基本情報 |
運用会社 |
日本国鉄 JR東海 JR西日本 |
製造年 |
1964年~1986年 |
製造数 |
3216両 |
運用開始 |
1964年 |
引退 |
2008年 |
性能諸元 |
編成 |
4・6・8・12・16両 |
最高速度 |
220km/h |
電気方式 |
AC25000V 60Hz |
制御装置 |
いずれも東芝製 1~3次車:CS21 4~15次車:CS21A 16~21次車:CS21B 22~38次車:CS46 |
制御方式 |
低圧タップ制御 |
台車 |
DT200形 |
軌間 |
1435mm |
概要
1964年の東京オリンピック開催に向けて整備された、東海道新幹線用の車両として開発された、日本初の高速鉄道車両。
1964年から1986年まで、1~38次車、延べ3216両が製造された。世界で初めて時速200kmを越える速度で営業運転を成し遂げた車両。
シンプルな白い車体に青い帯、旅客機のような丸い先頭形状は、スピード感と近未来感を与え、「新幹線」のイメージを定着させた。
開業当初から東海道新幹線、山陽新幹線と44年間、0系を0系で置き換えながら走り続け、2008年に営業運転から退いた。
車体
時速200kmで電車を走らせるというのは当時は前代未聞の事で、安定走行を考慮して車輪は大きく、安全面、信頼性のために搭載機器も大きく重量だったため、従来車とは比べ物にならない大きさと重量となった。そのため車体は様々な鋼材を使い分けることで極力軽く作られた。
そして女性ファンも実は多いその丸みを帯びた可愛げのある先頭形状は、ジェット機の機首を参考に、空力特性を考慮した形となった。また、先端の丸い部分は中に連結器が収納されており、緊急時の回送用として備え付けられている。
大きな目のような前照灯は、尾灯兼用となっており、方向転換時に赤いフィルターを被せて点灯させることで尾灯として使用した。
機器
走行中に故障しても上り勾配で一定速度を得るために、すべての車両が電動車となった。これは後の新幹線車両にも踏襲されていく。
定格出力185kwの直流直巻電動機を1両に4台、16両編成だと64台、計11840kwというとんでもない出力が、時速200km超えを実現していた。この電動機は当時のカルダン駆動の電車用モーターとしては最高出力だった。
制御方式
交流25000Vを変圧器で降圧し、巻線にタップを設けて巻数を変化させ、その先の整流器で整流し直流電源として、電動機へと流す
低圧タップ制御を採用した。
整流器は、当時の交流
電気機関車や交流電車で実績のあったシリコン整流器を搭載した。
変圧器の2次巻線側に設けられるタップは、主制御装置のカムで切り替えて、電動機にかかる電圧を全25段で調整している。これらの装置は2両に分けて搭載され、2両で1ユニットとしている。なので、1両おきに同じ装置が搭載されているという事になる。
また、0系は発電ブレーキも搭載されていて、約50km/hまでは発電ブレーキ、それ以下になると空気ブレーキへと切り替わる。
ブレーキ用に抵抗器と主制御器があり、17段で制御される。
模型について
メーカ名 |
品番 |
製品名 |
軌間 |
縮尺 |
電源 |
購入場所・サイト |
状態 |
金額 |
KATO |
4090 |
不明 |
9mm |
1/150 |
DC |
ホビーランドぽち秋葉原店 |
ジャンクばら売り品 |
1500円 |
最終更新:2017年03月18日 18:52