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サーナイト・わざ構成論(じわじわ型) - (2006/05/14 (日) 00:03:07) の編集履歴(バックアップ)
サーナイト わざ構成論(ゆめくい型)
サーナイトのように優れたとくこうの種族値を持つポケモンを活かすには、純然たる打撃型の方が良い場合が多いものですが、それ以上に魅力的なわざを持っているのも、このサーナイトの特徴です。そこで、純粋なフルアタックや瞑想フルアタックではなく、別の方面からサーナイトを運営する方法を考えてみます。
1:催眠術+夢喰い
エスパーポケモンの最強のわざといえば、【サイコキネシス】を思い浮かべることも多いと思いますが、実はそうではありません。ずばり【ゆめくい】です。
【ゆめくい】とは、攻撃力100のエスパータイプのわざで、与えたダメージの半分を回復するというもの。サーナイトは【さいみんじゅつ】と同時に【ゆめくい】を覚えるので、この眠らせて【ゆめくい】というコンボにはうってつけだと言えます。
このコンボにあたり、気をつけなければならない点は3つあります。
まずひとつめに、【さいみんじゅつ】が適正に働くかどうか。
【さいみんじゅつ】は命中率が60のわざで、この確率では2回わざをかけて両方ハズすというのはわりと良くあることです。もし運良く相手をねむり状態にしたとしても、相手がカゴorラムを持っていたら即覚醒となります。そもそも、相手ポケモンのとくせいによってはねむり状態そのものにならない可能性もあるわけで、そういうポケモンには対処できないことになります。
ふたつめは、ねむり状態になったポケモンを回収されてしまう可能性です。
普通に考えれば、ねむり状態となり、ただタコ殴りにされるだけのポケモンを相手が場に残しておくとは考えられません。交換されてしまえば、こちらの【ゆめくい】は失敗します。つまり、相手にみすみす交換の機会を与えてしまう……というわけです。
最後に、【ゆめくい】そのものが効くかどうかも問題です。
エスパータイプのわざですから、そもそもあくに無効ですし、ATフィールドも貫通できません。そういった場合の対処も問題になってくるでしょう。
第1の問題点を考える
第1の問題点は、「【さいみんじゅつ】が効かない相手にどうするか」という点。
実は、眠らないポケモンについては対処のしようがありません。これに関してはもう、逃げの一手です。
第2の問題点を考える
「ねむり状態となったポケモンを回収されてしまう」という問題点について。
これを防ぐ最大の方法は【くろいまなざし】でしょう。これを覚えさせることはそれほど骨ではありませんが、問題はどのタイミングで使うかです。ねむらせた後では遅いですし、ねむらせる前に使うヒマがあるでしょうか?
しかし、「眠らせたら、相手は交換させる」という読みを働かせることによって、交換後のポケモンに【くろいまなざし】をヒットさせることは可能です。そのポケモンに【さいみんじゅつ】がかかれば、今度こそ餌食にすることができます。
第3の問題点を考える
「【ゆめくい】が効くかどうか」。
相手があくポケモンであれば、これはもう根本的に諦めるしかありません。しかし、そうでない場合、例えばいわやエスパーでダメージが1/2となる場合はどうなのでしょう。
【ゆめくい】は攻撃力100、サーナイトはタイプ一致で150です。ダメージ1/2であれば、攻撃力は75となります。実はこれは、3色パンチと同じ攻撃力なのです。そう考えれば、それほどダメージ1/2を気に病む必要もないのではないかと思います。
わざ構成を考える
残る2つのわざを何にするか……それは結局、サーナイトをどのように運用するかによるのだと思います。しかし、サーナイト1体で最低2体は倒せるような下地作りを目指して、「シンクロ伝染型ゆめくいサーナイト」をオススメします。
やりかたは非常に簡単で、とくせい「シンクロ」で、【ねむる】を伝染させるだけです。自分はカゴのみで覚醒してしまえばいいわけです。
確実に成功させるためにも、この場合は最初に【くろいまなざし】で逃げられないように足止めし、2ターン目に【ねむる】。3ターン目からゆっくりと【ゆめくい】で料理すればいいのです。もし相手が目覚めたらご愁傷様。次のポケモンには【どくどく】を仕掛けておけば面白くなります。
【どくどく】を持たせずに【さいみんじゅつ】を持たせるのもいいでしょうが、そこはポケモンの役割と相手によります。もしも【さいみんじゅつ】を持たせるのなら、いきなり【ねむる】をせずに、余裕があるうちに【さいみんじゅつ】で相手を眠らせておく(眠ればラッキー)という運用も求められることになりそうです。