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食う寝る坐る 永平寺修行記
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その他・ 食う寝る坐る 永平寺修行記
野々村馨著 新潮文庫
高校の修学旅行で福井県にある曹洞宗の本山、永平寺に一泊しました。真夏にもかかわらず涼しい風の通る山の中。自分たちとあまり年の変わらない雲水さんたちが修行をしている様子に、この人たちは一体どういう暮らしをしているんだろうと不思議に思いました。
その疑問を解決してくれたのがこの本です。作者はお寺の跡取というよくある立場ではなく、ちょっとした厭世観から永平寺の門を叩きます。
入門の時の決心を試すための激しいやり取りに始まって、永平寺では日常の細かい所作まできっちりと決められています。己を追いこむことで何かを得ようとする宗教的な生活の詳細とその中での心の動きが興味深い本です。
わたしたちが訪れた時、女子高校生の大量流入にちょっとはしゃいでいたように思えた若い雲水さんたちを懐かしく、また新たな共感を持って思い出しました。
(2003-06-11)
