「俺様の名前は
佐久間 誠司(さくま せいじ)よ。
よろしくな。
うしゃしゃしゃ」
佐久間 誠司はバカザルだ。
手を叩いて喜んでいる。


「うん?
俺に何か、聞きたいようだな!
何でもきいてくれ」
(えーと/それじゃあ……)
「だまされたなー?
それはワナじゃー!」
佐久間 誠司はバカザルだ。
手を叩いて喜んでいる。


「いやー、悪かった。
俺も反省した!
大人だからな」
(やっとわかったか)
「だまされたなー?
俺が反省するわけないだろう!!」
佐久間 誠司はバカザルだ。
手を叩いて喜んでいる。
(ほんとに?)
「どうすれば……わかってくれる?」
あなたは反応に困ると、佐久間は笑った。
「だまされたなー?
俺が反省するわけないだろう!!」
佐久間 誠司はバカザルだ。
手を叩いて喜んでいる。


「いやー、お前はいい奴だな!
いや、最高! 上得意! まいどあり!
うしゃしゃしゃ。
でもいい奴は早死にするからな!
注意しろよ!
とりあえず出来ない事は出来んと言うこった!」


なぜか佐久間 誠司はボロボロだ。
でも、瞳だけは輝いている。


「今日は、調子悪いからな。
からかうのは止めてやるよ。
うしゃしゃしゃ」
佐久間 誠司はバカザルだ。
手を叩いて喜んでいる。
それが、からかうって言うんだけどなあ。


「よお!
いや、そんなに警戒しないでも。
俺もそんなにひどい奴じゃないぜ。
マジマジ。
さすがに悪いと思ってきた所だって」
(いや、信用ならん/やっと心を入れ替えたんだね)
「なんちゃ……」
(パンチ/キック)
佐久間 誠司はマンガのように
遠くに飛んでいき、何度か回転して動きを止め、
そして動かなくなった……。
「……いてー。
くそ、骨がいかれた」
佐久間 誠司は帰って行った……。


バカザル佐久間は変な歩き方をしている。
「マジ骨折した……」
(またからかうつもりだな/はいはい……)
「マジだって。
今、胸にコルセットはめてるんだ。
いいから押したり蹴ったりするなよ」
佐久間 誠司は去っていった。
あれ……ほんとに骨折れたのかなと不安になった。


佐久間 誠司は身構えている。
(ご、ごめん/芸が細かいなぁ)
「……ま、今度から気を付けるこったな。
世の中はお前たちみたいに
無敵の超人様ばかりじゃない。
ただの人間もいるって事だ。
病院、行って来る」
佐久間 誠司は去っていった。


「……実はな、重大な秘密があるんだよ。
俺にはな。
ま、そのうち教えてやるよ。
気が向いたらな」


なぜか佐久間 誠司はボロボロだ。
でも、瞳だけは輝いている。
「ああ、喧嘩して負けた。
は! 良くあるんだよ。
人間のいる所、どこでもな。
気に食わないから影で仕掛けてくる奴、
黙ってそれを見過ごす奴。
そんな奴はいくらでもいる。
先生なんかいい例だ。
ま、一番悪いのは他人の悲劇を
報道の自由とか言って面白おかしく紹介して
金をとってやがる糞虫どもだけどな」


「どいつもこいつも身内には甘くて、かばい
きれなくなると今度は悪口言いやがる。
軍隊でも、宗教でも、
政党でも、会社でも、報道でもな。
この島だって同じだ。
人ってのは、どんな皮かぶってても
結局やる事は同じだ。
……見てろよ。
俺は、違うからな」


「見てろよ。
……俺様がいつか、世の中を変えてやる。
人がその気になってそれをやろうとする限り、
それがどれだけ荒唐無稽であろうとも、
バカにする事はまかりならん事を教えてやる」


「お前も、俺に関わるのはよせ。
人間って奴は群れるもんだ。
俺と一緒にいても、つらいだけだぜ。
俺は俺の誇りにかけて、あの糞虫どもの仲間に
なんか入ってやろうとは思わないが、
お前は…違うだろ?
お前は本当の光を見てねえ。
見てねえってことは、いや、たとえ見えてても
命をかけて戦うのは難しいこった。
だから……まあ、俺に愛想を尽かせよ。
お前のお人よしは悲しいくらいだ。
普通ならいじめられてたろう。
でも今なら、俺に絡まれる可哀想な奴だ。
俺に親切にしてくれた贈り物だ。
それがありゃ、何ヶ月かは標的にされる事も
ないぜ、お前」


「バカだな。
お前は……俺の近くにいたってな、本当に
いい事なんか、一つだってありゃしないんだぜ」


「……世の中がどう言おうとな、そんなん、
どうでもいいんだよ。
いいか!
人間が心配してるってのは自分の事を
心配してるんだ。
※(本当に他人を心配してる奴なんてな、ここじゃ
最近の中山とアズサちゃんくらいのもんだ。)
だまされるなよ。
この世は嘘つきばっかりだ。
俺ぐらいは可愛いもんよ」
※NPCの中山&飛小室がいる場合追加


「どんなにがんばっても、1+1は2なのさ。
俺は俺の実力をわかってる。
だから俺は、どんなにあがいたって大した事は
できねえだろうよ。
だからといってそれで諦めたりはせんがな。
おうとも、俺の心には、光があるからな!
1+1は2でいいのさ。
世界は、平等だ。
俺が苦しい時は、俺の敵も、苦しいだろう」


「俺の敵は、俺をバカにする奴でも、あるいは
不正を働く奴でもねえ。
システムだ。
それを生み出す、環境だ。
悪党は最初から悪党で生まれて来たんじゃねえ。
悪党になるシステムがあるから、そうなるんだ。
人や幻獣をうらむなよ。
システムを憎め。
人が人を恨みだしたら、終わりなんか来ないんだ」


「……実はな、俺には重大な秘密があるんだよ。
ま、そのうち教えてやるよ。
そのうちな」


「俺は人生の半分だって生きちゃいねえんだ。
それでデカい事をしようと思うなら、
無理に無理を重ねるしかねえだろうが。
才能無いなら、なおさらな。
だろ?」


「俺はな、この手で作るんだよ。
新しい世界を。
いつになるかはわからんが、いつかな」
バカザルは腕を組んでいる。
「あるいは俺は作れなくても、その手伝いは
出来るだろう。
たとえ石の一欠けら動かすのだって、
それは手伝いだ。
俺の命が全部かかってそれだけしか出来ねえなら、
まあ、仕方ねえだろう。
きっと田上先生も、苦笑して許すだろうさ。
だがな、俺は他の奴らと違う。
先生が俺達に言いたかった事は、
技術じゃねえ、心さ。
善きと悪しきを決めるのはこの心よ」


「人はな、人にはな、光と闇があるのよ。
それは人の心に入る、物語で作られるんだ。
俺はすげえ話を作れるような命じゃないが、
俺の人生という物語は、あるいは一人二人には、
光を作れる物語になるんじゃねえかと思うのよ。
本当に一生懸命、生きて死ねたらな。
俺は諦めねえぞ。
世界の全てが永久の闇に覆われようと、
俺の心には、光がある」


「……負けたよ。
お前は本当にバカだな。
じゃ、俺が受け継いだ秘密を教えてやる。
一度しか謡わねえ。
覚えろよ」
佐久間は目を細め、詩を謡った。

その手は青く青く輝き出した
そのひかりにははじまりもおわりもなく
めをとじればすがたをあらわし
めをひらけばすがたをけすものだ
それは
いつものようにすがたをあらわしたのだ
それは
いつものように貴方の手に宿ったのだ
地上に朝を呼ぶために

「……覚えたな。
いいか、この歌を伝えろ。
正しい持ち主に、きっと返すんだ。
それまで死ぬなよ。
絶対に」
貴方の手に精霊手が宿りました。


PC「……ゆえありて、とじめやみにあらわれて、
ひらきめひかりにすがたをけして、こえのみ残す。
この歌を聞くものがその者なら、この歌を伝えし
ものに伝えられたし。
届いたと。
…………………………
……その心は闇にあがらう星の剣。 ※原文まま
絶望の天敵、災厄を狩る災厄の災厄、災厄を封じ
られし函の番人にして、涙と祈りに応じる者。
我は夜明けを呼ぶ騒々しい足音。
我は死を呼ぶ豪華絢爛。
舞うようにしか生きられぬ生涯。
我は6人の父、7人の母を持つ8番目の者。
そは、豪華絢爛たる死を呼ぶ舞踏。
号して我は言う絢爛舞踏。
ただの人よりあらわれて、ただ人を守るために
剣鈴を与えられし、世界の最終防衛線!!
ほのくらきものどもよ。
そこまでだ。
佐久間。 今、歌は正しい持ち主に
正しく戻ってきたぞ。
その歌は届いた」


「……え、うそ。
あんたが絢爛舞踏だったの?
え? マジ?
うわー! 俺、人生の目標達成?
どうしよ」
(次のをみつけろ/ゆっくり考えろ)
「お、そうか。
そうだ!
俺さ、アンタの伝記を書いて商売するよ。
それでどうだろう」


「へへ。
生きているって事は、いい事だよなあ。
俺が、虚弱な自分に絶望して
死んでたら、お前とは会う事もなかった。
ひょっとしたら、俺、生きているうちに
雪だって見れるかも知れねえ」
(雪なんてすぐ見れるよ)
「おほ? 本当に? そりゃ嬉しいな。
故郷がなくなるってのに
いい事もあるじゃねえか。
ま、故郷は後で再建するとして。
んじゃ、しばらくは外遊を楽しみますかね。
本土では、あちこち紹介してくれよ。
頼むからな」
(お前は強いな)
「強いんじゃねえ。すごいのよ。
へへ…。
早く明日が来て、島から離れられねえかな」


いや、結局競争には負けたんだけどね。

       父島守備隊、生き残りの証言

「よ! 何、ぼーっとしてるんだよ。
島を出る最後の船が、出ちまうぜ。
…ん?
よーし! 競争だ、競争だ。
え、ゆっくり見て回りたい?
わははは、バカじゃねえの。
そんなもんはな、もう目蓋の後ろにあるってよ。
毎日歩いたんだ。
目をつぶれば思い出せるさ。
それにな、今日の俺はすげえ速く
走れそうな気がするのよ。
気のせいかもしれないけどな。
でも…、
でも、いい事がありそうな気がするんだ。
何でだろうな。
お前がこの気持ちを、運んできてくれたのかな」
佐久間はそう言うと、
照れくさそうに笑いました。

佐久間誠司 通常 / 提案 / 派生 / シナリオ

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最終更新:2007年02月06日 21:43