「……話すのは苦手だが、許してくれ。
……あー、名前は浩二。
大塚 浩二(おおつか こうじ)だ。
浩二でいい」
「古関か」
大塚浩二(おおつか こうじ)は、そう言うと黙ってしまった。(PC古関)
「……」
「……」
大塚は、押し黙っている。
「……」
大塚は、押し黙っている。
太い腕まで組んでいる。
「……」
(あの……)
「……困っていた。
何か話そうと思っている間に、お前はどこかに行ってしまうから。
…笑わないでもいいだろう。
しゃべるのが苦手な奴だっている
「……」
(何で怒ってるの)
「違う。
……困っていた。
何か話そうと思っている間に、お前はどこかに行ってしまうから。
…笑わないでもいいだろう。
しゃべるのが苦手な奴だっている…」
「雲が綺麗だな」
(苦労して話そうとしてるんだなあ/そうだね)
「……」
「……じゃあな」
「……いい風だな。
ここは暑いが、だからこそただの風も嬉しく思える」
(詩人だ)
「…すまん。
もうこういうのはやめにする」
(格好つけるなあ)
「……そうだな。
俺も、俺に似合ってないと思った」
「しゃべるということは、大変なのだな。
……俺は、漫才師を尊敬する」
「……。
(俺はふがいない。
こいつに心配させている。)」
「あー、その、なんだ。
俺が本当に口下手なだけでお前が嫌いとか、そういう事じゃないんだ。
本当だ。心の底から誓う。間違いない」
(笑う)
大塚は、照れた。
「笑い顔が見れた。」
(ありがとう)
「いや……気にするな。」
「全部の人に心があるように、全てのものには、心が宿る。
だから海にも心があると、俺は思う。
科学的にどうこうは知らん。
ただ、心あるものを粗略に扱うことはないな。
それだけの話だ」
「死の匂いがするな……。
俺も、漁師の子だ。潮に何か交じれば、それがわかる。
何なんだ……。
なぜ、こんな所で、この匂いがする……?」
「…この前の事は忘れてくれ。」
(死体のにおいか?)
「…カモメが一匹、死んでいた。
埋葬した。
…いや、あの、騒がしてすまん」
(何の事?)
「……?」
「……いや、気のせいだろう。
俺は埋葬したんだから」
(傷に触れてみる)(その額の傷の事、聞いてもいいかな)
「ああ、これか。
別に隠しているわけじゃない。
昔、人を助けたことがあった。
……その時のものだ」
結局、大塚はそれ以上口を開かなかった。
「この島を離れたら、どうするか。どうにも、ならんか……。
ん?いや、悲観してるわけじゃないさ。
…楽観もしてないが。ただ口に出して、確認しただけ。
……まあ。
何があったって、それでも生きるんだがな。
死ぬまでは生きる。
その可能性を模索する。
俺は、俺自身は、それぐらいでいいような気がする。
複雑な方は、お前に任せる」
(※イベントクリア)
(PC古関追加イベント)
古関「……。私を助けた事を、後悔してる?」
大塚「……後悔するぐらいなら助けるか」
古関「でも、あの……加奈子ちゃんは……あの…、後で聞いたけど、つきあってたって…」
大塚「……ああ。だから後回しにした。身内は後、自分が最後だ。
それがこの島の男の生き方だ」
古関「……」
大塚「……自分の事を卑下しすぎだ。気にするな。
図体くらい大きく振る舞えばいいのさ」
(大塚ED)
キャッチボールをね、したんですよ。
父島守備隊、生き残りの証言
……島を離れるその日。
貴方は大塚と二人で、校庭に立ちました。
「ウォームアップはできたか。
じゃ、やりますか」
(何でキャッチボール?/……はいよ)
「…やっぱり、野球好きだからな。
この島で最後にキャッチボールしたのが
俺達っていうのも、悪くないだろ?」
貴方はボールを受け止めながら、大塚が大観衆の中でボールを投げる姿を目蓋に描きました。
「泣くな。
戦争が終われば、またやれるさ」
最終更新:2009年04月04日 20:38