スカ・ダンス ska dance
  • スカのリズムに合わせて身体を動かす、独特の踊り方。
  • 1950年代、サウンドシステムで、音楽に合わせて腰を振ったりお尻を振ったりして踊る行為が見られるようになった。当時は「ブルース・ダンス(blues dance)」と呼ばれ、これが現在のスカ・ダンスの由来となっている。

http://www.youtube.com/watch?v=h47cRqLlOpc


正しい踊り方

以下、Various Artist 『JAMAICA SKA』(atlantic sd8098/日本ビクターsjet545)の裏ジャケより抜粋。
1965年当時の文体をそのまま載せたので、一部読みにくい部分があります。

http://www28.atwiki.jp/wikiska/


スカ・ダンスについて

  • ステップはいたって簡単ですが、手振り、身振りが可なりオーバーでカッコいいスタイルが多いので、ダンス・マニアを魅了することでしょう。
  • 普通二人で相対的に離れて踊るようになっていますが、男女がならんで同じステップを行う場合もあります。

基本動作

この動作が、スカの特徴でこれをよくのみこめば、これから生れて来るいろいろのバリエイションもすぐマスターすることが出来ます。一口にいうと舟こぎの状態を想像して下さい。

つまり、
1.両足少し離して立ち、状態を前にかたむけるときは両足はピンと伸ばしかげんに、両手も伸ばす。・・・・拍子1,2
2.その足の膝を充分曲げる。この時上体は後ろに、そりかげんにして、両手は胸元近くへ手をにぎってそる。・・・・拍子3,4

この動作1、2、を繰返して音楽に乗るまで、充分練習することです。
丁度、舟の漕をにぎって前に後にこぐカッコウに似ていると思いませんか。

基本ステップ(1)

前述で身体の動かし方が分ったところで、こんどは、
1.左足で左構え開く、体重はかけない。上体は前に曲げて、両手は写真の如く両方に伸ばす。・・・・拍数1,2
2.右足え左足をもどす。膝を曲げ上体は後ろえそりぎみで、両手は前で交叉する。・・・・拍数3,4

基本ステップ(2)

1.左足で左構え、右手を写真の如く左足先え、左手は後ろに、上体は勿論前方え。・・・・拍数1
2.左足の後ろえT時型に右足のボールを近付ける。上体はそりかげんで、両手は胸の方に曲げて近付ける。・・・・拍数2
3.左足前方え膝を曲げて、同傾になる。・・・拍数3,4(休)
4.右足で右構え、左手を写真と反対の如く、右足先え、右手は後ろに上体は前方へかたむける。・・・・拍数1
5.右足の後ろえ、T字型に左足のボールを近付ける。上体はそりかげんで、両手は胸の方に曲げて近付ける。・・・・拍数2
6.右足前方え膝を曲げてステップ、その時右肩を下げ、右手も曲げ同傾になる、丁度3、の反対。・・・拍数3,4(休)

バリエイション

「キングストン・ヘッド・ロール」

基本ステップ(2)の第3で同傾になった時に男女の頬と頬、或は
ホホとホホを寄せ合う訳です。
したがって前半の1,2,3,では男子の左ホホと女子の右ホホであり
後半ステップの場合は男子の右ホホと女子の左ホホがふれあうことになる。

「ローイング」

基本ステップ(2)の場合の1,2だけで3、あるいは4、の場合に
①の両足重心から②、③の両足重心えジャンプ(飛ぶ)して、好きな方向え向うだけで上体及び、両手の動作は全く同じであります。つまりジャンピング・ステップということになります。

「ローイング・クロス」

ローイングと同じ動作ですが②の場合に左足を左え出せば、その足え重心を移してジャンプし右足を上げます。
次に右足を前に出せば、つづいてその足に重心を移してジャンプし、左足を上げることになります。
つまり、右足、左足でスキップする様なステップになる訳ですが、このステップを行ないながら男女が相対している位置をかえたり、或いはパートナーをチェンジしたりすることが出来ます。状態は基本動作に準じます。

以上のバリエイションのほかに、進歩的なダンス・マニアは、写真の様なカッコウや、
洗濯しているようなワッシュ、ワッシュ、又乗馬の騎手の様な動作を随所に用いて、
より面白いポーズをつくって楽しんでいる様です。

出典

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音楽用語
最終更新:2008年02月16日 23:06