072 少数の犠牲

  • 日時:1937年11月
  • 戦闘形態:中華民国軍遅延戦 対 日本軍進撃戦
  • 作製:Ed Mortimer
  • v6でアップデート
日本軍の苛烈な攻撃から中国軍は3ヶ月にわたって上海を防衛し続けた。30万以上の中国軍兵士と数えきれない民間人がこの3か月のうちに犠牲になった。そして1937年11月、ついに中国軍は上海からの撤退を強いられることとなった。撤退は順調にはいかなかった。民間人は日本軍の残虐行為の犠牲になることを恐れ、パニック状態で上海から逃げ出した―そしてそのパニックは中国軍兵士にも広がり、退却を完全な潰走へと変えてしまったのだ。
中華民国第1戦車大隊に所属する戦車を含む諸部隊からなる戦闘団は進撃する日本軍に切り込み、軍の後方部隊の退却―そして民間人の安全を確保せよとの命を受けた。彼らはこれが本質的に生還を期せない任務であることを理解していた。この遅滞行為が成功すれば中国軍は再戦を期すべくいつの日か再集結できるであろう―そして任務を達成できなかったときに起こるであろうことも彼らは理解していた。中国軍は日本軍の突進の前に粉砕されるだろう。日本はこの戦争に勝利するに違いない。どちらにせよ、この戦闘を経て生き残れる可能性は甚だ低いのだ。
我が中国軍は装備と兵力において優れ、対する日本軍は指揮と練度において我らに勝る。だが、我らにはあるのだ、優れた指揮官たる、あなたが。
この遅滞/進撃戦シナリオはどちら側でもプレイ可能です。ですが、日本軍でプレイする場合は完全勝利のみを勝利とカウントします。
史実では中華民国第1戦車大隊は成功をおさめました。彼らは全ての戦車とほとんどの人員を失いましたが、日本軍の大攻勢を止め、中国軍がそのほとんどの退却に成功するだけの十分な時間を稼いだのです。

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最終更新:2014年03月10日 10:09