誇り高き新星

  • 対戦日時:1942年10月24日
  • 戦闘形態:イギリス軍 対 ドイツ軍遭遇戦
  • 作成:Bill Wilson
エル・アラメインの戦いが始まった。第2装甲旅団は第2ニュージーランド師団を通過し、西へと進軍していた。その先導を成すのが第2近衛竜騎兵大隊、その名よりも「女王陛下の月桂冠」でよく知られる部隊である。

合衆国陸軍の「M4中戦車」という堅苦しい符号で知られるシャーマン戦車はここ数年にわたって「死の罠」とか「ロンソンライター」などどいう不公正な評判を得てきた。確かにM4の初期の設計は第2次世界大戦の戦場にはそぐわないものであったが、シャーマンが最初に登場したとき、この戦車は北アフリカの戦場で最高の戦車になり、イギリス軍はこれが天からの授かりものであることに気付いたのである。

レンドリースのシャーマン戦車の第一陣がエジプトに到達したのは1942年10月である。イギリス軍第1装甲師団では「月桂冠」が新式中戦車を受領した。「月桂冠」にはシャーマン戦車での敵戦車―特に、戦闘で鍛えられた第2装甲師団第8戦車連隊のベテラン兵達―との最初の会戦という名誉が与えられた。

会戦は2000ヤードの距離で発生した。ドイツ軍は数台の戦車を失った後、北へと撤退した。

ドイツ軍にとっては新式戦車の登場は物質的優勢と高度に組織化された兵站の勝利で早急に事が決してしまう砂漠の戦争において歓迎すべからざる要素であった。シャーマン(「誇り高き新星」)にとってはこの会戦が30年以上にわたる様々な国での軍歴の始まりとなった。

出典:Hunnicutt著「Sherman Medium Tank」

translated by tokiedian



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最終更新:2014年07月16日 02:07