『盗賊の街』 - SRC User's Continent

公式な名称はなく、そこに住まう者達の特徴から、『盗賊の街』という呼び方をされている、
ジャイロ国内のどこかにある街。

盗賊や犯罪者達が集まっていつの間にか出来た街であり、
周辺地域に住む者達は、彼らに金銭などを渡すことによって、細々とした生活を保障されている。
逆に、この辺りの地域を任されたジャイロの軍隊には、
『盗賊の街』の有力盗賊集団から賄賂を渡されており、お互いに癒着した関係にある。

ジャイロ国内でも完全に法の目の届かない危険地帯となっており、
この街に入った者は、自分の身は自分で守るしかなくなる。

盗賊ギルドが存在しないジャイロにあるため、同ギルドの監視の目も届き難くなっている。

犯罪者や盗品の情報などを得るために、
ジャイロの当局者や、外部からやって来た傭兵などが紛れ込んでいることもある。

ジャイロ全体から見れば、国の治安を乱す者達の巣窟である。

自然発生的に出来る街であり、ジャイロ国内のどこに出来るかは、その都度に違う。
ジャイロ軍の査察などが入るたびに、その街にいた盗賊たちは散り散りとなり、
逃げ延びることが出来た者と、新たに国外から入ってきた者たちが集まって、また新たな『盗賊の街』が創られる。

裏の世界では有名な街であり、
この街のコミュニティーなどを当て込んで、国外から流入してくる者が後を絶たない。

比較的、ジャイロ政府の威光が行き届いていない場所に創られることが多い。

ジャイロ国外においても、治安が悪いなどの評判が立ってしまった地域には、このような街が自然発生的に出来ることがある。