「蒼弓ノート」 別館

実験版の記録

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 今回の主だった変更はステレオ周りです。最初に、ステレオの閾値算出の基礎値を変更しました。これにより、特定のサンプルで生じていた不自然な減衰音が改善されます。二つ目に新しいhypotを導入しました。従来、高域と低域で違う hypot(round & dipole)を使用していましたが、今回は新しいもので統一しました。これはpointステレオによる聴覚上のエネルギーバランスの乱れを改善します。三つ目として、hypot(新しいhypotやdipole hypot)処理によって起こる詳細(residue)の損失をある程度保証する仕組みを作りました。
 自分で実験した範囲ではそれらによる明確なデグレはないように見えます。ただし、それはあくまで私がテストした範囲の話です。これが、多くの人によってテストされることを望みます。
 一応DLLも置いておきます。これはテスト向けではありませんが、恐らく問題はないでしょう。ただしこちらでは厳密にはテストしていないのと、リファレンスバイナリと同じ出力にはならないので注意してください。

注 [hypot はpoint stereoのための前処理です]


カテゴリ: [vorbis] - &trackback() - 2005年02月28日

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