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現状のVorbisエンコーダの問題である高域のブースト現象ですが、やはり、チューニングレベルでは根本的解決は難しいようです。Monty氏の過去のMLでの発言では、point stereo と quantization をその原因に上げていました。また最近、Sebastian Gesemann氏はこの問題に関するレポートを発表し、その中でブースト問題とそれを解決するための方法に言及しています。それらを総合すると、この問題はquantization 時に付加されるノイズに起因するもので、修正は可能ということです。とはいえ、修正するにはより深くエンコーダを理解しなければならないため、私がやるか(若しくは出来るか)は解りません。
また、QuantumKnot氏のQKTune3.2ではpoint stereo の処理部分をhackし、高域側の情報を減らすことで、この問題に対処しようとしています。このhackでは、q3~q5あたりのレンジではほとんど副作用もなく、聴覚レベルでかなり良い結果が得られているように思います。逆に低いレンジでは別の問題が出てくるのと、モノラルソースでは効果が無いので限定的・一時的なものですが、非常に面白い試みだと思います。
ただ、過去のMonty氏の発言はあまりこの問題を重視してはいないように受け取れます。オリジナルと比較して云々よりも、単体で聞いた時に不自然にならないようなチューニングの方向性は理解できますが、この問題はかなり明確に解る類のものなので、優先順位を上げてくれないかな…なんて思ったりもします。
また、QuantumKnot氏のQKTune3.2ではpoint stereo の処理部分をhackし、高域側の情報を減らすことで、この問題に対処しようとしています。このhackでは、q3~q5あたりのレンジではほとんど副作用もなく、聴覚レベルでかなり良い結果が得られているように思います。逆に低いレンジでは別の問題が出てくるのと、モノラルソースでは効果が無いので限定的・一時的なものですが、非常に面白い試みだと思います。
ただ、過去のMonty氏の発言はあまりこの問題を重視してはいないように受け取れます。オリジナルと比較して云々よりも、単体で聞いた時に不自然にならないようなチューニングの方向性は理解できますが、この問題はかなり明確に解る類のものなので、優先順位を上げてくれないかな…なんて思ったりもします。
カテゴリ: [vorbis] - &trackback() - 2004年03月16日
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