11月25日(金)

11月25日(金) 研究室MTG 記録:高木、長塚

参加者:高木、スンヒ、川合、ナヒョン、秋本、米重、安積、萩原、藤井、長塚、浅古


◆展覧会リサーチの告知を早めに出す!
 →場所選びも状況判断で身近なところに
◆28日WSスタッフ(川合、ナヒョン、ホウキダ、高木、武藤、桐生、長塚、藤井)
 →AM8:00南千住駅東口集合
◆来年に向けての役割分担
 →8x8運営とwikiの管理
◆来週の8x8
 ・川合29日搬出→ナヒョン30日搬入
 ・秋本25日搬出→高木28日搬入
◆12/9『高山登展』リサーチプレゼン  担当:安積、萩原

◆佐藤研の新しいUSTREAM登録!!ー佐藤研究室 space8×8



【展覧会リサーチプレゼン】
担当:秋本瑠璃子、藤井由奈

『視覚の実験室 モホイ・ナジ/イン・モーション』@川村記念美術館


ー展覧会概要ー

  • 今年に入ってから日本各地を巡回している展覧会の、今回千葉県佐倉の川村美術館で開催中のもの
  • モホイ・ナジは、レオナルドダヴィンチにも匹敵する多彩な仕事を展開し、20世紀美術に新しいヴィジョンをもたらした芸術家
  • 本展ではキネティック、フォトグラム、映像、ハンガリー時代の素描や構成主義作品等を展示



◆秋本

ーナジについてー

  • ハンガリーに生まれる
  • モホリ・ナジやナージなど表記多々
  • 幼少期の名前は、ヴェイス・ラースロー

  • ラースロー2歳の時、父が賭けに負け失踪。母と兄弟と町を離れる。
 →兄はドイツの親戚のもとへ、母とラースローは現セルビアのモホル村へ
  • ナジ・ヴェイス=ラースローという名前に。
 →ナジとは母方の叔父の名字

  • ラースロー12歳頃から詩を作り始め、16歳の時地元の新聞に掲載
  • 学校で歴史や文学音楽を学ぶ
  • 名前をナジ・ラースローに。文学への関心を高める。
  • 『幸せの港は私たちの前にはもう決して現れなかった』
 →父のことを振り切る。モホリ・ナジと名乗るように。

  • 第一次大戦の出兵でドイツやロシアへ
 →このとき絵を描き始める。風景、自画像、様々なスケッチ

  • 23歳、芸術家を志すように。
  • 24歳、芸術家集団の一員に。そしてドイツへ。
 →キュビズム的作品、数字や文字、幾何学形体
 →ガラスや金属など光を反射するようなものを切ったり貼ったりしてコラージュ作品を制作

  • バウハウスの講師として招聘されるように
  • キネティック作品
 →時間がくると回転を始める。ライトのカラーがかわる。

  • バウハウスを辞めてベルリンで雑誌、広告、映画、舞台や衣装デザインなどの仕事を行う
  • 映画『ロブスターの一生』16分程度

  • シカゴでニューバウハウスの校長に就任
  • しかし1年足らずで閉校。
 →教育熱心ではあったので新しい学校institude designを開校
  • 51歳のとき、白血病で亡くなる

カタログを読むとより面白く理解できる

◆藤井

  • 手書きの展示会場図
 →時代ごとの区切りがしてある
  • ライトスペースモデュレーターは機能を停止していた、、、
  • ナジのフォトグラム
 →モノ自体のはあまりこだわらないのかな
  • ナジの晩年部屋
 →カラフルな油彩やスケッチ
 →初期のスケッチよりもきれいで、写真を見ていたときは白黒の人なのかと思ったが舞台美術やこのようなスケッチを見ると色彩感覚に優れた人なのかなと思った。
 →もっとカラー写真が早く発明されていれば、、?


ー質疑応答ー

  • 埼玉で瑛九の100周年記念展をやっていたので同時み見ていたらよかったかも
  • 今後、誰かマン・レイをやるといいね
  • 行って感じたこと、ささいなことでも良いので調べた対象の個人的な感想を交えて話した方が面白いのでは、、
  • 本を買えばわかること以外の内容がききたい
  • 少し退屈かな〜、活字のプレゼンでは面白く聞けない
  • 個々人の視点の違いなどを楽しめるプレゼンにしたい


Q.ナジとマン・レイを比べてみましたか
A.いいえ、、

Q.ナジがバウハウスにいた年数は?
A.28歳〜33歳の5年間。

Q.いまもシカゴのバウハウスはあるの?
Aニューバウハウス閉校後の.institute designがいまのイリノイ工科大学

Q.今回の展示で特に印象深かったものは?
A.藤井:写真のコラージュ、うるさくなく良かった
 秋本:ライトスペースモデュレータの構想段階のドローイング、デザインなどの思考が面白い

Q.重要だ、なんだといわれてますが二人はナジをどう思って見に行ったんですか、面白いと思いましたか
A.個人の表現的なおもしろさはそんなになかったが、さまざまな技術が好きだったのかなと、新しいやり方に飛びつくのが好きな方なのかなと。表現に思い入れを感じないところが逆にいい?表現としての考えより技術に目がいくが、そこが素直でいいじゃないかとおもう。

ラスト近く、ナジの生み出した美術の形態についてや、キネティックアートになかなか盛り上がった




【8x8講評】川合穂波、秋本瑠璃子

◆川合穂波
『心地良い信仰』布、綿
FEELing GOOD(GOD)†

十字架ーー信仰の象徴

  • 十字架抱き枕
  • 十字架ケーキ

自分に信仰心はないけれど信仰するってどういうことなのか。
韓国で十字架の電飾をみた。最初はなんだか怖かった。
しかし心地いい、などのプラスのイメージがあるのが気になった。

十字架抱き枕ーーーふかふかしながら寝れたらいいだろうな。もたれかかって眠れたらいいだろうな。次はおいしいかな、、→十字架ケーキ

ースンヒさん、ナヒョンさんー
韓国の宗教も派閥が多い。教会の中で赤い十字架。風景を撮りたくとも気になる。
きれいな風景ではなくなる、、十字架のネオンサインが多い。お墓のように見える。
キリスト教とカトリックは韓国では違う。
赤はキリストの流した血。しかしそれが怖いイメージに。最近では控えめに。
愛の象徴としての十字架。宗教としてではなく世界観として、心強くなれるものとしてのイメージ。天国や地獄などは関係ない。
宗派が分かれたのはバイブルの解釈の違いから象徴するものが違う。
十字架は神父さまに持って行って祈りをもらってから象徴になるので、行っていなければそれはただのアクセサリーとしてのもの。


韓国の宗教はより良い生活を送るための宗教。
今年、日本の女の子で十字架が流行っているらしい。

  • 磔てしっかり立たすよりも、重力によるへにゃへにゃ感がかわいく心地良いイメージになるかも。
  • 韓国の十字架ネオンで二番目くらいに多い白いクロスをイメージ。
  • 人間が熱心にみているものに興味がある。
  • 【天然の脱臼感】
  • 十字架の暗い面を出さないように作ったのか
 →アトラスでネガなイメージを出したように思われていたけれど、そこまで暗い面を出そうとしたわけではなく、死やキリストへの愛や想いを頼りにするという感覚。
 →その中から安心や愛を面白おかしくしたかった。

◆秋本瑠璃子

『渋谷道玄坂18:00~19:00.29.10.2001』写真パネル×3

昼間に別作品をピンホールカメラで撮っていた。
ぱしゃぱしゃ撮るよりも時間を溜め込むことができるんだと思い、カメラを解放させて歩いた。
音楽も話声も大きく、街全体がカラオケルームのようだった。

ネオンサイン

目的がある人もない人も黙々と歩き続ける街

30秒解放で撮影。展示作品は上から歩いているもの、歩いているもの、立ち止まっていたもの。

自分の足跡を残すのはなかなか面白い。

ーー枠に対してもっと枚数が多いとかサイズが大きいとか
ーー習作感がある
ーー率直すぎる?ちょうど良すぎて居心地が悪いのか、、
ーー光のイメージを見せるなら見せたらいいのでは?
ーー相手がどう見るかではなく自分がどうするかで大丈夫



◆8x8というスペースで展示する意味
最終更新:2011年11月25日 21:58
ツールボックス

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