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タフの箱舟

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Book reviews

SF

・タフの箱舟 1.禍つ星(まがつぼし) 2.天の果実
ジョージ・R・R・マーティン著 ハヤカワ文庫SF

2メートル半近い身長で、ベルトの上に肉がせり出すような体型。
表情の薄い異様に長い顔、体全体が漂白したように白く、見た限り体毛が見られない。
慇懃無礼な態度で、今にも「胸の肉を1ポンド」といわんばかりのあこぎな商人ぶり。

これが本書の主人公、タフです。
1巻の表紙のイラストは、思わず手に取るのをためらうような姿。
他の登場人物も鉄の女を髣髴とさせる敏腕のおばあさんだったり
特別、かっこよくひかれるような人物がいるわけでもない。

でも、面白いんです。
SFはアイデアだというのがよくわかるよなぁ。 1巻の最初でタフが物語の鍵、このアイデアを手に入れます。
ここから始まる物語が、タフの性格とあわせてなんともいえない味を出しています。

じっくり味わうグレッグ・イーガンやテッド・チャンもいいけれど、
やっぱりセンス・オブ・ワンダーもたまらないよな~、と思っていたら
2巻目の帯に似たようなことが書いてありました。
やっぱりみんな考えることは同じだ。
難しいことを考えずに、SFを楽しみましょう。

もうひとつ。
わたしの「ネコSF」のリストにこの本が加わったことを付け加えておきます♪

(2005-06-18)
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