日。皆既日蝕と全国的に部分日蝕が見られる日だった。岩見沢では午前中に雲の切れ間からせんべいを一口噛ったような形の太陽が見えました。授業で木漏れ日のピンホール現象について話しをしようと思っていたのだけれど、ハッキリ見えなくて残念。

今回は、図面を渡しての共通のカメラ制作ではなく、各自で勝手に作ってもらった。これは工具箱カメラ

子供の頃使っていたというバスケットボールカメラ。

紙コップパノラマカメラ。写真には撮っていないが、この他にもスイカメラなど、それぞれユニークなカメラを作ってくれた。撮影の為のF値の事など、それぞれが違うから、むしろ共通のカメラよりも自覚的に覚えてくれたかも知れない。

集中講義が終わり、岩見沢を出発し石狩や小樽を通って積丹半島。カムイワッカ岬は、いきなりの女人禁制。(だったらしい)

天気が悪いのが本当に残念。

天気が悪くても、水は青い!

岬の先端。ロシアがみえる。(気がした)

北限のブナ林の歌才ブナ林。残念ながらここに一週間滞在したが日差しはなかった。

木の姿は本当に個性的で、語りかけられるようだ。

もう一つ添別ブナ林。こちらは、再生ブナ林だが、中にはオリジナルとおぼしき古木も見受けられた。

雷電朝日温泉。この古い温泉は、私の大好きな映画飢餓海峡に登場する。犯人達が宿泊した温泉。一時のタイムスリップを楽しんだ。

映画ではこの露天風呂から建物を映していた。この空間を独り占め。

31日に東川に移動し、8月1日は東川町写真の町宣言25周年。

バルーンが上がった!

私自身が当事者のため、あまり写真も撮れなかったが、町はいままで以上に盛り上がりストリートにも一般参加の写真が沢山展示されている。

先端博士1期生の石川君も新人賞を受賞。

様々な行事があり、これは打ち上げのバーベキュー、ボランティア諸君とゲストなどの懇親会。みんなご苦労様!

東川が終わった8月3日、蕎麦食いの聖地、幌加内を訪れた。

一面が蕎麦畑である。なんだか、身も心も全てが蕎麦の香りにつつまれてすっかり満足。
最終更新:2009年10月17日 02:01
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