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首輪【1】」を以下のとおり復元します。
<h2>首輪(1)</h2>
<p align="right">著者不詳</p>
<p>「…んっ…あぅ…嫌ぁ…」<br>
僕の肌を這うような、兄の舌の感覚に思わず声を出してしまった。<br>

それまでいやらしかった兄の表情が、みるみる怒りに染まっていくのがわかった。<br>

「おい…ペットが喋ってんじゃねえよ」<br>
そう言って、僕の首にはめられた首輪からのびる鎖を強く引っ張る。<br>

「うぐぅ…」<br>
首がしまり、反り返った形になる。同時に兄が僕の胸の突起物をつねった。「ひゃぁ!」<br>

痛いはずなのに、感じてしまう。<br>
「なんだ?こうしたほうが感じるのか?」</p>
<p>そう言って兄は僕の顔を覗き込む。<br>
「そっそんなこと!」<br>
恥ずかしい…本当はもっとしてほしい自分がいる。<br>
「そうか…じゃあ止めるよ。」<br>
「えっ?」<br>
驚いた。あの兄が僕のいうとおりにしてくれるなんて…<br>
「ふふっ。ホントはしてほしいんだろ?それならちゃんとお願いしなきゃな…?」</p>

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