硫黄島:上陸
- 対戦日時:1945年2月19日
- 戦闘形態:合衆国海兵隊 対 日本軍防衛戦
- 作成:Dick (Boomer) Burleigh
歴史的背景:硫黄島は日本国東京から約700マイルの北太平洋に浮かぶたった8平方マイルの大きさしかない火山島である。1945年初頭、硫黄島は接近する連合国軍の爆撃機の攻撃を防ぐための日本軍の戦闘機中隊数個に利用されていた。硫黄島を奪取することによりいやらしい戦闘機の攻撃を終わらせ、日本から帰還してくるダメージを受けた爆撃機の安全な避難場所を得ることができるのである。南・中太平洋の南国の島々とは異なり、硫黄島は荒廃した硫黄の臭いのする荒野であった。火山灰でできた黒い砂浜と砂岩の洞窟は日本軍から硫黄島の支配権をもぎ取らんと派遣されてきた合衆国海兵隊にとって予期せぬ、そして大きな犠牲を払うこととなる障害物であることが証明されることとなる。
硫黄島を奪取せんと陣地に拠る27000名の日本軍に対し70000名の海兵隊が送られた。硫黄島のマップはSPWW2のスクリーンにぴったりだったものの、その本当の大きさと戦闘部隊の複雑さはゲームの制限内ではうまく表現できなかった。反撃の熾烈さもそうである。このシリーズでのシナリオの意図はこの島での35日間の戦いの中で起こったいくつかの著名な戦闘の本質と「雰囲気」を表現することである。
最初のシナリオは硫黄島への攻撃の初日を描写する。最初の数分間海岸は比較的静かであり、第4・第5海兵師団の海兵隊員たちは上陸への抵抗はないのかもしれないと考えた。そうではなかった。地下の洞窟とトンネルからなる重度に要塞化された日本軍陣地は事前砲撃の影響を受けていなかったのである。最初に上陸した兵たちの特筆した静かな数分間は日本軍が防御壕から現れ銃砲撃を集中するやいなやかき消された。海兵隊員は海岸に閉じ込められ、大混乱になった。
作成者よりの注:
これは大規模で複雑なシナリオです。簡単だとは思わないでください。海兵隊の車両や徒歩の歩兵ですらも硫黄島の海岸の黒い砂を通り抜けるのに非常な困難を味わいました。この問題はこのシナリオでもよく描写されています。近接した砲兵・航空支援に気を付けてください。このシナリオでの勝利ヘクスの位置は海兵隊が攻撃初日の日の入りまでに前進できた実際の位置を表しています。より小規模で単純な戦闘初日のシナリオは「分断(Sever the Head)」、あるいは
ユーザーキャンペーンで楽しむことができます。
合衆国海兵隊側でのプレイを想定して作られています。そこにあった全ての人たちに捧げます。
最終更新:2014年08月16日 13:48