渡航準備
- 日本からジャマイカまでの飛行機直行便はありません。チケットを買う際は、アメリカかカナダを経由する便になります。経由地で1泊しなければならないこともあるので、旅行日程を組むときは注意してください。
- 通貨は、日本で日本円をUSドルに立て替えて持っていくのが通常です。現地で日本円をJAドル(ジャマイカドル)にすることもできますが、レートは悪いし、両替場も少ないので、USドルが便利です。宿泊日数×100USドルを持っていきましょう。
- USドルは、現地でのタクシーの支払いに使えることもあります。特に観光客を相手にしている場所(土産屋、レストラン、モンテゴ・ベイ?の有料ビーチなど)では、JAドル(ジャマイカドル)に両替せず、そのまま使用できます。
- クレジットカードは、最低2枚持っていきましょう。VISAとMaster Cardの組み合わせが理想的です。買い物時に利用できるだけでなく、万が一のキャッシング、身分証明代わりにもなります。
- お金に関しては、盗難に遭っても大丈夫なように、万全の対策をしてください。管理人は、
1.小銭入れ(普段遣い用。US10ドル程度を入れる。)
2.札束入れ①(普段遣い用。クレジットカード1+その日使う分の小額紙幣を入れる。
高額紙幣は入れない。)
3.札束入れ②(カツ挙げに遭ったときに差し出すダミー用。US20ドル程度を入れる。)
4.首提げ(クレジットカード2+パスポートのコピー+その日使う分の高額紙幣+
緊急用にUS100ドル程度を入れる。)
5.腹巻(緊急用にUS100ドル程度を入れる。)
6.金庫代わりのケース(上記1-5以外の全額+パスポート原本+クレジットカード会社の
連絡先、カード番号と有効期限を書いたメモ)
の6つを持っていきました。また、キャッシングに行くときは、靴下の中にクレジットカードを入れ、万が一でもすぐに逃げれるように、手ぶらで移動しました。
- 公用語は英語ですが、日常会話程度のパトワ語は覚えておいて、損はありません。特に、Yahman, No Man, No Problemは必須です。
- 持ち物リストには、サングラス、日焼け止めクリーム(50+を推奨)を加えてください。管理人は、真冬の一月にピーチで焼いていたら、日射で顔を火傷し、顔中の皮がむけて、かさぶたになりました。
- 旅行用ビザでは、90日以上の滞在はできません。
- 出発前に、外務省の海外渡航情報を見ておいてください。
空港での注意
- 空港は、キングストン(Norman Manley Int'l)か、モンテゴ・ベイ?(Sir Donald Sangster Int'l、通称・サングスター)の、いずれかの空港到着になります。
- 入国審査を終えたら、まず空港内の両替所でUSドルをJAドル(ジャマイカドル)に替えます。宿までの交通費+US50~100ドル程度を両替しましょう。到着日が週末の場合は銀行で両替ができなくなるので、US100ドル以上を両替してください。
- 次に、荷物を宿におろすべく、すぐに移動します。ジャマイカ国営タクシーの"JUTA"(ジュタ)の目印を見つけてください。料金は、事前に必ず確認! キングストン(Norman Manley Int'l)であれば300~500JAドル程度、モンテゴ・ベイ?(Sir Donald Sangster Int'l)であれば150~300JAドル程度です。モンテゴ・ベイ?は、市内までの乗り合いタクシーもありますが、ジャマイカ渡航が初めての方は、トラブルになるだけなので、お勧めしません。
- 国際空港でトランジットして、ネグリル?やキングストン国内空港(Tinson Pen)に到着した場合にも、JUTAタクシーは必ずいます。
- 空港内は、タクシーの客引きが恐ろしく多い上に、しつこいです。荷物を担がれて、手を引っ張られ、勝手にタクシーに乗せられてしまったとも聞きます。そんなときは、強い口調で"No Man!!"と否定してください。
- ナンバープレートが赤色になっているのがタクシーですが、白いナンバープレートの車には絶対に乗らないようにしてください。親切そうな、人当たりの良い感じのジャマイカ人に限って、白タクドライバーだったりします。
- 宿に到着し次第、荷物を置いて銀行や両替所に行き、両替してください。
ジャマイカ国内での注意
- 滞在に当たっては、「目立たない」「用心を怠らない」「行動を予知されない」の3原則を守りましょう。ボロい服ほど、安全です。アクセサリーや腕時計は、身に付けるだけで奪われるものと心得てください。
- ゲットーには、好奇心で立ち入らないでください。現地の在住者でさえ、立ち入りません。
- 観光客を狙ったスリが後を絶ちません。注意してください。
- 不用意に話しかけてくるジャマイカ人は、絶対に無視してください。ビーチや市内中心部によく居ます。片言の日本語で話してきても、反応しないでください。
- ガンジャは、公共の場で吸うと、即逮捕・懲役刑です。
- 水は煮沸すれば飲めますし、料理にも利用できます。ただし、ミネラルウォーターを買うほうが無難です。
- ジャマイカのHIV感染者数は推定2万人おり、国民の140人に1人はエイズ患者です。みだりに大人の関係を結ばないようにしてください。
キングストン市内での注意
- ジャマイカの中でも、キングストンは別格で、治安は最悪です。特別な注意を払ってください。
- 夜間の一人歩き、夜間の女の子たちだけでの移動は絶対にやめましょう。
- 日中でも、キングストン在住者は歩行中にたびたび後ろを振り返り、誰も尾行してきていないかどうか確認するほどです。なるべく集団行動を心がけてください。
- ダウンタウンに近くなるほど、危険度は増します。具体的に、マックスフィールド・アベニュー南部地域、オリンピックガーデン地域、オーガストタウン地域、マウンテンアベニュー地域、トレンチ・タウンなどは、生きて帰ってこれない場所と思ってください。
- カメラは、常に隠してください。特に人通りの多いバスターミナル付近で撮影すると、寄ってたかってカメラを奪われることがあるそうです。
- キングストンは、銃社会です。流れ弾に注意してください。銃声が聞こえたら、すぐにその場から離れてください。
その他の都市での注意
- 2006年にキングストンの取締りを強化した結果、モンテゴ・ベイ?やネグリル?など主要都市での殺人事件や銃撃戦が増加し、特に外国人観光客の殺人事件や日本人の強盗被害が発生しています。
- モンテゴ・ベイ?では2006年の殺人事件の被害者は178人で、前年より約30%増加しました。ネグリル?でも、殺人事件が約20%、銃撃戦が約50%増加するなど、治安が悪化しています。
- 日本人観光客を狙ってホテルへの押し入り強盗事件も発生しています。
ダンスでの注意
- 必ず集団で、タクシーで行きましょう。
- 所持金は、500JAドル程度持っていけば充分です。
- はぐれないように、帰りの集合時刻と場所を同伴者と確認してください。ダンスの間も、必ず誰かの目の届く範囲で行動してください。
- 2006年9月には、日本人女性がレゲエダンス中に数人のジャマイカ人に拉致され、行方不明になる事件が発生しています。十分気をつけてください。
出国時の注意
- ジャマイカ人に「日本の友達に渡してくれ」と、荷物を渡されることがあります。この中にガンジャがまぎれていることが多々あるらしく、そうなると弁解の余地なく逮捕されてしまいます。不審な荷物は、捨ててください。
- アメリカ経由の場合、入国審査のときには警察犬がいます。身体や荷物からガンジャ臭がすれば、即アウトなので、気をつけてください。自信の無い方は、カナダ経由をお勧めします。
関連ページ
最終更新:2011年08月12日 16:27