スイッチャーまたは
シャンターとは、入換用機関車のこと。
米国では主にスイッチャー、英国では
シャンターと呼ぶ。日本では入換機関車など。
概要
スイッチャーは主に貨物ヤード、操車場、ターミナル駅などにおいて、客車や貨車を本線上走行できるよう組成し、ターミナル駅に到着した旅客列車を車庫へ引き上げ、貨車を工場の引き込み線に入出さる等のいわば入換作業を行うための機関車である。これら入換のことを米国ではスイッチング、英国ではシャンティングというため、それらを行うものという意味でそれぞれスイッチャー、シャンターと呼ばれる。
その用途から、最高速度は低くトルク重視の設計になっていることが多い。また現在はほとんどが
ディーゼル機関車であるが、一部では
電気機関車を使用している国もある(主にスイス)。また前後の方向切替を頻繁に行うため、どちらの方向にでも対応できるように運転台は真ん中もしくはどちらか片方一か所なものが多い。この場合どちらの方向でも見通しを良好にするため、フードは運転台より低いのが一般的である。
支線で短い列車をけん引するのにつかわれることもある。
ドイツとアメリカのスイッチャー
関連項目
最終更新:2017年02月16日 22:18