登録日:2023/11/24 Fri 05:26:41
更新日:2025/04/17 Thu 18:24:16
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なぜ、生まれてきた…
初めて明かされる、鬼太郎の父たちの物語
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とは、2023年11月17日に公開された日本の
アニメ映画。
通称「ゲ謎」。
漫画家の
水木しげる生誕100周年を記念して製作された。
水木の代表作『
ゲゲゲの鬼太郎』の
東映アニメーションによる
アニメ化シリーズのうち、
第6シリーズの前日譚を描いた長編映画である。
上映時間は105分と、『鬼太郎』のアニメ映画シリーズの中では最長の長さを誇る。
ゲゲゲの鬼太郎アニメシリーズにおいては史上初の、製作委員会に水木プロダクションが参加して本格的な監修を務めた作品となっている。
第47回日本アカデミー賞、『優秀アニメーション作品賞』を受賞。
センス・オブ・ジェンダー大賞を受賞。
アニメージュ、第46回アニメグランプリ受賞。
東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)アニメファン賞」を受賞。
第55回『星雲賞』のメディア部門ノミネート。
アヌシー国際アニメーション映画祭『コントルシャン部門』ノミネート。
【概要】
なお、古賀監督と脚本の吉野は第6シリーズ第14話「まくら返しと幻の夢」の演出と脚本を手掛け、その縁で今回の映画化企画を任されたという経緯がある。
また、谷田部は水木しげる作品のいわゆるガチ勢であり、彼女の原作に対するディープな知識と愛情が、作品に大きな影響を与えている。
本作は水木しげる生誕100周年記念プロジェクトの一つであり、貸本漫画『
墓場鬼太郎』などで描かれてきた「鬼太郎の誕生」をテーマとし、アニメ鬼太郎の記念碑的な作品とするべく制作された。
物語のコンセプトは「鬼太郎の父たち」で、鬼太郎の実父である「目玉のおやじ=ゲゲ郎」と、後に鬼太郎の養父となる人間の男「水木」の二人を主人公としている。
TVアニメ第6シリーズにおける鬼太郎が如何なる想いを託されて産まれてきたか、そして第1話からしばしば語られていた「水木が赤ん坊の鬼太郎を育てた経緯」にまつわる物語が紡がれる。
ちなみに、古賀監督はトークショーで『映画の序盤で会社で水木が席を立つか立たないかで、本編(6期)と墓場(墓場鬼太郎)にルート分岐する』と語っているが、これは悪童の墓場鬼太郎とは異なる、ヒーロー鬼太郎が誕生するきっかけについて、脚本の吉野と語った部分が切り取られ、広まってしまったもの。映画の世界が繋がるのはあくまで6期である。
鬼太郎の各作品はそれぞれ異なる設定を持つ独立した世界であり、本作品および6期で語られる水木と、墓場鬼太郎に登場する水木も全くの別人である。
舞台となるのは、第二次世界大戦後の日本が高度経済成長期に踏み込まんとする昭和三十一年、その中でも人里離れた山奥の閉鎖的な村「哭倉村」。
そこに、ある事情から村を治める大地主の龍賀家へと赴いた水木は、奇怪な殺人事件に巻き込まれる。
そして彼は、銀髪の不思議な雰囲気を持つ幽霊族の男、後の鬼太郎の父であるゲゲ郎と出会い、村に隠されていたおぞましい真実に直面していく。
6期の前日譚であることを踏まえても、戦後かつ昭和中頃の孤立した村が舞台なため、倫理観はまともに機能しておらず、問題発言や常軌を逸した思考を持つ人間がポンポン出てくるのが特徴。
そして、登場する人間のキャラクターは、一部を除いて人間の暗部を凝縮したような下卑た性質を持つ者ばかりであり、生理的嫌悪感を催すことは必至。
そうした人間により、弱者が容赦なく蹂躙されるあまりにも救いのない展開が連綿と続くため、間違いなく人を選ぶ作風である。
また、出血・切断描写等のグロシーンが大量に含まれているため、映倫においてPG12指定を受けている。
ある意味「人間の悪意」にも焦点を当てたエピソードの多い第6シリーズを踏襲した作品と言える。
しかし全体としては、これらの悪意に立ち向かっていくゲゲ郎と水木の二人が織りなすバディものとしての作風が強く、アクションシーンも盛り沢山であり、エンターテインメントとしても十分楽しめる。
二人の未来を見据える姿勢が一縷の希望となっており、妖怪と人間の希望の架け橋「鬼太郎」の誕生へと繋がっていく。
2024年10月4日に新たに327カットのリテイクに加え、音も再ダビングし“真正版”として全国の劇場で再上映される事が決定。
対象年齢も通常版とは違いR15+に変更されている。
古賀監督曰く、「“恐ろしさ”というより、“妖しい美しさ”が増した事でより深く物語に陶酔し、感動していただけることでしょう」との事。
同時に、一部の劇場では4DX上映も行われる。
【ストーリー】
現代
今はもう廃村となった山奥の村「
哭倉村」。
そこに、巷で話題の人間の味方をする
妖怪「ゲゲゲの鬼太郎」の出生の謎を解く鍵があると掴んだ記者・山田は取材に赴くが、入ろうとするなり当の鬼太郎が現れ、「ここから先は立ち入らない方がいい」と警告される。
警告を無視して村へと入った山田は、建物に入るうちに深い穴に落ち、そこで恐ろしい妖怪と遭遇してしまう。
昭和三十一年
東京の帝国血液銀行に勤めるサラリーマンの水木は、哭倉村へと向かっていた。
哭倉村の支配者、龍賀家の当主であり、かつ自社の重要な取引先である龍賀製薬のオーナーである時貞が急逝したためである。時貞の娘婿の龍賀製薬社長、龍賀克典は水木の担当であり、水木は克典の当主継承を自身の出世に繋げる腹積もりだった。
だが、水木を待ち受けていたのは、閉鎖的で厭世的な奇妙な村の人々と、時貞の長男の時麿への当主継承という「不都合な事態」であった。
複雑な事態に心を休められない水木だったが、翌朝予想外の事態が起こる。
当主継承の「御籠り」の儀式の最中に、時麿が何者かに殺されたのだ。
不安と恐怖が村を包む中、「怪しい余所者」が村人に捕まる。
その男―――銀髪に全てを見透かしたような右目を持つ男に、水木は見覚えがあった。
人探しのために村へとやって来たというその男と、村に伝わるあるものを探したい水木は協力関係を結び、村の秘密を探り始める。
だが、それは世にもおぞましい人間の悪意へと繋がっていた。
互いの出会いが人間と妖怪の未来の希望へと繋がっていくことを、二人はまだ知らない……。
【登場人物】
昭和31年
「お主が生きる未来、この目で見てみとうなった」
主人公の一人。哭倉村に現れた銀髪で長身痩躯の男。
その正体は幽霊族の数少ない生き残りで、目玉おやじのかつての姿。
第6シリーズ第14話とは目の形等、デザインが異なり、鬼太郎と似た姿になっている。
作中では本名は名乗らないが、ねずみが彼を見た際の「ゲゲっ!」という言葉を受け、水木は「ゲゲ郎」と呼んだ。
かつては人間嫌いで、人間と関わらずに生活していたが、妻となった幽霊族の女性の影響で人間とも交流をするようになったという。
風呂好きも妖怪・怪異についての博学ぶりも後と変わらず、水木の監視の目を盗んで天然の露天風呂に浸かりながらカッパから情報を得たり、村に巣くっている妖怪の正体を状況から推察して突き止めたりしている。
ある日妻が突然失踪し、情報を得て哭倉村に入ったところで村人に捕まり、水木と出会う。
当初は野心塗れの水木を軽蔑し、言いつけをまるで無視していたが、行動を共にする中で本心を語り合うようになり、彼に信頼を寄せていく。
戦闘力は凄まじく、単純なパワーやスピードですら修練を積んだ達人が十数人相手だろうと一蹴する凄まじいレベルであり、リモコン下駄を駆使して遠距離の妖怪の群にも対応し、終盤のバトルでは毛髪操作や体内電気と言った技も見せる。
そんな彼が、なぜ『ゲゲゲの鬼太郎』第1話において全身が爛れた姿と成り果て、しまいには目玉だけになったのか……?
序盤の「はよう行け」と終盤の「はよう行け」とのイントネーションの違いは必聴。
○水木
声:木内秀信
「約束しろ。絶対に生きて戻って来ると」
主人公の一人。
帝国血液銀行に勤めるサラリーマン。高度経済成長期のビジネスマンらしく、出世欲に満ちている。
第二次世界大戦中に徴兵され、生きて帰れぬ地獄と言われた南方戦線に送り込まれる。
さらに司令部の連絡ミスを誤魔化すため、二度にわたって特攻命令を受けるが、奇跡的に生還。
しかし帰ってきてみれば故郷は焼け野原となり、たった一人の家族である母は、頼りのはずの親戚に、なけなしの財産を全て奪われていた。
こうした経験故に人間不信となり、二度と使い捨てられない立場になるため、強者への成り上がりを目指す。
その一方で、「安全圏から他者に大義のための犠牲を強要する人間」「底辺を見下しながら弱者を虐げる人間」には反感を抱く、矛盾した思いを抱えている。
龍賀時貞の急逝を知り、お得意様である製薬会社社長の克典が当主に指名されると睨んで哭倉村へと向かうが、村のあまりの異常さに疑問を抱くようになり、ゲゲ郎と出会い、成り行きから彼の正体を知り、互いの目的の為にバディを組むこととなる。
幼少期、乳母だった老婆から妖怪の物語を聞かされていたためか、妖怪の実在を知らされた当初こそ混乱したものの、すぐに受け入れた。
また、ゲゲ郎と親しくなる中で受けた忠告は反発することなく聞きながら、苦しい胸の内を打ち明けている。
要は心身に負った傷と戦後の社会で生き抜くために偽悪的に振舞っているだけで、根は素直で心優しい、つまり非常にいいやつである。
なお、彼のキャラクター造形のうち、南方戦線での経験や名前のイントネーションは、原作者の水木しげるに由来。
ルックスや演技には、作中の時代に活躍していた二枚目スター、佐田啓二がエッセンスとして取り入れられている。
○
龍賀 沙代
声:
種﨑敦美
龍賀家長女・乙米と克典夫妻の娘。
淑やかで心優しい少女であり、余所者である水木にも分け隔てなく親切に接する。
実の親からも粗末に扱われ、哭倉村での生活を苦痛に感じており、いつか東京に出ることを夢見ていた。
そんな中で水木と出会い、彼に救いを見出し、自分を連れ出すよう懇願する。
+
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ネタバレ |
本作の最大の被害者その1。
実は祖父である時貞の「お気に入り」であり、彼の子を産む為に慰みものにされていた。
祖父自身への恨みや助けようとしない家族への絶望が募る内にいつしか狂骨の依代となるが、彼女も龍賀の血を引いていたせいか同時に狂骨を操る事が出来る。
これを利用し自身に危害を加えようとする者を狂骨を使って謀殺してきた。
しかし密かに想いを寄せていた水木に、母・乙米が沙代と祖父の関係を暴露したことを知らされ、さらに水木がゲゲ郎との関わりの中で霊や妖怪が見える体質になっていたため、自身が殺してきた者たちが憑りついていたことから自分が犯人だととっくに知っていたことに気が付き、絶望。
知られたくなかった己の暗部を水木に知られた狂乱のままに狂骨を解放。
乙米達を皆殺しにし、自分自身を見てくれなかった恨みから水木を絞め殺そうとするが、事切れる寸前の長田に槍で胸を刺し貫かれ、青い炎に飲み込まれ消滅してしまった。
狂骨と化した時弥が鬼太郎により救われた際、彼女とよく似た霊の様な存在が時弥の前に現れ、優しく抱きとめる描写がある 。
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○
長田 時弥
声:
小林由美子
龍賀家三女・庚子と村長・長田の息子。
病弱であまり外では遊ばないよう言われているが、いつも明るく、未来への希望に満ち満ちている。
時貞の遺言により、時麿の次の当主として育てられるよう言いつけが下るが……?
+
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ネタバレ |
「忘れないで…!僕、ここにいたよ…!」
本作の最大の被害者その2。
物語中盤で熱にうなされ、亡き祖父に助けを求めながら苦しむ描写を最後に姿を消すが、終盤時貞によって魂を入れ替えられ、体を奪われてしまっていた事が判明する。
紆余曲折あって元凶の時貞は自業自得の末路を辿るが、肉体を追い出され未来を奪われた彼の魂は狂骨と成り果て、70年が経った現代も哭倉村をさまよい続けていた最後の1体の狂骨として鬼太郎達の前に現れるが、目玉おやじ=ゲゲ郎の説得を受け、鬼太郎にたった一つの願いを伝えた後、沙代に似た霊の様な存在に導かれる様に成仏していった。
ちなみに担当声優の小林は5期29話にも羽原舞役で出演しているが、偶然か否かその際の敵も狂骨であった。
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○龍賀 時貞
声:白鳥哲
日本の政財界を裏で牛耳る龍賀家の当主。
太平洋戦争を利用して巨大製薬会社を一代で築き上げ、地元の哭倉村に凄まじい富と名誉をもたらした。
物語冒頭で死亡しているが、彼の死をきっかけに物語は動き出す。
その影響は死後も延々と残り、また残された遺言から序盤から老獪な性格が示唆されているが、次第に醜悪な実態が浮き彫りになり、存在感も増していく。
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ネタバレ |
「今頃余に代わって地獄で獄卒共に虐められとるじゃろう」
目玉おやじが現在の姿となった事を含めた本作におけるほぼ全ての悲劇の元凶にして、6期に登場した悪辣な人間達の所業が可愛く見える程の、バックベアードや(伊吹丸を除く)地獄の四将やぬらりひょんとは別ベクトルの最低最悪の外道。
哭倉村内外で行った数々の外道の所業によって作り出した血液製剤『M』で龍賀家と村に巨大な富をもたらしていたが、本編当初の時点で死亡する。
…が、実は寿命を超えて自分が力を振るい続けるため魂を入れ替える禁術「マブイ移し」の器として時弥を産ませ、魂を入れ替えて肉体を乗っ取り、現世に舞い戻る。
人間にとっては猛毒を超えた呪物である幽霊族の血を再利用する方法を見出した薬学の知識を始め、帝国軍との人脈を構築するだけの処世術に、従業員数千人規模の工場を次々建設するだけの経営能力。
そして何より、大規模な結界を容易く制御下に置くだけの高い霊力。稀代の大術者にして天才と自称するだけのことはある人物ではあった。
だが、龍賀という怨念と因縁に塗れた家に産まれて、その才覚で辣腕を振るい欲望を欲しいままに甘受するうちに、心が腐り果て老害と化してしまったようである。
正体が発覚した後、魂の姿が見えるゲゲ郎と水木からは、顔だけ時貞で身体は時弥というアンバランスかつ異様なビジュアルに見えていた。
この時の白鳥哲氏の怪演はすさまじいの一言に尽きる。
孫であり息子である時弥の事も肉体のスペア程度にしか考えておらず、身勝手な理由で魂を追い出された彼のことを上記の台詞で嘲笑っていた。老害っていうレベルじゃねぇぞ!
長田と同様に髑髏の依代を使う事で狂骨を操りゲゲ郎と水木を追い詰めるが、ゲゲ郎をいたぶるのに集中しすぎて水木への警戒をおろそかにしてしまう。それでも余裕を崩さず金や地位で水木を懐柔しようとするが 「アンタつまんねぇな!!」と一蹴され髑髏を破壊された。
操る術が無くなったことで元々散々彼が食い物にしてきた幽霊族の怨念である狂骨に 命乞いも虚しく為す術なく飲み込まれ、 「助けて」と喚くことしかできない球体の様な形に成り果て、永劫の恐怖と苦しみを味わう末路を迎えた。
実は物語の序盤で、廃村となった哭倉村に足を踏み入れた山田がこの球体と出くわし、はずみで奈落へと蹴り落してしまう。70年の時が経った現代でも未だに怯え、苦しみ続けているようで、「助けて」と喚きながら暗闇の中を転がり落ちて行った。
しかしリアル脱出ゲームとのコラボイベントでは、この男を復活させようと企む者が現れており、完全に再起不能になったわけではないようだ。
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○
龍賀 時麿
声:
飛田展男
龍賀家の長男。
白い神主装束に白粉にお歯黒で時貞を「ととさま」と幼児語で呼ぶ。しかし一方で騒然とした場を的確な動作で鎮めたり、乙米には神官として頼られ、理性的な会話をしていたりなど、謎めいた奇怪な男。
ある事情により世間から隠されるように生きていたが、時貞の遺書により次期当主に任命される。
だが、継承の儀式「御籠り」の翌朝に、神社の本殿で左目を仏具の独鈷、あるいは文鎮のような置物に串刺しにされた死体で発見される。
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ネタバレ |
後に明らかになった殺害理由は父親と同じ事を姪の沙代に強いたから。
殆ど自業自得で同情の余地が無いものの、本人曰く「嫁取りも許されず修行に打ち込んできた」らしく、なにより父親が父親だけに責めきれないものがある。
彼の部屋をよく見ると時貞の写真があるが、その扱いは何とも意味深。
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○
龍賀 孝三
声:
中井和哉
龍賀家の次男。
禁域とされた湖の小島に侵入し、精神が崩壊した状態で帰還。その後は車椅子に座り屋敷の離れに幽閉されている。
帰還後は、記憶にないはずの女性の絵を描き続けている。
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ネタバレ |
描いていた女性はゲゲ郎の妻。
経緯等は不明だが、囚われていた彼女を助けようとして長田達に捕まり、「龍賀の血でなければ死んでいた」という程の強い呪いで精神を破壊され記憶を無くしてしまい、彼女の絵を描き続けるだけの廃人となってしまった。
終盤、解き放たれ暴れ狂う狂骨が飛び交う村を狂った様に笑いながらさまよっていた所を村から逃げようとしていた克典の運転する車に跳ね飛ばされ死亡する。
兄弟たちと比べると特に人格面で問題がある訳でもなく、克典同様狂骨に狙われていないことから、沙代たち従姉弟に次ぐ被害者と言える。
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○龍賀 乙米
声:沢海陽子
龍賀家の長女。
時貞亡き後の龍賀家を束ねる、苛烈な女傑。
龍賀家の栄光を守ることを第一に考え、それ以外の人間を見下しており、夫の克典でさえ無下に扱っている。
度重なる龍哭と殺人事件に怯え、「次の当主」を選出し、娘の沙代にある「役目」を果たさせようとする。
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ネタバレ |
「役目」とは早い話が龍賀の強い力を受け継ぐ為、時貞の子を産むこと。
中でも沙代は時貞の「お気に入り」だったらしく、慰みものにされている事を知った上で一族の繁栄の為には当然の事と、娘を利用する事すら屁とも思っていない。
しかし、その事実を水木の前で話したことで、絶望した沙代が操る狂骨に長田を含めた部下を皆殺しにされ、自身も悪霊に取り囲まれた所を天井から落下してきた鉄パイプに左目を貫かれて死亡した。
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○
龍賀 克典
声:
山路和弘
乙米の夫で龍賀家の婿養子。
龍賀製薬の社長を務めており、その縁があって水木は彼に取り入ろうとした。
強欲で尊大な態度、高級洋酒に葉巻、口には金歯、腕時計も金と、古き昭和の成り上がり社長のテンプレのような人物。一方で誠意や情を重んじる部分もあり、やや詰めが甘い。また、村の風習や信仰は重んじながらも、閉鎖的な姿勢を嫌い、未だに余所者扱いされることに不満を覚えるなど、常識的な都会人としての一面を持つ。
肩書こそ「社長」ではあるものの、経営の手腕を利用されるのみで、血の繋がりを理由に龍賀家の実権を握れずにいる。秘薬「M」についても精製以降の工程にしか携われていない。
加えて時貞の遺言で次期当主の座はおろか、龍賀製薬の経営に関する最終決定権さえ乙米に奪われたことに危機感を抱き、沙代との縁談を餌に水木を引き入れ、「M」の秘密を突き止めようとする。
+
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ネタバレ |
一族の所業の全容が明らかになってみれば、まだまともな部類の人間。
終盤、狂骨に襲われる村人達を尻目に車で孝三を轢き殺しながら逃走を図るも、直後に木に激突し車が炎上して呆気なく死亡した。
龍賀の血を引いておらず、部外者として扱われていた事をぼやいていた彼だが、直接一族の悪事に関わっていなかった為か孝三共々狂骨に襲われず、事件とは無関係な所で死亡している。
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○
龍賀 丙江
声:
皆口裕子
龍賀家の次女。
かつては美しい容姿を持っていたが、男と駆け落ちから強引に連れ戻されて以来やさぐれ、酒浸りの穀潰しとなり、かなり印象が変わっている。
水木が来て3日目の夕方、背の高い木の頂上に
串刺しにされた死体で発見される。死体の左目はカラスによって啄まれていた。
一見、酒と男にだらしない浪費家というだけに見えるが、一族の呪縛について知った後では、駆け落ちの理由や相手の男が辿った末路などが推察され、がらりと印象が変わる人物。
○
長田 庚子
声:
釘宮理恵
龍賀家の三女で、現在は村長の長田の妻。
くたびれ、やつれた身なりをした幸薄そうな女性で、息子の時弥が当主となって龍賀家の実権を握ることに狂気的なまでの執念を抱いている。
+
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ネタバレ |
三人目の犠牲者。
時麿の部屋で首を切られ、左目を燭台に貫かれていた。
時麿の部屋を漁る沙代に出くわし、「現当主である時弥の母」と高圧的に振舞い、叱責したのが原因。
色々見ていくと彼女も彼女で家に追い詰められていたふしがある。
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○
長田 幻治
声:
石田彰
哭倉村の村長で、庚子の夫。
常に飄々とした態度と笑みを崩さず内面が読めない糸目の男。
どこからともなく村の男衆を従えて現る神出鬼没さで、余所者である水木には慇懃無礼に接するが、滲み出る厭らしさを隠そうともしない。
庚子の夫ではあるが、妻よりも龍賀家を牛耳っている乙米に対して忠誠を誓っているようだ。
配下の男衆に人間離れした巨漢が複数いるため分かりにくいが、自身もゲゲ郎より背が高く骨太という、作中屈指のガタイの持ち主でもある。
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ネタバレ |
CV石田彰の糸目キャラが信用出来るわけないという大方の予想通り実は乙米共々黒幕の1人で、外法によって破門された「裏鬼道」のリーダー格。
部下の男衆も裏鬼道の構成員で、依代の髑髏を用いて狂骨を操ることが出来る。
「M」の材料である幽霊族の血を集める為幽霊族を次々と攫っており、ゲゲ郎にも手をかけようとするが、乱入した沙代が狂骨を解き放った事で部下と乙米を皆殺しにされる。
自身も致命傷を負うが、隙を付いて背後から沙代を槍で貫き、「化け物め…」と吐き捨てて絶命した。どの口が言う
長田のモチーフは谷崎潤一郎の著作「春琴抄」である。あらすじを見たりしてみれば確かに、となる。
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○ねずみ
声:
古川登志夫
龍賀家の下人として仕える少年。どこかネズミを思わせる風貌をしている。
何にでもこびへつらうが、煽てと金には滅法弱い。
ゲゲ郎とは顔見知りらしく、彼の頼みは断れないようだ。
台本に書かれていた通称は「ねずみ小僧」。
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ネタバレ |
その正体は、予想通り鬼太郎と因縁深い あの男である。
相変わらず美人に弱く沙代になついているが、普段の傍若無人さやがめつさはなりを潜め、誰かを売ったり裏切ることもない。
水木に「先生」と呼ばれた時はとても嬉しそうにしていた。
終盤に水木と共に時麿の日記から龍賀一族の所業を知って「村ぐるみでイカれてやがる」とドン引きし、「俺はズラかるぜ しばらく人間界はうんざりだ あばよ!」と彼らしく退散した。
谷田部から「今作の癒しキャラ」とされている通り、コメディリリーフでもあるねずみ小僧がいなくなった瞬間をひとつのピリオドとして、物語は救いのない結末へと向かっていく。
|
○鬼太郎の母
声:
沢城みゆき
ゲゲ郎の妻。
人間が幽霊族を迫害してきたにもかかわらず、人間との共存を望み慈しんでいた女性で、ゲゲ郎にとっても最愛の人でもある。
夫とは違いアクティブで、人間社会にもいち早く適応しており、仕事をし、ファッションにも凝り、ゲゲ郎と一緒にデートするなどその生活を楽しんでいた。
ある時夫と生き別れ、現在行方不明。哭倉村にその気配があるというのだが……。
本作での彼女は、原作とは対照的に(両目が揃った)美人。
その髪色と声と心優しさは、息子の鬼太郎に受け継がれている。
現代
○
鬼太郎
声:
沢城みゆき
ご存知「自分と異なる物を認められない奴が大嫌い」な、一見クール、実は熱血漢。
現代パートにおいて、ある目的のため哭倉村を訪れる。
村に向かう際、たった一言「お母さん…」と呟いているが…?
○
目玉おやじ
声:
野沢雅子
ご存知お風呂が大好きなお父さん。
哭倉村は彼にとって因縁深い土地であり、「ある人物」と会えることを踏んで村まで来た。
○
ねこ娘
声:庄司宇芽香
ご存知ツンデレねこ姉さん。
鬼太郎親子が特に気を許しているからか、彼らにとって特別な場所である哭倉村に同行している。
山田の恐れ知らずなところに呆れていた。
○山田
声:松風雅也
廃刊寸前のオカルト雑誌の記者。
愛する雑誌の最後をスクープで華々しく飾りたいと考え、『妖怪少年ゲゲゲの鬼太郎、その出生の秘密』を記事にしようと、鬼太郎を追い回していた。その挙句に世間から忘れられた因縁の地、哭倉村へと足を踏み入れることになる。
そのしつこさにはねこ娘も辟易としていたようだが、彼の記者根性は本物であり、終盤で放つ言葉は冒頭でのイメージを鮮やかに覆す。
【登場妖怪】
○山嵐
○山颪
○山鬼
○百足
○松明丸
○さがり
○黒眚
小島に侵入した水木を襲った妖怪達。窖から漏れる膨大な怨念にあてられて正気を失っているが、ゲゲ郎に軽くあしらわれる。
○河童
↑の妖怪達から逃げるために船を押してくれた、比較的友好的な妖怪。
哭倉村近辺には少数生息しており、人間が妖怪に襲われそうになる度に助けていたという。
○釣瓶火
水木とゲゲ郎の墓場での飲み会のムード作りをしてくれた火の玉の妖怪。
○狂骨
井戸に放り棄てられた人間の怨念に根差し、それが具現化した妖怪。
小島の窖が「巨大な井戸」と解釈され、そこから湧き出た怨念が形になった。
哭倉村に潜む狂骨は優に数百年を超える怨霊が累積された、少なく見積もっても数百年物の類稀な大物だと言う。
哭倉村の因習が原因の、悪意によって踏みにじられた者たちから産まれた結晶である。
+
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ネタバレ |
本作における狂骨は、その殆どが幽霊族によるもの。
後述の裏鬼道に捕縛され、妖樹・血桜によって血を吸い尽くされて死んだ幽霊族の怨念による結晶体と言える。
狂骨は本来人間と大差ない大きさの妖怪だが、窖全ての狂骨を集結させると、体長数十メートルもの龍と見紛う巨大な狂骨となる。
第一の封印をベースとしているが、依代があれば一時的にそこから一部を引き抜くようにして比較的小規模な狂骨を外界に権限させることも可能。
哭倉村の狂骨は、窖の底にある泉に施された、二重の封印によって制御されている。
狂骨の根源となる怨念が薄らいで霧散することを阻止する為に、半永久的に窖を止め置く。髑髏の塔と神鉾槍で築かれた第一の封印。
そして、狂骨達が抱え込み放つ怨念を反射・蓄積する呪詛返し。窖から地上に繋がる出入口を蓋をする形で施された第二の封印。
これが、極めて強力かつ効率的。
この封印術式であれば、幽霊族の怨念は癒されて薄れることなく蓄えられ続けるため、その肥大化し続ける怨念によって産まれる狂骨の規模と力も増幅の一途を辿る。
その一方で、蓋をした呪詛返しによって、その強化された狂骨の呪詛を受け流しつつ蓄えることが出来る。
そうして、蓄えてより強大になった対幽霊族の力を用いて、強力な狂骨を傀儡にしたり、傀儡にした狂骨に呪詛返しとしての対幽霊族の力を付与して別の幽霊族を捕縛させたり。
こうして龍賀一族と裏鬼道は、対幽霊族特攻の兵器を完成させた次第である。
6期で解説された鬼道衆の操る鬼道の欠点として「妖怪由来の術も基盤としているため、文明が発展し妖の力が弱まるにつれて、鬼道の力も薄れていった」というものがある。
だが、この封印術式があれば話が別。時代が経ても風化することのない怨念に根差した強大な鬼道を、裏鬼道が独占することが出来る。かつては自分達を狩り立てた本家鬼道衆は、その大半が時を経て弱体化していると目されるので、彼らに対抗する手段としても機能している。
ただし、一連の封印術式は呪詛返しを保つだけの強大な霊力が大前提になり、土地の龍脈といった力や術式の力を借りるにせよ、封印を維持する要である龍賀家当主には相当な霊力が求められると推測される。
龍賀家が近親相姦を繰り返したのも、血を濃縮して強大な霊能者を得なければ、強大になり続ける狂骨に対抗できるだけの封印を保てなくなる、といった切羽詰まった事情もあると考えられる。
龍賀一族と哭倉村の封印は、自家中毒に侵されて長くはもたなかったかも知れない。
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【キーワード】
某県の山奥に位置する、人里離れた村。
外界とは隔絶しており、娯楽らしい娯楽もなく、村民の大半は村の因習だけを忠実に守り、外界の法律や人間を全く受け付けない。
土着の神を信仰しており、祟りを何より恐れている。
ただ龍賀一族の恩恵かあちこちに電柱が立ち街灯が整備されていたりと、意外と近代的な一面もあり……?
現代では出入口となっているトンネルやそこまでの道すら、ほぼ自然に還って草木に埋もれており、村そのものも丸ごと廃墟となっている。
村の地下に迷い込んだ山田は、日本人形や折り重なった大量の金属ベッドと医療器具、千本鳥居など異様な光景を目にしている。
哭倉村の大地主である名家。当主は哭倉村の土着の神を祀る神社の神主も兼ねている。
製薬業により日清戦争、日露戦争を支え、当主の龍賀時貞は日本の政財界を裏で牛耳っているとされる。
その時貞の逝去により発生した後継者争いが、水木を哭倉村に向かわせることとなる。
龍賀製薬が密かに開発し、特定顧客のみに卸す。「不死の妙薬」とさえ謳われる血液製剤。
龍賀一族が誇る権勢の礎となった薬であり、人間に抜群の生命力を与え、痛みを怖れず不眠不休で働き続けることも可能とするその効能によって、日清戦争以降の戦闘で日本を勝利に導いてきたと噂されていた。
水木は重役の椅子を約束することを引き換えにこのMの原液の謎を探ることを了承した。
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正体 |
Mの原液とは幽霊族の血液。
窖の最深部には巨大な桜の木があり、その根に捕らえられた幽霊族は生かさず殺さずの状態になり、血を吸い上げられ続ける。
その木から樹液のように集められた血がMの原料となっている。
もっとも、これを直接注入された人間はただ死なないだけの生ける屍となってしまう。
そこで、まず村人が誘拐してきた人間に幽霊族の血液を注入し、その人間の血液を採取することで初めて実用できるMとなる。
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人類の有史以前に地上に存在した種族。彼らは妖怪のようなものと自称するが、厳密には旧人類とでも言った存在である。
戦闘力や生命力がとりわけ強いが、温厚で平和を愛する種族だったために人間によって住居を追われ、妖怪と共に狩られるうちに、数を減らしていった。
ゲゲ郎の左手首に結ばれている紐。
同じ幽霊族の毛で出来ており、霊力反射のお守りとして機能する。
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ネタバレ |
終盤、多くの幽霊族の骸が鬼太郎の泣き声に反応するかの様にその身を霊毛に変える。
狂骨に襲われそうになるゲゲ郎の妻とそれを守ろうとするゲゲ郎を助ける為に、組紐と融合する形で霊毛ちゃんちゃんこが誕生した。
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哭倉村が要する湖畔の中央にある小島、その中心に位置する巨大な穴。
入り口には巨大な結界が張られており、内部から湧き出る怨念を防ぐ役割を持っている。
陰陽道にして、第6シリーズにも登場した
鬼道衆の分派の一つである。幽霊族滅亡の一因を担っている。
幽霊族を狩り絶滅寸前に追いやってきた妖怪狩りの達人であるが、人の道から外れた悪質な外法を好んで用いた末に本流の鬼道衆から破門にされ、その数を減らして戦後の世では既に滅んだと目されていた。
なお、鬼道衆は原作漫画に登場する敵役だが、TVアニメではかなり異なった存在になっている。ゲゲゲの謎ではこのTVに登場した鬼道衆にヒントを得て裏鬼道の存在を創作している。
「約束しろ。絶対に生きて追記・修正すると」
「ああ、また追記・修正しよう」
- 特典として3話もあるドラマCD化も。また時弥の肉体を奪った外法のマブイ移しの「マブイ」は沖縄の方言で魂を意味するもので、本土の田舎の村に沖縄の方言?という疑問も多く、龍賀と裏鬼道は人道に外れたあらゆる呪術に精通していたとされ、その掘り下げもあるかも。 -- (名無しさん) 2024-10-13 15:45:23
- ↑鬼道衆自体が陰陽道から仏教まであるごった煮だからな…沖縄の術も取り扱ってるだろうけど時貞が沖縄県民かまではわからん -- (かまではわからん) 2024-10-13 16:34:50
- 水木を自身の手で直接殺そうと首を絞めたことが沙代の死因となったが、狂骨を使っていれば水木も長田もろとも殺害できた。自分の手を穢したいほど水木の事を想ってたんだろう。 -- (名無しさん) 2024-10-13 19:21:45
- でも復活したらノンケでいられなさそう沙代ちゃん -- (名無しさん) 2024-10-14 08:14:49
- 村はロクでもない場所なんだけど、田舎なのに特別な事情で大金が注がれて整備されているってシチュエーションはなんか好き -- (名無しさん) 2024-10-29 22:26:23
- ↑いわゆるインテリビレッジだからな -- (名無しさん) 2024-10-29 23:12:58
- アニメージュでは6年ぶりに鬼太郎シリーズが表紙を飾り、画はスーパーカブに乗る水木とゲゲ郎など時系列的にあり得ずとも微笑ましいもの。乗り方はマイゴジの敷島に教わったと言われても何の違和感もない。 -- (名無しさん) 2024-11-01 18:43:43
- 人間が一番恐い映画(同情できる人物たちもいるが) -- (名無しさん) 2024-11-01 18:50:08
- もうファンの関心事が続編はどうすんの?に移ってる感があるゲ謎 -- (名無しさん) 2024-11-01 19:56:29
- 他の再編集映画たちと違いなかなか続編が決まらないなゲ謎…まあ人気キャラがことごとく使えないとくれば仕方がないけどまた種崎さんに電話すんのかな監督 -- (名無しさん) 2024-11-04 12:22:53
- 沙代からすれば水木に裏切られたなんだろうが、水木なりに沙代を見てるし恋愛対象としてないところが沙代にとって心地良かったのはあるみたいなんだよな。王子様を求めてるけど「そういう対象」にしてくる相手には無意識に拒否反応出そう。 -- (名無しさん) 2024-11-04 13:34:52
- そうすると上の※に出てくる沙代百合派の人たちは天才なのでは(白眼) -- (名無しさん) 2024-11-04 15:29:35
- アニメージュのインタビュー。関と木内はまだわかるけど何で石田と沢海もなんだよ…面白かったからいいけど他にもいるだろ、色々忙しいのかな -- (名無しさん) 2024-11-10 17:50:55
- 見てて思ったんだが沙代ちゃんってfateの間桐桜と似てない? -- (名無しさん) 2024-11-10 22:31:06
- ↑異世界失格の子は沙代ちゃんに似てるとか言われてた -- (名無しさん) 2024-11-10 22:35:32
- 一族だけかとおもいきや◯ぐるみでというのが恐ろしい。 -- (名無しさん) 2024-11-14 19:20:31
- 沙代ちゃん抜きで続編作れるか怪しい -- (名無しさん) 2024-11-25 13:25:55
- 続編で時貞復活しそう。 -- (名無しさん) 2024-12-12 18:02:50
- ↑リア脱で示唆されたからな…シリーズが続く限りはいずれとは感じる -- (名無しさん) 2024-12-12 18:17:10
- 記事みてると、沙代ちゃん待望論が数字で目に見える形にも現れてて草…対して鬼太郎はキャラ部門と声優部門ともに残念な数字だな。続編作る際の深刻な課題 -- (名無しさん) 2024-12-20 08:41:17
- ↑続編はまずないだろうけど、それは置いておいても何で鬼太郎と沢城さんが残念と異界われるのか理解できんなあ -- (名無しさん) 2025-01-09 23:20:23
- ↑↑主人公がファン投票で10位圏外なのは人気アニメではよくある。まして主人公の出番が削られる作風では仕方ない…日本爆裂でその懸念は顕在化したからな。 -- (名無しさん) 2025-01-09 23:43:38
- 種崎が凄すぎた -- (名無しさん) 2025-01-10 09:39:04
- 沙代百合派はどんな本とか買って送ってんだろ…週クラとか? -- (名無しさん) 2025-01-19 11:14:40
- ↑×5はアニメグランプリのこと言ってるんだろうけど、種﨑さんプッシュしたいだけででまかせいうなよと。キャラ部門で水木とゲゲ郎が1位&2位、鬼太郎は19位に対して、悪いが沙代はかすりもしない圏外、どこに待望論があるんだ?対する鬼太郎はほぼ5年ぶりの登場、かつゲ謎では顔見世程度なのにこの人気。声優部門では種﨑さんが旬なだけあって1位だけど、沢城さんはしっかり15位。中村、石田、悠木、野沢さんより上なんだぞ? -- (名無しさん) 2025-01-26 17:28:32
- 昭和が舞台とはいえ人の扱いや命が軽すぎる -- (名無しさん) 2025-01-26 18:16:52
- ↑↑何でそんな暴言を吐いてるの(・・?上の※は種崎派なんて言ってなくね -- (名無しさん) 2025-03-30 07:15:10
- 偽悪的に振る舞う主人公と○○嫌いの主人公種族を超えて友情が芽生えてゆくのが美しい。最後の「はよういけ」が印象に残る。 -- (名無しさん) 2025-04-17 18:29:26
- ↑↑百合と聞くとキレる人なんだよ… -- (名無しさん) 2025-04-17 18:44:45
- ↑5つまりレギュラーキャラは19位以下、本編声優は15位以下という事か…ソレで危機感もたない人よりも本屋で大金払ってる沙代百合派の人たちの方が100倍もゲ謎愛があるかと(何の本を買ってるかは知らないけどさ) -- (名無しさん) 2025-04-17 19:02:51
最終更新:2025年04月17日 18:24