Vol.14 川合穂波 離人感 10 > 5-10 > 23


タイトル:離人感
素材  :布団、枕、シーツ
展示概要:私は昼でも、夜でも暇さえあれば、ぐうぐう寝ていた。
そうして又寝床に這入りさえすれば、いくらでも寝られた。
(内田百閒「山高帽子」より)
離人感とは?自分の精神過程または身体から遊離して、あたかも自分が外部の傍観者であるかのように感じている持続的または反復的な体験。
私は昔からこの離人感を持って生きてきました。作家、内田百閒の著作「山高帽子」では多くの場面で、まさにこの離人感が表されています。
箱の中で眠るそれを俯瞰で覗き込むような感覚。幽体離脱とシンデレラの棺とカプセルホテルと感覚遮断の宇宙実験室とそんなような、感覚と感情が遠くなり、体の動かし方が解らなくなってきた。

最終更新:2009年11月05日 19:48
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