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95.音脈 - (2005/12/22 (木) 16:31:18) のソース

<解答1> 児玉

[auditory stream] 我われ人間の聴覚システムは、耳に入ってくる音に対して、それらをいくつかの単位・まとまりとして捉えるような秩序付けを行なっており、そのまとまりのことを「音脈」や「音事象」と呼ぶ。音脈とは「同一の音源から発し続けられ、時間的に一つながりに聴こえる音のかたまり(まとまり)」であり、音事象[auditory event]とは「ある時点において単一の原因によって生じた音」のことである。耳に入ってくる様々な音を混同せずに、それぞれ個々のまとまったものとして知覚するのは、いくつかの原理(ゲシタルト原理:近接の原理、共通運命の原理、よい連続の原理、類同の原理)が働いているからである。
→[[ゲシタルト原理>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/24.html]]
→[[次のキーワードに進む>http://www7.atwiki.jp/05ad3/pages/28.html]]

音脈の例   : 小川のせせらぎ、鳥たちのさえずり等。
音事象の例 : 時計の時報、犬の鳴き声(1回、2回と数えられるもの)。


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