「天狗になる」(2005/12/27 (火) 17:52:50) の最新版変更点
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*狡兎死して走狗烹らる
**こうとししてそうくにらる
中国の歴史書、史記から。
猟場の兎を捕り尽くしてしまうと、猟犬は不要となって煮て食われる。敵国が滅び脅威が去ると、優れた功臣ほど不安の種となり邪魔者扱いを受けるたとえ。
外敵がいなくなれば、不満は内部に向けられる。
できるやつほど発言には影響力があり、それが組織とそぐわない時には、どれだけ優れている部下でも、かえって優れているからこそ邪魔に思えてしまう。
だからといって、手を抜いて目立たないようにし、保身のために努力するというのは本末転倒である。
組織のリーダーであれば、走狗が走狗たるべく、新たな目標を示すことが重要だ。ましてやリーダー自らが走狗を煮ることがないように戒めなければならない。
蜚鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗烹らる(ひちょうつきてりょうきゅうぞうせられ、こうとししてそうくにらる)と続けて言う事もある。
「あれだけ実績があっても解雇とは、――とはこのことか」
*天狗になる
**てんぐになる
天狗は山の神とも妖怪とも。鼻が高いというのは自慢するという意味を持つが、天狗の鼻は高いといわれそれにかけたところから、高慢なことや自慢げな人を指す時に使う。
天狗になったからといって、修験道を極めたとか熊野の山中に出没するとかという意味ではない。
酒豪だからといって天狗になっていると、大虎になり、しまいには豚箱へ入れられるなんてことにも。
自慢をするのも鼻を折られない程度に。
「プロジェクトを成功させたとはいえ、――のも大概にしなさい」
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