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アルレッキーノ」を以下のとおり復元します。
*アルレッキーノ(あるれっきーの)
【PROFILE】
[[白金]]が[[フランシーヌ人形]]を笑わせるために造った自動人形、[[最古の四人]]の一人。 
武器でもあるリュートを爪弾いて[[ゾナハ病]]をばら撒き、全てを燃やし尽くす「緋色の手」を持っている。 
笑いの研究を重ねるうちに、人間に興味を抱き始め、知識をや経験を得ることへの好奇心がどの自動人形より強い。 
人の生が美しいのは儚く死ぬからだと説き、不死者の[[しろがね]]を醜悪な存在として蔑んでいる。 

サハラの決戦で[[加藤 鳴海]]に敗れ、破壊された体を回収されて[[フェイスレス]]の手によって新たな体で生まれ変わる。 
だがフェイスレスが最古の四人を愛していないことを知り、フランシーヌに酷似した[[エレオノール]]に付き従う。 
エレオノールに「人間を傷つけるな」と命令され、モン・サン・ミッシェル内でOに殺されかけていた[[生方 涼子]]と[[阿紫花 平馬]]を救う。 
命令を守っただけのことだったが、涼子に笑いかけられ感謝されたことから、アルレッキーノの思考に微かな変化が起こる。
その後、涼子から「力をかしてほしい」と頼まれるものの、前述の命令から逸脱していることを理由に一度は拒む。しかし、思考の微かな変化は、彼を思いもよらぬ行動に導くこととなる。
[[最後の四人]]の一人、[[ブリゲッラ]]の攻撃で、涼子が危機に瀕していたまさにその時、助けに駆けつけたのはアルレッキーノだった。滅びの美しさを説くブリゲッラに過去の自分を重ねたアルレッキーノは、「滅ぶのが美しいのではない。滅びを知ってもなお、自分の存在を肯定できる、その姿こそ美しい」と言い放つ。それは、かつて鳴海がアルレッキーノに言い放った言葉であった。この時点で彼の思考はすでに過去と大分異なっている。

ブリゲッラを何とか退けた後、エレオノール、鳴海らとともに最終決戦地へ向かう列車に乗り込む。道中、列車を襲撃しようとする最後の四人の気配を感じ取り、主と仰ぐエレオノールに迎撃のための暇乞いを進言する。エレオノールから「戦って、勝ち、そして必ず戻ってくるように」と命令されると、歓喜の表情を露わにし、涼子の祖父、[[生方 法安]]に木彫りの小鳥を涼子へ渡すよう託して出撃する。それはもう一度涼子の笑顔を見たいがために、アルレッキーノが自ら作ったものであった。

出撃したアルレッキーノは、ブリゲッラと再び対峙する。格闘技を得意とするブリゲッラに対し、遠距離攻撃用の技、「神を讃えよ」を使って追い詰めるものの、ブリゲッラの本来の戦闘能力である「ミサイル」の前にあえなく敗れる。しかし、この戦いが、後の鳴海とブリゲッラとの戦いで鳴海が勝利する鍵となる。

半壊したアルレッキーノは、同じく出撃して敗れた最古の四人の一人、[[パンタローネの]]の頭部を回収し、なんとかエレオノールの元までたどり着く。「必ず戻って来い」という命令に従って・・・
そこで見たものは、悲願であったエレオノール、すなわちフランシーヌの満面の笑みであった。
もはや、エレオノールがフランシーヌでないことを理解し、存在意義を失いかけていたアルレッキーノであったが、最後の最後で、本来あるべきだった自分の存在意義を満たせたのである。運命を感じた彼は「機械仕掛けの神もおわすらしい」とつぶやき、満足して笑顔のままパンタローネと共に機能停止した。

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