井上さんの8*8講評
ホワイトキューブで家を作って泊まるのは形になった作品になり、パフォーマンスとインスターレーションの属性を共存させたたようだ。自分のセーフの環境への依存、家具と取り扱われるパーツの配置に機能を与えるなどのことにより人間の生存にプロテクターの位置をも考察したようだ。
石橋さんの自己紹介
廃材で作った彫刻/インスタレーションを展示し、廃材の解体風景、選びなどを紹介してもらった。実家の建て直しに対する感触を大切にし、作品にする予定がありそうだ。
紀さんの自己紹介
大学時代で撮った肖像写真をスタートポイントとし、文字とイメージの並びで言語性を作り出す作品も展示した。ドキュメント的な作品や社会問題に迫る作品群は研究重視の精神を示しているようだ。
唐さんの自己紹介
京都で撮った映像作品など、リアル空間に基づいての制作をした。
芸大に入ってから経験による作品を始めた(How to Live with
Phantom Vol.2等)。配置/設置を意識しながら、実在空間とバーチャル空間の特徴を考察した制作は大事にされたそうだ。アトラス展で出した作品は、三つのスクリーンが並べる形で一朝というモチーフを映し、観客との繋がりを感じられる空間だったようだ。続きはThe Greenとの作品、特定の色への個人的な感覚の遷移を表現し、生地の仕組みとRGBの発光原理との共通性をプログラミングとして把握されたようだ。その発展はinto the front doorとgreen is the new blackという作品になったようだ。色と生地の取り扱い方は似ている一方、映像と写真の構成と再構成を。
陳さんの自己紹介
アイデンティティに関する思考を主軸とし、他人/宗教/変身とのポイントを言及した。他人のアイデンティティを追い込んでいく作品を制作したが、問題解決には至らない可能性があると意識し、自分との対話を中心とした課題を始めらようだ。建築そのものと人間という建物の内部で動くものに視線を集中し、外部環境と内部環境の統一を表現した。近作はテセウスの船に関するものだそうで、中国の一人っ子政策によるアイデンティティの変化に考察している作品だという。日常経験を記録する写真や、写真に通じたコミュニケーションとドキュメントを表現した作品をも展示した。
最終更新:2023年06月19日 10:15