空挺降下作戦「NiWi」

  • 対戦日時:1940年5月10日
  • 戦闘形態:ドイツ軍進撃戦 対 ベルギー軍遅滞戦
  • 作成:C. H. Bonnesen
アルデンヌを通る第1・第2装甲師団の前進を容易ならしめるため、ドイツ軍はヌフシャトー(Neufchateau)とバストーニュ(Bastogne)を結ぶN85に沿って伸びるベルギー軍の連絡線・加えてN85から二つの師団が突破する国境までのびる道を切断するべく二つの小部隊を敵戦線深くへ空挺降下させることを決定した。

ドイツ軍の空挺部隊はすでにすべて違う任務にあてられていたため、この任務はグロースドイチュラント歩兵連隊の第10・第11中隊、加えて突撃工兵に与えられた。不運にもドイツ軍の輸送機もすべて別の任務にあたっており、2個中隊はフィーゼラー・シュトルヒ連絡機に1機に2人づつ(加えてパイロット1人)でアルデンヌ上空を輸送されることになった。増強中隊2個を目標地点に送り込むのに各機は3往復することになったのである。

この作戦は部隊が降下した二つの村、ニーヴ(Nives)(北部集団)とヴィトリー(Witry)(南部集団)から「NiWi」と呼称された。

1940年5月10日早朝、フィーゼラー・シュトルヒはドイツ、ビットブルクの小飛行場を飛び立ち、ルクセンブルク上空を通って飛行した。高度15~30メートルを飛行したため、方向を見失い、結果として第一波は目標地点からはるか離れたところに着地する羽目になった。

このシナリオでは北方集団の第二波の勇戦に焦点を当てる。彼らは1940年5月10日の朝8:05に降下したが、彼らを出迎えるものは誰もいなかった。この不運にとらわれることなく、オーバーマイヤー中尉はすでにニーヴに降下していた2個小隊を集結させニーヴ市を奪取、N35沿いにあるロジエール・ラ・プティット(Rosiere les Petite)へと向かった。

この地域はアルデンヌ軽歩兵連隊の部隊が巡回しており、侵入者に対して午後の間数回の攻撃を仕掛け、そのあとすぐにフランス第5軽騎兵師団の前衛部隊がこれに加わった。

史実を述べれば、戦闘はオーバーマイヤー中尉率いる部隊のN85の陣地からの撤退で終わった。しかし彼らは第2装甲師団がアルデンヌを突破するのに十分な時間連合軍を拘束し、翌朝の5月11日には第2装甲師団の前衛部隊がオーバーマイヤーの部隊を回収した。

南方集団は国境のボダンジュにいる第1アルデンヌ猟兵連隊の前衛部隊とその司令部の間の連絡線の切断に成功したものの、それは第1装甲師団に深刻な悪影響を与えることになった。国境のベルギー軍部隊は大攻勢のおこることを決して予期してはいなかったが、ドイツ軍を遅滞し、退却戦を指揮しようとした。だが、ボダンジュの部隊への命令を携えた伝令は「NiWi」の部隊に阻まれ、ボダンジュの部隊は自らの退却路が遮断されたと判断、徹底抗戦に打って出たのである。彼らは第1装甲師団を19:00まで遅滞させるという大戦果を挙げた。

注:このシナリオではフィーゼラー・シュトルヒがグライダーに置き換えられ、これらは1ターン終了時に降下を行います。1ターン目は飛ばしてください。

translated by tokiedian
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最終更新:2014年07月19日 07:47