貴-若、確執の原点は95年V決定戦2005年6月17日(金) 9時58分 日刊スポーツ |
| 大相撲の貴乃花親方(32=元横綱)は16日、生出演したテレビ朝日の情報番組の中で、95年九州場所での若貴による優勝決定戦が、兄弟の確執の原因という見方を、肯定した。兄でタレントの元横綱3代目若乃花の勝氏(34)との確執について、連日のテレビ出演で話しているが、本場所での取組も確執の原因になったという発言は、今後に波紋を広げそうだ。 午前中に出演したテレビ朝日の番組の中で、好角家で漫画家やくみつる氏から「95年の兄弟決定戦があつれきの原因になっていますか? 力が入ってなかったように見えました。あそこに原点を求めるのは間違いですか」の質問に、親方はにこやなか表情で即座に「はい、間違いないです」と答えた。すぐに他の出演者から「その言葉に自信が持てますか? 親方ご自身の判断で答えてください」と突っ込まれると、ちょっと考え苦笑しながら「私の至らなさです」と言った。 やく氏の「力が入ってないように見えました」という言葉を肯定したことは、聞きようによっては、兄弟決定戦で無気力相撲を取ったとも受け取られかねない。その後、貴乃花親方の発言の真意として、無気力相撲という意味で発言していないことが明らかになった。親方サイドの説明によると、あくまでもその当時から兄弟の仲がぎくしゃくしていた、という趣旨での発言だったという。 また、言葉が足りずに誤解を招きかねない点にも、早朝からの出演が続き、質問に答えることに集中していたため、微妙な内容について、その発言1つ1つすべてに気を回すことができなかったとの見解だった。 確かに、この日は早朝のTBSと、テレビ朝日を含め3番組に出演し多忙を極めていた。ただし、兄勝氏への批判から話題が外れ、相撲協会まで巻き込みかねない際どい発言だった感は否めない。【井上真】 |
| [ 6月17日 9時58分 更新 ] |
(p@)
こんな事でも相撲の話題があるだけでもうれしい。