硫黄島:挽肉製造機
- 対戦日時:1945年3月
- 戦闘形態:合衆国海兵隊攻撃戦 対 日本軍防衛戦
- 作成:Dick (Boomer) Burleigh
硫黄島の大日本帝国軍防衛部隊は栗林忠道中将の優れた指揮の下島中央部の台地を横断する縦深防御帯を構築していた。本山第2飛行場北の盛り上がった砂岩の高地がこの要塞の背骨を形成していた。日本軍は天然の洞窟をトンネル網で接続し更にコンクリートでこれを補強していた。個々のコンクリートで補強されたライフル壕、バンカー、トーチカ、コンクリートで埋められた戦車は射撃範囲が重なるように注意深く隠蔽されて配置されていた。合衆国海兵隊がじりじりと北へと進撃している際に第2飛行場を見下ろす高地の地域は「挽肉製造機」として知られるようになった。
このシナリオは1945年2月28日から3月3日の間硫黄島で行われた戦闘を時間を圧縮、より単純化して表したものである。3個重海兵隊師団が横に並んで前進した。第5海兵師団は西の海岸に沿って進撃、第4海兵隊は右翼を進撃した。第3海兵師団は本来予備として選定されていたが、第4・第5海兵師団の間の中央を支援するため戦闘へと投入された。臨時に指揮下に入った工兵と戦車大隊で増強されたこれら海兵隊師団は栗林将軍の挽肉製造機を突破して前進した。1日での進撃距離は50ヤード以下にまで限定されることもあった。貴官は3つの各師団からそれぞれ1個大隊づつの指揮を執ることになる。この戦闘の全容を把握するため、貴官は自軍側面にそれぞれ1個づつ、後方に1個づつ大隊がいると想像しなければならない。本山集落を奪取し第2飛行場北の高地の支配権を確保せよ。
合衆国海兵隊側でのプレイを想定して作成。
そこにあった全ての人々に捧ぐ。
最終更新:2014年08月18日 15:25