花の指輪
倉庫の中に小さな指輪が二つ、白いハンカチに包れてある。
花で編んだ指輪は特別な効果など、何もないけれど。
僕にとっては、大切な指輪。
花で編んだ指輪は特別な効果など、何もないけれど。
僕にとっては、大切な指輪。
「にぃさーーーん、待ってーー;;;」
「んぁ・・ラゼ、どしたん?」
狩りの後の清算が終わってすぐ、僕は倉庫をのぞく兄を捕まえた。
「あ、あのね、やっとウィル君たちの分そろったんだ、だから・・・はぃ、これ。にぃさんの分」
にこにこしながら花の指輪を一つ差し出すが、返ってきた言葉あんまりだった。
「―――なにこれ?」
きょとんとする兄の顔を見て、ちょびっとだけ悲しくなる。
だって、二人で・・・一緒に・・・
「ぇ、だから、ちょっと前にペア狩りで出して、僕が預かってたじゃなぃ」
「ピラ行ったのは俺じゃなくて、あの二人とだろ?俺が行けるわけないじゃんか」
・・・覚えてない・・?
「ぁ、ぅん、今行ってきたのはそうだけど、前に二人でも・・行ったんだよ?」
「お土産の口実なんだろー、ウィルも喜ぶ・・・ありがとぅな、ラゼ」
「んぁ・・ラゼ、どしたん?」
狩りの後の清算が終わってすぐ、僕は倉庫をのぞく兄を捕まえた。
「あ、あのね、やっとウィル君たちの分そろったんだ、だから・・・はぃ、これ。にぃさんの分」
にこにこしながら花の指輪を一つ差し出すが、返ってきた言葉あんまりだった。
「―――なにこれ?」
きょとんとする兄の顔を見て、ちょびっとだけ悲しくなる。
だって、二人で・・・一緒に・・・
「ぇ、だから、ちょっと前にペア狩りで出して、僕が預かってたじゃなぃ」
「ピラ行ったのは俺じゃなくて、あの二人とだろ?俺が行けるわけないじゃんか」
・・・覚えてない・・?
「ぁ、ぅん、今行ってきたのはそうだけど、前に二人でも・・行ったんだよ?」
「お土産の口実なんだろー、ウィルも喜ぶ・・・ありがとぅな、ラゼ」
『ラゼ、今暇かー・・・?』
『はぃ、にぃさん。暇ですよー』
『暇なら、どっか狩り行かね?』
『どこへでも、お供しますですよー』
『了解、んじゃそっち行くわ』
『はぃ、にぃさん。暇ですよー』
『暇なら、どっか狩り行かね?』
『どこへでも、お供しますですよー』
『了解、んじゃそっち行くわ』
声をかけてくれたのは、にぃさんだった。
「にぃさん、アクセサリーでたよ?」
「ぉう、ちと待ってな・・・あぁ花の指輪だ」
「きれいだね、もっと頑張ったら皆の分もでるかなぁ・・?」
「頑張ればなー・・お、牛来たぞー」
「わっ、グロリアっ!」
「ぉう、ちと待ってな・・・あぁ花の指輪だ」
「きれいだね、もっと頑張ったら皆の分もでるかなぁ・・?」
「頑張ればなー・・お、牛来たぞー」
「わっ、グロリアっ!」
結局二つしか、持って帰ってこれなかったけれど。
ウィル君たちの分もそろったら、ずっとお揃いにしてほしかった。
ウィル君たちの分もそろったら、ずっとお揃いにしてほしかった。
鞄の中に小さな指輪が1つ、白いハンカチに包れてある。
花で編んだ指輪は特別な効果など、何もないけれど。
それでも、にぃさんと一緒に出した、大切な指輪。
花で編んだ指輪は特別な効果など、何もないけれど。
それでも、にぃさんと一緒に出した、大切な指輪。