Battle01
[任務]
ハルハ川東岸への敵越境攻撃の排除
【作戦】
川の東側は真平らな平地、西側は起伏のある地形、川の向こうにあるVP……導き出される答えはひとつ!越境攻撃だ!
まず前提として、これはジェネレーテッド キャンペーン、つまり敵は何も配慮したりせず戦車だの何だのを出せるだけ出してくることでしょう。
一方こちらは戦車どころか機銃しかない装甲車5両、最大火砲は20mm、そして騎兵中隊と歩兵小隊(+)だけです。
真正面から衝突すれば、間違いなく踏み潰されるでしょう。
しかし、こちらにあって相手には無い物が一つだけあります。部隊全てが高い機動力を持っているという強みを生かし、
迂回・分断・側背面への攻撃によって戦えば、勝利は無理でも決定的な破局は避けられるかもしれません。
勝機はただ一つ、敵を歩戦分離して、敵戦車のいない所で戦うしかありません。
その為には越境も止むを得ないでしょう。外交的状況に配慮して越境せずなんてやってたら間違いなく壊滅です。
MAP北端川沿い東側の地形に隠れ、敵の装甲戦力が越境したタイミングでこちらも渡渉し、渡渉を終えていない敵歩兵を全軍で襲撃、撃破します。
敵の戦車に対しては地形を活用し、できる限り交戦を避けたい所です。
Q.敵戦車が突出する事前提だけど、そうじゃなかったらどうするの?
A.がんばって
[配置]
全部隊を一括運用
【戦闘経過】
[序盤]
開始と同時に全速全進、予定通り最初の数ターンで川沿い北端の地形に隠る事には成功しました。丘の向こうを覗いてみると……
いるわいるわ、丘のすぐ後ろには大量の歩兵と戦車です。
しかし予想通り敵歩兵は戦車に置いていかれつつあり、暫く待てば両者は勝手に分断してくれるはずです。
重要なのはタイミング。早ければ分断しきれずに戦車との戦闘をする羽目になりますし、
遅ければVPを踏み終わって敵戦車の動きがフリーになってしまいます。
[中盤]
敵戦車が川を渡ったら、いよいよ機動開始です。
装甲車を南に押し出し、装甲車と機関銃で頭を下げさせ、その間に騎兵と車両隊が煙幕を張って渡河します。
装甲車と機関銃による連携は上々、しかし中々万事上手くはいかないもので、
できる限り敵と距離を取りたいが為に騎兵と車両隊が北端僅か2HEXに密集して渡河を行った結果、遅々として渡河が進まない状況に陥ってしまいます。
密集した部隊は敵から見ればいい的で、一度射撃を受ければ全部隊が巻き込まれ、煙幕を張ってもあっという間に消えてしまい、中々前に進めません。
しかしここで天佑!敵の迫撃砲による煙幕が丁度渡河点に降り注いだのです!このおかげで敵の射線を完全にシャットアウト、撃たれる心配はありません。
おかげでトラック2両が故障しただけで無事に渡河する事が出来ました。
最初に渡河を終えた騎兵中隊は、92式装甲車と機関銃の援護の下、敵歩兵を殲滅にかかります。
北から装甲車が頭を下げさせ、機関銃が制圧。どうにも出来なくなった敵に西から騎兵が突進し、確実に数を減らします。
ほぼ無傷で敵の歩兵おおよそ2コ中隊程度を包囲殲滅し、気分よく予定通りの南下を開始します。しかし、ようやくここである事に気がつきます。
南下すれども敵歩兵はおらず、少しばかりの迫撃砲陣地があるだけ。真っ赤に染まったVP群。そして川の向こう、遥か東に見える敵戦車。
そう、敵はもう行ってしまったのです。
[終盤]
撃破すべき敵歩兵は遥か東、しかし途方に暮れている訳にはいきません。この状態で出来ることは何か?
考えてみれば、敵は川の遥か東、そしてVPはいずれも川沿いです。つまりこれはVPを確保するチャンス!
配置についていざVPを踏むと、東から10両以上の敵戦車!特に北は取り逃がした歩兵約1コ中隊も随伴しています。これはまずい!
北側は対戦車兵器も無く、騎兵小隊と機関銃班がそれぞれ1コずつあるだけです。
こうなれば対戦車兵器が無いからといって黙ってはいられません。機関銃だろうと小銃だろうと、撃てる武器で撃てる敵を撃ち、敵の進撃を食い止めます。
機関銃と装甲車は敵の歩兵を片っ端から撃ちすくめ、歩兵はせめて抑圧を与えようと、突出した敵戦車にあらゆる火器を撃ち込みます。
自動砲が何とかして敵戦車を撃破しようと撃ち続ける一方、騎兵は陣地に突入してきた敵戦車に肉薄し近接強襲を仕掛けます。
しかしどうあがいても敵戦車は止まりません。万事休す、もはやこれまで……
【結果】
スコア 1273:451(MV)
日損害:Men25、Art0、SV0、APC0、AFV2、Gli0、Air0。
ソ損害:Men256、Art7、SV0、APC0、AFV3、Gli0、Air0。
コア損害:2×Type 92(C0/C2)
1×Isuzu type 94(L5)
【感想】
終了ターンに救われました。後数ターン終了が遅かったら、敵の戦車が南のVPに突入して、陣地が蹂躙されて損害が一気に増加していたことでしょう。
作戦自体は大成功でした。迂回、後方襲撃、陣地を構築して敵の攻撃を強要……全てが上手くいき、状況も錬度も圧倒的にこちらが有利でした。
もし、ATRの代わりに対戦車砲、たとえ37mmでも対戦車砲があれば。
もし、装甲車に戦車砲、たとえ37mmでも徹甲弾を撃てる砲があれば。
損害を皆無にする事すら出来たでしょう。怖いのは敵戦車、特に戦車砲を備えたBTやT-26だけでした。
自動砲もBT戦車を撃破するなどよく頑張ってくれましたが、BTですらたとえ垂直でも数百mにまで寄って来なければ貫通できず、
それ以上の装甲を持った敵には近接強襲を仕掛けるしかありません。
まともな対戦車戦闘能力が無ければ、これから先の戦場ではまともに戦う事は困難でしょう。
最終更新:2014年07月13日 11:48