ストーリー詳細
八野平太、通称八兵衛は土浦に住む探偵、のはずなのだが両親の遺産がかなりあるのでまともに事件探しをしないでいた。
探偵事務所の筋向いに住んでいるミッツ・フォレンズは掲示板群ババロアの初心者である。
携帯のアドレスをメール欄に書き込み、レスをしては釣られ、画像を開いてはグロを踏む。
最近では、可哀想なほど哀れな実名コテとして有名になりつつある。
携帯のアドレスをメール欄に書き込み、レスをしては釣られ、画像を開いてはグロを踏む。
最近では、可哀想なほど哀れな実名コテとして有名になりつつある。
近所の有名人である彼女の名前をババロアで見かけて世話を焼いてからというもの、
彼女が事務所にやってきて愚痴をこぼしていくのは、もはや日課となっていた。
彼女が事務所にやってきて愚痴をこぼしていくのは、もはや日課となっていた。
そんなある日、ただでさえおかしいミッツが妙なことを言い出した。
メール欄のsageにメールしたら何故か返信が来たというのだ。
「ハチベエ、ワタシもやっとババロアで友達ができたヨ!」
ちょっと待て。それはおかしい。
メール欄のsageにメールしたら何故か返信が来たというのだ。
「ハチベエ、ワタシもやっとババロアで友達ができたヨ!」
ちょっと待て。それはおかしい。
―――というか、事件の匂い。
怠惰な心を、好奇心がほんのちょっと上回った。
怠惰な心を、好奇心がほんのちょっと上回った。
探偵ルックに身を包み、金に物を言わせて揃えた探偵グッズの数々を引っ張り出す。
実に一年ぶりの、探偵事務所の再開だ。
実に一年ぶりの、探偵事務所の再開だ。
巨大匿名掲示板群『ババロア』
多種多様の分野を扱った匿名掲示板が無数に混在するインターネットサイト。
現代を代表するネットサービスの一つで、利用者は「バロアー」「バーバリアン(無法者)」等と呼ばれる。
独特な法規、住民意識が根付いており、無法地帯と呼ばれながらもその自浄力は非常に強固。
しかし“匿名掲示板”という性質を持つ以上、時として現実をも侵蝕し得る事件は起こりうる。
現代を代表するネットサービスの一つで、利用者は「バロアー」「バーバリアン(無法者)」等と呼ばれる。
独特な法規、住民意識が根付いており、無法地帯と呼ばれながらもその自浄力は非常に強固。
しかし“匿名掲示板”という性質を持つ以上、時として現実をも侵蝕し得る事件は起こりうる。
今回の事件はそんな『ババロア』にて、不可思議なバロアー「sage(セイジ)」と電波系ヒロイン、ミッツがコンタクトすることによって幕を開ける……。
千葉プロット
プロローグ部(脚本っぽいもの):http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1347259210/318-321
318 :プロローグ後、事務所にて [sage]:2013/04/05(金) 01:46:28.99 ID:5XAEjPdbo 「あのな、ミッツ。メール欄のsageってのはババロアの機能の一つであってアドレスじゃあないんだよ」
「? でもメール欄はアドレス書くとこだヨネ?」
「いや、それはそうなんだが。メール欄にsageって入力すると書き込んだ時にスレッドが上がらなくなるんだよ。まぁ特殊コマンドってやつだな」
「……なんデ?」
「なんでって、システム的にか? 理由的にか? んなもん俺だって知らねぇよ。つかそこはどうでもいいんだよ。つまりな、ミッツ。sageにメールは送れないし、当然返信があるわけないってことだ」
「でも、返信キターよ?」
「訛りに見せかけて痛々しい発音すんのやめろ。とにかく、問題はそこだ。『ありえないアドレスにメールが送られ、ありえない返信が届いた』。ふふ、なんだそれ。臭うじゃねぇか」
「えっ、ごめんなサイ昨日お風呂入ってないカラ……」
「お前じゃねぇよ! つーかいくらヒッキーだからって風呂くらい入りなさい! 年頃の娘なんだから!」
「あぅー、ハチベエには言われたくなイヨ!」
「俺は実質ニートなメンズだからいいんだよ。ちなみに今日で五日目だ」
「…………」
「…………先にシャワー浴びてこいよ」
「何それっぽい言い方してるノヨ! 先に行くべきはハチベエだかラネ!? てか近寄らないで汚い!」
「うぐっ、ちょっとした汚茶目じゃねぇか。素になんなよ。なんなら一緒に入るか?」
「なってネーヨ! 入らネーヨ!」
「まぁそう顔真っ赤にすんなよミッツ。な、俺達の最初の仕事は決まった。それはsageのシステム解析でも、謎のメールを調べることでもない。風呂だ。風呂に入ろう。話はそれからだ」
「わかってマス! じゃあ一時間後にまた来るカラ……あ、いつものアレ、用意しといテネ」
「ああ、安心しな。いつでも冷やしてあるさ」
「甘くて柔らかーい、極上のババロアがな」
些細な変化と僅かな期待。これから八野平太探偵事務所の運命を大きく変えることになるある事件はこのように、少し小汚いのが玉に瑕な、いつも通りで何気ない朝に始まった。
319 :藤田と八兵衛 [sage]:2013/04/05(金) 02:06:45.15 ID:5XAEjPdbo 「なんちゅーか相変わらずやなぁ、ハチ」
「いつでもダンディーでいなきゃいけないってのも、探偵の勤めなのさ」
「誰もんなこと言っとらんわ。相変わらずセンスのカケラも無いっちゅーとんねん」
「久しぶりの再会でそういうこと言うかよぅ」
「アホ抜かせぇ。出来る事なら会いとーないわ。お前さんに関わってもロクなことにならん」
「そうやって自分の不出来を他人のせいにしてっから昇進出来ないんだよ、フジさん……」
「なんやとぉ!? なんちゃってニートのガキに言われる筋合いはないわ!」
「ニートじゃないですうううう! 探偵ですうううう! 金が有り余ってるんで働かなくてもいいんですうううう!!」
「ああん!? いてこますぞクラァ!」
「……藤田サン、おまわりさんより向いてるお仕事あると思いまスヨ?」
「んな殺生なこと言わんでくれミッツちゃん」
「うひひひ、ざまぁないぜ」
「ハチベエは謝った方がいいと思ウヨ? 全社会人に」
「……すんません」
「ざまぁないのぅ」 320 :盗撮天使ナミダちゃん [sage]:2013/04/05(金) 02:27:20.43 ID:5XAEjPdbo 「くふふ、今日も美しい絶対領域ねミッツ」
「うげっ、アナタは笑い方がキモイ上に盗撮大好き黒タイツ痴女の奈美サン……!」
「くふふ、今日も汚い言葉使いねミッツ。流石の私もそれは引くわ」
「むー、なんの用でスカ」
「ただのお散歩よ。この世の美を納めて回るのが日課なの。決して毎日フラフラしてるだけの暇人じゃないのよ?」
「[[とりあえず]]ワタシこの数秒で奈美サンのことがとてもわかった気がしマス」
「そう、それは良かったわ。今度お茶でもしましょうね。なんなら2時間ばかしのご休憩でも……」
「藤田サン! ここデス! 仕事のチャンスがここに!」
「連れないわねぇ」 [[321]] :ハチミツコンビのテンプレ決め台詞(真剣) [sage]:2013/04/05(金) 02:50:16.41 ID:5XAEjPdbo 「難事件怪事件珍事件。上等じゃあないの。探偵冥利に尽きるわな」
「よく言えますヨネ。金でゴリ押すしか能が無い癖シテ」
「それで解決出来るならそれでいいんだよ。汚い汚い大人の戦い方。だけど、最もスマートなのさ」
「お金じゃ解決できないことだって一杯ありマス」
「わかってる。わかってるよ。だからこそ……」
「「まったくこの世は甘くないぜ」」
「おいマネすんなミッツ」
「ふふ、ねぇハチベエ。冷蔵庫にババロアは入っテル?」
「当たり前だ」
「じゃ、今回こそ早く解決して帰ろうネッ」
「だからそれ難航フラグだからやめろっつーの」
全体構成っぽいもの:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1347259210/383-387
383 :千葉 [sage]:2013/05/11(土) 07:14:15.32 ID:ETfo/eG0o んじゃまぁざっくりがっつりと行きますわよ
・1話【起】 ミッツが八兵衛にsageの話を持ってくる。過去スレのアバンイメージ及び>>318を参照。 巨大掲示板群「ババロア」の説明パート。2話目以降は冒頭にこのパートを挿入→OPというテンプレート。 ミッツが愛用のノートパソコンを事務所に持ち込み、八兵衛とともにsageの返信メールを検証。まるで糸口を掴めぬ内に来客登場(悲色さん)
【承】 悲「そこで迷子拾ったんだけれど、どうかしらー?」 悲色さんは地元で有名な名家の放蕩娘(Wiki設定)。八兵衛とは以前から知り合いである(八兵衛が家出中のナミダちゃんを世話したことがあるという設定) 八「おいおいナミダちゃんよ、ここそういうとこじゃねーから」 悲「あらぁ、平太ったらそんなに最低限の人権すら失いたいのかしらぁ?」 八兵衛がからかう→悲色さん静かにぶちギレる→八兵衛がおどけて謝る。というテンプレート。 迷子とは球美ちゃん。訳ありの家なき子という設定。手に負えないと即決した八兵衛はこれまた旧知の警官である藤田を招集。補佐の高橋を連れて藤田がやって来たことによりメインキャストが探偵事務所に集結する。 384 :千葉 [sage]:2013/05/11(土) 07:15:13.45 ID:ETfo/eG0o 【転】 球美VS藤田高橋のしょーもない口論や、唯我独尊で韓ドラを見始める八兵衛、レズっ気発動の悲色さんがミッツに迫るなどのコメディパートを展開していく中、ミッツのPCにsageからメールが届く。内容は「ババロアを見ろ」 ミッツがいぶかしみながらババロアを開くとそこは祭りで大盛り上がりの様子。原因は「殺人予告の書き込み」。予定された現場は八兵衛達の集う舞台、土浦市の駅前。時刻は1時間後であった。 大慌てで出動する藤田と高橋に続いて探偵ルックに早着替えした八兵衛とミッツ、面白半分でカメラ片手の悲色さんと、怖がりながらも悲色さんの傍を離れない球美も現場へと向かう。
【結】 予告現場の土浦駅前や駅ビルのペルチ土浦を手分けして捜索することに。ミッツの天然全開推理や、うっかりワセリンを塗り忘れて股ずれになった八兵衛などのコメディを交えつつも手がかりは掴めず、あえなく犯行時刻に。 しかし緊迫する一同を裏切って結果は何も起こらず、肩透かし。ネットのいたずらに振り回されたと気を抜いて帰路に付く。 珠美の件は保留としてしばらくの間悲色さんが面倒を見ることになり、今日はひとまず解散することになったのであった。 ミ「なんかどっと疲れたヨ……」 八「まったく。久しぶりに俺様の活躍時かと思ったが、まぁなんだ。これだから世の中は甘くないってな」 ミ「誰もハチベェには期待してなかったと思うけどネ」 八「なんと!?」 一方その頃、夕闇に沈む探偵事務所の片隅でミッツのパソコンにメールが届く。差出人は「sage」。件名は、「次回予告」……。 EDテーマとともに次回予告映像が流れるスタイルで締め、第1話おわり。 385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) [sage]:2013/05/11(土) 07:32:21.66 ID:ETfo/eG0o ・その後の展開 2話、3話とミッツのパソコンに届くsageのメールと、止まらないババロアでの犯罪予告。 振り回される八兵衛と愉快な仲間達であったが、八兵衛の金と人脈に任せた強引な捜査により、メールの発信元特定に成功。 それはミッツの携帯電話であり、一連の騒動がミッツの自演だったことが発覚する。 正確にはミッツ本人も無自覚の二重人格、「†天才ハカー†ミッツ様」の仕業であることが明らかになる。 4話ではミッツの出生の複雑さや、それにより発生した多重人格障害について語られ、その対処とケアを八兵衛が行うということですべては丸く収まったかのように思われた。 再びsageからのメールが届くまでは……
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) [sage]:2013/05/11(土) 08:03:01.25 ID:ETfo/eG0o 天才ハカーモードを会得し俄然調子に乗るミッツと、彼女に恋心を感じ始め困惑するロリコン八兵衛は再びsageに関わる事件に巻き込まれることになる。 ハッキングと圧倒的な財力というチート手段で犯人に迫る二人は、ババロアの[[管理人]]「今野mac洋平」が犯人であると特定し、彼の住むマンションへと乗り込む。
【今野mac洋平】(もはや新キャラでゴメンな設定) 現ババロア管理人の男。ただし見た目は女。ボクっ子メンヘラ。幸薄い。性同一性障害の男の娘(流行に乗った設定)。重度のオタクでもある。 ミッツ以降の犯罪予告の真犯人。八兵衛に惚れて改心。事務所へと押しかけて無理やり住み込むことになる。 洋「男同士なんだから何も問題はないですよね!? ね!?」 八「問題しかねぇよバーカ! あれか!? ただでさえ股ずれの痛みに日々悩まされてる俺を更に痔にしようってのか!? やめて!」 洋「やだなぁ、痔になるのはボクの方かもしれませんよ?」 八「ぜってぇならないですからあああああああ!!!!」
ミッツ「……あれ、なんか面白くないですヨ?」 事務所が賑やかになりミッツに嫉妬心が芽生えつつも、再び平穏を取り戻した彼らのようであったが、しかしこの世は甘くない。 .次なる事件が土浦に襲い掛かる。それは、ミッツと今野が書いてきた架空の犯罪予告の現実化。予告の現場で次々と、実際に殺人事件が起きてしまう……。 387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(千葉県) [sage]:2013/05/11(土) 08:18:26.46 ID:ETfo/eG0o クライマックスは悩んでるからまたその内晒すことにするだ
ただ、とりあえず八兵衛には戦闘機「震電」に乗ってもらいたいと考えてる。 第二次大戦末期に作られた日本海軍の化け物スペックな戦闘機なんだけど終戦までに完成しなかったのよ。 んで、その試作機の[[テストが]]行われてたのが土浦っていうね。八兵衛の最終兵器としてどうかなと思ったわけだ